三井住友・DC外国リートインデックスファンド・・・これは当面様子見

三井住友・DC外国リートインデックスファンドは、S&P先進国REIT指数(除く日本)(配当込み)をベンチマークとする、海外リートインデックスファンドです。

三井住友インデックスシリーズの1つとして、三井住友・DC日本リートインデックスファンドと共に、2016年9月23日に設定されました。

三井住友・DC外国リートインデックスファンド


DC(確定拠出年金)とファンド名に入ってはいますが、もちろんネット証券で一般購入できます。信託報酬が年0.28%(税抜)と、コストが非常に安い海外先進国リート(不動産投資信託)インデックスファンドです。

(2017年2月7日更新)


 


三井住友・DC外国リートインデックスファンドの特徴や基本情報

購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券では最低500円より積立購入可能。
信託報酬年率0.28%(税抜)(純資産が200億円未満時)
 純資産が200億円以上500億円未満部分は年率0.27%、500億円以上1000億円未満部分は年率0.26%、1000億円以上の部分は年率0.25%。

信託財産留保額:なし
決算:年1回(2月25日)
資産配分比率:日本を除く先進国リート計319銘柄に投資(2017年12月29日時点)

組入上位10ヶ国の国別構成比率は以下の通りです。

三井住友・DC外国リートインデックスファンド 組入上位10ヶ国の国別構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

三井住友・DC外国リートインデックスファンド 組入上位10銘柄の構成比率


償還日:無期限
運用会社:三井住友アセットマネジメント株式会社
為替ヘッジ:なし


外国リート・インデックス・マザーファンドファミリーファンド方式で投資します。

三井住友・DC外国リートインデックスファンド ファミリーファンド方式構造



三井住友・DC外国リートインデックスファンド、管理人の感想や評価

かなりの低コストが特徴だが、現時点でのコスト最安値ではない

先進国リートインデックスファンドとして、信託報酬が年0.28%(税抜)と非常に安く高く評価できます。しかも純資産200億円以上の部分は純資産増加に合わせ、さらに信託報酬が引き下げられる低コストさが売りです。(純資産1000億円以上は年0.25%にまで低減)

投資信託のリターンを削るのは、コストです。低コストであることは、それだけでその分、確実にリターンが高くなり、あなたの利益が増えます。

本ファンド登場前は、海外リートファンドとしては2016年9月8日に設定されたばかりのiFree 外国REITインデックス(信託報酬0.31%)が、同じS&P先進国REIT指数(除く日本)(配当込み)をベンチマークとする海外リートインデックスファンドとして信託報酬最安でした。

そのわずか15日後に三井住友・DC外国リートインデックスファンドが信託報酬最安の座を奪っています。しかし現状では、以下の3ファンドが国内最安のコストレベルであり、一位の座を明け渡した格好になっています。(カッコ内は税抜きの信託報酬)

Smart-i先進国リートインデックス(0.20%)
<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックス(0.27%)
たわらノーロード 先進国リート(0.27%)


ただし、上記のうちニッセイのファンドについては新興国リートも含んだファンドになっていますので、その点はご注意ください。ご自身のアセットアロケーションとの兼ね合いで、ニッセイにするのかそれ以外にするのかを決めると良いでしょう。



ベンチマークとの乖離(かいり)が大きく、当面様子見だと思います

ところで、本ファンドのJリート版である三井住友・DC日本リートインデックスファンド同様に、運用目標であるベンチマークに対して、理由が分からない乖離が起きているようです。比較したのは、以下のファンドです。(カッコ内は税抜き信託報酬)

たわらノーロード 先進国リート(0.27%)
iFree 外国REITインデックス(0.31%)
野村インデックスファンド外国REIT(0.55%)

三井住友・DC外国リートインデックスファンドがベンチマークと乖離


なんと、本ファンドよりもコストが大幅に高い野村のファンドよりも、わずか1年強の短期間で、1%以上もリターンが悪くなっており、せっかくの低コストの意味が無くなるほどの状態です。

