三井住友・ロシア株式オープンの評価

三井住友・ロシア株式オープンは、MSCIロシアインデックス参考指数とするロシア株式アクティブファンドです。2008年6月30日より運用されています。参考指数は以前はMSCIロシア10/40インデックスでしたが、現在はMSCIロシアインデックスに変更されています。

ロンドンやニューヨークに上場しているロシア企業の株式(DR:預託証書) に投資しているため、(ロシアルーブル建てではなく)主に米ドル建てやポンド建てのファンドです。

また、売上、収益等からロシアに主要事業基盤を置くと考えられるロシア以外の国の株式も投資対象としています。

三井住友・ロシア株式オープン


以前は、ルクセンブルク籍のBNPパリバ フレキシーⅢ エクイティ・ロシア シェアIクラスにファンドオブファンズ形式で投資していましたが、2014年12月に同ファンドが繰上償還されたために約款を変更し、現在はロシアエクイティマザーファンドファミリーファンド方式で投資しています。

これに伴い、三井住友・ロシア株式オープンの信託報酬は年1.89%(税抜)から年1.67%(税抜)に下がっています。

とはいえ、まだまだ高コストファンドであることに変わりはなく、参考指数にリターンが常に負けているダメアクティブファンドです。購入する必要は全くありません。


(2018年8月7日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。


 


三井住友・ロシア株式オープンの基本的な情報

このファンドの基本情報

購入単位:証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券では100円より購入可能。
信託報酬年率1.67%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
決算:年2回(6月8日、12月8日)。設定来分配金を出さず、効率的に運用されています。
償還日:2019年12月9日
運用:三井住友アセットマネジメント株式会社
為替ヘッジ:なし


このファンドのポートフォリオなど

(ロンドンやニューヨークに上場している)ロシアを中心とした4ヶ国の株式計17銘柄に集中投資(2018年6月29日時点)

組入4ヶ国、組入3通貨のそれぞれの構成比率は以下の通りです。ロシアの70.4%を中心にオランダ、スイス、オーストリアの株式にも投資しています。

また、米国やイギリスで上場している株式のため、ロシアルーブル建てでなく、米ドルやイギリスポンド、ユーロ建てとなっています。

三井住友・ロシア株式オープン 組入4ヶ国、組入3通貨のそれぞれの構成比率


組入上位10業種と組入上位10銘柄の構成比率はそれぞれ以下の通りです。ロシア株の他に、オランダやスイスの株式もランクインしています。

三井住友・ロシア株式オープン 組入上位10業種と組入上位10銘柄の構成比率



三井住友・ロシア株式オープン、管理人の感想と評価

リターンが、配当抜きの参考指数に大敗しているダメアクティブファンド

三井住友・ロシア株式オープンは、ノーロードのロシア株式ファンドとして貴重な存在です。ただ、アクティブファンドのくせにリターンが悪く、典型的なダメアクティブファンドです。以下が、運用報告書記載の1年間の本ファンドのリターンと参考指数の騰落率の比較です。

三井住友・ロシア株式オープンの基準価額と参考指数(MSCIロシアインデックス)の騰落率の比較


三井住友・ロシア株式オープン 基準価額と参考指数(MSCIロシアインデックス)の騰落率 棒グラフ


本ファンドの年間リターン -0.8%に対し、参考指数の同リターンは+1.7%と大負けしています。

さらにファンドのリターンには投資対象の配当も込みであるのに対し、参考指数であるMSCIロシアインデックスは配当抜き指数です。参考指数の配当分も含むとこのリターンの差はもっと広がります。

アクティブファンドの存在価値は、対象ベンチマークよりリターンが良いことの1点です。そうでなければ、本ファンドのような集中投資&高コストのアクティブファンドに投資する意味は全くありません。


実質コストが年2.33%もかかる高コストアクティブファンド

また、信託報酬が年1.67%(税抜)と高く、投資銘柄もわずか17銘柄と集中投資にしており、分散が不十分であることが問題です。

運用報告書記載の実質コストは、以下のように決算期間の半年間で1.165%(税込)なので、年間の実質コストは年2.33%(税抜)と超高コストであることがわかります。

三井住友・ロシア株式オープン 1万口あたりの費用明細


2019年12月に満期償還を控えており、残り運用期間も1年ちょっとしかなく、長期投資にも不向きです。また、ロシアほぼ1ヵ国のみに投資するのは無駄にリスクが高いです。

このようにロシアに限らず、新興国株式は政治的、地政学的な要因が大きく値動きも激しいです。単独国への投資はできるだけ避け、アセットアロケーション決定後の新興国株式部分には、本ファンドよりはるかに低コストで新興国株式全体に幅広く投資できるお勧めの新興国株式インデックスファンドをメインに投資すべきです。



三井住友・ロシア株式オープンの購入先

三井住友・ロシア株式オープンをノーロードで購入できる銀行・証券会社は下記の通りです。

SBI証券カブドットコム証券マネックス証券楽天証券松井証券、GMOクリック証券、SMBC日興証券(ダイレクトコース)


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