三井住友・DC新興国株式インデックスファンド・コスト高でリターンも低い

三井住友・DC新興国株式インデックスファンドは、MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)をベンチマークとする新興国株式インデックスファンドです。2011年4月18日より確定拠出年金(DC)専用ファンドとして運用が始まりました。

三井住友・DC新興国株式インデックスファンド


その後、2015年9月18日より三井住友インデックスシリーズの中の新興国株式ファンドとして、一般向けにネット証券でも購入できるようになりました。(ファンド名にDCが付いていて紛らわしですが、一般向けとして購入可能。

2019年2月26日には、信託報酬が設定当初の年0.56%(税抜)から年0.34%(税抜)に引下げられています。


(2019年3月9日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


三井住友・DC新興国株式インデックスファンドの基本的情報

このファンドの基本情報

項目 内容
購入単位 証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券では100円より購入可能。
信託報酬 年率0.34%(税抜)
信託財産留保額 なし
運用期間 無期限
決算 年1回(11月30日)。設定来一度も分配金を出さずに効率よく運用されています。
運用会社 三井住友アセットマネジメント株式会社
為替ヘッジ なし

「エマージング株式インデックス・マザーファンド」にファミリーファンド形式で投資しています。現物株だけでなく、株価指数先物取引上場投資信託(ETF)を使うこともあります。

三井住友・DC新興国株式インデックスファンド ファミリーファンド方式構造


このファンドのポートフォリオなど

新興国株式計845銘柄に投資。資産構成比率は以下の通りです(2019年1月31日時点)。株式に44.6%、先物には55.6%と、半分以上は先物に投資しています。

三井住友・DC新興国株式インデックスファンド 資産構成比率


組入上位10ヶ国、10業種の構成比率はそれぞれ以下の通りです。

三井住友・DC新興国株式インデックスファンド 組入上位10ヶ国、10業種の構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。組入4位は、MSCIロシアETF、組入9位はMSCIカタールETFと、ETFを利用しており、純資産が少ない中、信託報酬が二重にかかってもなんとかインデックス運用をしようとする努力が見て取れます。

三井住友・DC新興国株式インデックスファンド 組入上位10銘柄の構成比率



三井住友・DC新興国株式インデックスファンド、管理人の感想と評価

純資産の増加と共に先物比率を引下げ、実物運用比率アップへ

三井住友・DC新興国株式インデックスファンドは、DCだけでなく一般でも購入できるようになった2015年9月時点では、インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式(信託報酬0.55%)に次ぐ、信託報酬の2番目に低い新興国株式インデックスファンドでした。

当時はマザーファンドの規模もまだ小さかったため、現物株に直接投資するのではなく、株価指数先物取引100%にて運用を行っていました。

実際、2015年6月30日時点では、以下のようにMSCIエマージング・マーケット・インデックスへの連動をめざす株価指数先物を利用した米ドル建て国債2銘柄にのみ投資していました。

三井住友・DC新興国株式インデックスファンド 2015年6月30日時点での投資対象


そのため、先物特有のコスト(主にコンタンゴによるロールオーバーコスト)がかかり、ファンドのリターンは指数よりもかなり下回っていました。

その頃の運用報告書にも「純資産総額が増加すれば実物運用を検討している」と記載されており、実際に、現時点では実物運用が約45%、先物は約55%となっています。純資産の増加と共に、次第に実物運用比率を上げてきていることが分かります。


コストの高さと先物運用の影響でまだ低リターン

ただし残念な事に、リターンは信託報酬の低い他のインデックスファンドに劣っています。以下の2ファンドについて、下記グラフが2017年8月からの約1年7ヵ月のリターン比較です。

・三井住友・DC新興国株式インデックスファンド(信託報酬0.34%):+0.32%(グラフオレンジ線
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス(信託報酬0.189%):+2.78%(グラフ赤線

三井住友・DC新興国株式インデックスファンドとの過去1年7カ月のリターン比較グラフ


過去1年7カ月で約2.5%もリターンに差があり、本ファンドの購入価値は無い状態です。2019年2月26日に信託報酬が設定当初の年0.56%(税抜)から年0.34%(税抜)に引下げられましたが、より信託報酬の低いインデックスファンドがあり、中途半端な印象はぬぐえません。

ご自分のアセットアロケーションの新興国株式部分は、上記で紹介したeMAXIS Slim 新興国株式インデックスなどの新興国株式インデックスファンドを選べば良いでしょう。



三井住友・DC新興国株式インデックスファンドの購入先

三井住友・DC新興国株式インデックスファンドは販売先に無関係にノーロードです。購入できる証券会社・銀行は下記の通りです。

フィデリティ証券SBI証券楽天証券カブドットコム証券マネックス証券松井証券、エイチ・エス証券、極東証券、長野銀行


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