何故なのか、運用報告書にも特に何も書かれていないので、理由は全く分かりません。もしかしたらマザーファンドの規模が小さすぎて運用が安定しないのではないかと思い、マザーファンドの純資産総額をチェックしてみました。

ファンドの名称 純資産総額 左記の日付 マザーファンドの名称
三井住友・DC外国リートインデックスファンド 40億円 2017年2月27日時点 外国リート・インデックス・マザーファンド
たわらノーロード 先進国リート 181億円 201710月12日時点 外国リート・パッシブ・ファンド・マザー ファンド
iFree 外国REITインデックス 0.8億円 2016年11月30日時点 ダイワ・グローバルREITインデック ス・マザーファンド
野村インデックスファンド外国REIT 204億円 2017年9月29日時点 海外REITインデックス マザーファンド


iFree 外国REITインデックスのマザーファンドなどは上記の時点で1億にも満たない規模なのに、確かに野村やたわらノーロードよりもややリターンが悪くなっていて、多少の不安定さが垣間見えるものの、三井住友のように顕著に「変だな」とまでは感じません。

以上より、せっかくの超低コストを活かしきれない三井住友・DC外国リートインデックスファンドへの投資は、乖離の問題が解消されたと判断できるまで、見送りとするのが妥当なのではないかと思います。

当サイト管理人は、SBI証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)口座で、三井住友・DC外国リートインデックスファンドへ投資しているので、残念な気持ちになります・苦笑。

SBI証券では三井住友以外に、日本を含まない先進国リートに投資できるインデックスファンドとしては、コストが倍になってしまう野村世界REITインデックスファンドDCが選択肢です。




コストは高くても上記のようにリターンは本ファンドよりも良いので、近いうちにスイッチングをしようと思います。高コストのファンドにスイッチングするのは、初体験ですね。

なお、同時にEXE-i グローバルREITファンドも掲載しておりますが、こちらはベンチマークが異なるので、あくまで参考です。おまけに日本も含んでいるので、日本のリートを除外した海外のリートに投資したい管理人は、投資の選択肢から外れます。



実物不動産を用いた海外不動産投資なんて、やらなくても良い時代

ところで、三井住友・DC日本リートインデックスファンドのページにも書いた通り、不動産投資熱が、非常に行き過ぎたところまで行ってしまっている感があります。

その最たるものが、海外不動産投資です。ほとんどの人が一度も暮らしたこともない国に、多くて数回、大半の人が1,2回程度の物件見学ツアーに出かけて行って、買ってしまいます。恐ろしい事に、プレビルドと言って、まだ完成していない物件を買う始末です。

このあたり、スリランカ不動産投資のメリットデメリットなどのページも参考にして頂きつつ、冷静に考えてほしいなと思います。あるいは午堂登紀雄氏の海外不動産投資はどうなん?あたりを読んでいただきたいですね。

海外リートファンドを使った海外不動産投資


海外不動産投資なんて、富裕層が資産のごく一部を振り向ける類の投資法です。一般のサラリーマンがやるようなものではありません。

現地に見に行くだけで10万円単位の金が飛び、客付けするために家具一式を全て自腹で揃え、物件の修繕や管理や客付けに半端ない苦労をして、いったいトータルでどれだけ余計なコストを支払うか分からないようなものには、ビンボー人は投資すべきではありません。

もしもどうしても海外不動産投資をやりたいならば、まさに本ファンドのような超低コストファンドを使って、SBI証券の投資信託定期売却サービスを活用すれば、実物不動産投資のリスクをほとんど除去しながらも、それと同様の投資成果を享受できるのです。

どうせ海外不動産投資には、ほとんど銀行融資は使えません。現金決済が基本です。だったら最初からリスクがどの程度あるのか判定しやすい、上記までにご紹介したような海外リートのインデックスファンドを活用するほうが、はるかに賢明でしょう。



三井住友・DC外国リートインデックスファンドの購入先

三井住友・DC外国リートインデックスファンドは、以下証券会社にてノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券マネックス証券松井証券

証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 


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