三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープン・・・コストが高いですね

三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープンは、ダウ・ジョーンズ工業株価平均ベンチマークとする米国株式インデックスファンドです。2014年6月23日に運用が開始されたファンドで、為替ヘッジなしタイプとありタイプの2種類があります。



タイプ 純資産総額
三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープン(為替ヘッジなし) 94億円
三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープン(為替ヘッジあり) 22億円


信託報酬が年0.68%(税抜)と、同じ三井住友DSアセットマネジメントが運用するほとんど同一のファンドであるSMTダウ・ジョーンズ インデックス・オープン(信託報酬0.50%)よりも高く、買う意味が有るのか疑問です。(今はもっと低コストに代替え可能です)

三井住友銀行と近畿大阪銀行がメインの販売先であり、対面式の販売窓口では低コストの商品などは売る意思が無いため、「同一品質のものを高い価格で買わされる」図式となります。

今でも、三井住友銀行は本ファンドを積極的に売っているようですが、運用期間も2023年11月に償還日が設定されており、長期投資には不向きなファンドです。


(2019年8月15日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープンの基本的情報

このファンドの基本情報

項目 内容
購入単位 1万円以上1万円単位。三井住友銀行でノーロードで購入可能です。
信託報酬 年率0.68%(税抜)
信託財産留保額 なし
運用期間 2023年11月6日・・・延長される可能性も大ですが、このように期限を設定されると、長期投資家としては買い付ける訳にはいかなくなるのがデメリットです。
決算 年1回(11月5日)
ファンド運用方式 ファミリーファンド方式
運用会社 三井住友DSアセットマネジメント株式会社
為替ヘッジ 「為替ヘッジなし」タイプと「為替ヘッジあり」の2つのタイプがあります。


このファンドのポートフォリオなど

組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープンのポートフォリオ



三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープン、管理人の感想と評価

為替ヘッジなしタイプと為替ヘッジありタイプの2種類が存在

三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープンは、アメリカのダウ平均株価をベンチマーク(運用目標)としています。米国株に投資をしますから、米国株の価格変動だけでなく、ドル円の為替相場の変動のリスクを負います。

この、為替リスクを負うものが「為替ヘッジなし」タイプで、リスクを回避するタイプが「為替ヘッジあり」となります。為替ヘッジの有り無しでは、ファンドの値動きがどのように変わるのか、以下をご覧下さい。

例えは2016年の上昇の時は、為替ヘッジなしタイプが大きく上昇しています。また、2018年末の急落時には、やはり為替ヘッジなしタイプが大きく下げています。

これは、株価が上に振れる時は為替が円安になるため、ダブルで価格上昇の恩恵を受けるためであり、逆に株が下がる時は円高によってダブルでダメージを受ける事になります。

三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープン、為替ヘッジなしと為替ヘッジありの値動きの比較


一般的には為替ヘッジは無しにする事が多く、株価と異なって為替などはいくら値動きが変動したとしても、単なる上下に振れるだけであり、期待リターンはゼロですから、長期で保有していればあまり気にするようなものではなくなります。

一方で、為替ヘッジを有りにすると、期待リターンがゼロの為替のためにヘッジコストをかける事になり、事実上、為替の部分でマイナスリターンが発生する事になります。

為替ヘッジコストは、通常はそう大きなものではありませんが、価格変動が多い相場環境になると、思わぬ高コストに見舞われる事もあり、それによってファンド全体のリターンを押し下げる方向に働きます。

こういったデメリットもある事を理解した上で、それでも価格変動は避けたいなという場合に、為替ヘッジありタイプを選ぶと良いでしょう。

アセットアロケーションをしっかりと組んで長期投資に臨んでいる人は、価格変動リスクの低減は日本債券クラスを買う事によって実現しています。敢えて株式ファンドで為替ヘッジをかけて、期待リターンを落とすのも妙な話しになります。



ダウ平均株価に連動する、もっと低コストのファンドが有り

ダウ工業平均をベンチマークとするインデックスファンドの中では、三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープンは信託報酬が0.68%(税抜)もかかり、コスト的に魅力がありません。

同じ三井住友DSアセットマネジメントが運用するNYダウインデックスファンドとしては、SMTダウ・ジョーンズ インデックス・オープン(信託報酬0.50%)がありますし、現在では信託報酬0.225%のiFree NYダウ・インデックスたわらノーロード NYダウも存在します。

このコストの差は、あなたが受け取るリターンの差になって懐に直結しますので、極力、コストの安いファンドを選ぶようにして下さい。現実的に、以下のように、本ファンドと低コストファンドのリターンを比較してみた結果を示します。

・三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープン(0.68%):+53.09%
・iFree NYダウ・インデックス(0.225%):+55.41%
・SMTダウ・ジョーンズ インデックス・オープン(0.5%):+55.66%

NYダウインデックスファンドどうしのリターンを比較


おおよそ3年で、最も低コストのiFree NYダウ・インデックスを選んだ人は、本ファンドを選んだ人よりも2.5%ほどのリターンを多く、手にする事が出来た勘定です。

インデックスファンドを選ぶ場合は、同じベンチマークのファンドを比較して、基本的には最もコストの低いファンドをセレクトすると良いでしょう。

ただ、30銘柄のアメリカ株のみへの投資になり、分散と言う意味では少々問題があります。アセットアロケーションに組み込む先進国株式部分は、米国株式30銘柄に限定せず、

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(信託報酬0.0999%以内)
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬0.0999%)


などの、分散の効いた先進国株式インデックスファンドをメインとするべきでしょう。どうしてもダウ工業平均インデックスファンドに投資したい場合も、本ファンドをサテライト的に購入するにとどめる程度で宜しいかと思います。


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