マネックス・日本成長株ファンド(愛称:ザ・ファンド@マネックス)

ほとんど知名度はありませんが、ITバブル真っ盛りの2000年7月26日に設定されて、すぐにITバブルの崩壊、その後2008年のリーマンショックと、2度の破滅的な暴落を乗り越え、運用成績が急回復しているのが、マネックス・日本成長株ファンドです。

愛称は「ザ・ファンド@マネックス」という、曖昧模糊とした名称となっておりますが、実態はインターネット関連銘柄に集中投資をする、テーマ型のアクティブファンドです。

マネックス・日本成長株ファンド(愛称:ザ・ファンド@マネックス)


参考指数をTOPIXとしており、アベノミクス以降の大相場において、ようやくそれを大きく上回る運用成績を計上するに至りました。


(2018年9月6日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。


 


マネックス・日本成長株ファンドの基本的情報

このファンドの基本情報

購入単位マネックス証券にて500円から積み立て購入が可能です。
信託報酬年1.47%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
決算:年1回(7月25日)
償還日:無期限
運用:アセットマネジメントone投信株式会社
為替ヘッジ:外国株を組み入れた場合、一部に為替ヘッジとなります。ただし、現在は外国株の組み入れはありません。


このファンドのポートフォリオ

2018年7月末時点でのポートフォリオは、以下の通りです。外国株を組み入れる可能性もあるファンドですが、現時点でそれはありません。国内の現物株中心に、107銘柄に投資をしています。

マネックス・日本成長株ファンド(愛称:ザ・ファンド@マネックス)のポートフォリオ


上記を見ると、情報・通信業と、それに関連するサービス業への投資割合が著しく高く、まさにインターネット関連の投資信託である事が分かります。組み入れ銘柄も、TOPIXインデックスファンドなどと全く違っており、やはりアクティブファンドらしいですね。



マネックス・日本成長株ファンドの感想と評価

やっと日の目を見たインターネット銘柄のテーマ型投資信託

マネックス・日本成長株ファンド(愛称:ザ・ファンド@マネックス)は、ITバブルの最後期あたりの2000年7月に設定されています。まさにその時期の相場の天井付近で運用が始まり、その直後に本格的にITバブル崩壊となり、奈落の底に突き落とされています。

いかにも典型的なテーマ型投資信託の「宿命」のようなファンドであり、10000円からスタートした基準価額は、その後、5割もの下落に見舞われて5000円まで落ちていますね。


マネックス・日本成長株ファンド(愛称:ザ・ファンド@マネックス)の基準価額と純資産、参考指数との対比


そしてそこから、やはり米国の不動産バブルに乗って基準価額は15000円まで近接して、今度はリーマンショックの大暴落に遭遇、再び基準価額が5000円まで落ちるという、吐きそうになるほどのジェットコースター投資信託と化しています。

2013年くらいからのアベノミクスの大相場と、米国で現在進行形で発生中のハイテクバブルに乗る形で、基準価額が急激な右肩上がりとなっています。まるでジェットコースターが乗客を落下口まで運びあげるかの如く・・・。

ところで、基準価額と参考指数を比べて眺めてみると、「ジェットコースターの急上昇」が始まるまでは、それまでのほぼ全ての期間は、参考指数に劣る運用成績です。

不動産バブルの頂点のタイミングで、少しだけ成績が良い時期がありましたが、下落相場では一貫してTOPIXよりも極めて悪い成績になる傾向があるようです

従って、今現在のリターンが猛烈に良いからと言って、安心して放置しておくのは危険だと思えます。相場が逆回転した場合は、市場の平均値を大きく上回る下落となる事を示唆していると思いますので、有事の際には直ちに逃げ出すような機敏な行動が出来る人向けのファンドであるとも言えます。

なお、本ファンドとそっくりの値動きの投資信託があり、リンクを張っておきましょう。同じくインターネット関連のテーマ型投資信託で、米国株に投資するnetWIN ゴールドマン・サックス・インターネット戦略ファンドです。よく、生き残ってきたなと感心します。


絶好調の運用成績で飛び乗る人は、それ相応の対応を

そして、上記のようなジェットコースター並みの価格の上昇を受けて、唯一の販売元であるマネックス証券において、投資信託の売れ筋ランキングの上位に顔を出すようになっています。

長らく放置され続けてきたファンドなのに、成績が良くなると途端に人々が吸い寄せられてきますね。

マネックス・日本成長株ファンド(愛称:ザ・ファンド@マネックス)のマネックス証券での販売ランキング


しかし、本ファンドが設定された当初を思い起こしたほうが良いでしょう。本ファンドは、ITバブルの頂点の時に相場を追いかけるようにして設定されて、その後にたくさんの人を巻き込んで暴落して、多くの人を死に追いやりました(大げさに表現)。

今のような相場の過熱は、「いつか来た道」かもしれません。もちろんこの後に更にぶっ飛んで価格が上がって5倍10倍になる可能性も多少はあるでしょうが、相場というものは一方向に走りすぎると、それを修正するような強い作用で反対に動くものです。

もしも今後、相場が下落するような事が有れば、あっという間に暴落に近い投げ売りになる可能性も否定できません。

そのような時に、天井付近の相場に飛びついて、要は欲望の塊になってマネックス・日本成?株ファンドに飛びつくようなそこのあなたは、逃げ遅れて死亡する可能性も高いです。

あらかじめ、どの程度までの価格上昇ならば利益確定をするのか、あるいは意に反して損失が発生した時はどこまで我慢しするのか、あるいは損切りを実行するのか、しっかりとしたイメージを固めておく事が大事です。


同一カテゴリーでは、TOPクラスの好成績

モーニングスター社によって国内小型グロース株に分類される本ファンドを、同じカテゴリー内で他のファンドと比較してみました。小型グロース株で上位のファンドを抜き出して比べてみたところ、本ファンドの優秀さはピカイチでした。

マネックス・日本成長株ファンド(愛称:ザ・ファンド@マネックス)のと同一カテゴリーのファンドとのリターン比較


当サイトをご覧のあなたは、ひふみ投信については聞いたことがあるかもしれません。直近1年のマネックス・日本成長株ファンド(愛称:ザ・ファンド@マネックス)は、何とその2倍以上もの大差をつけてひふみ投信に勝利しており、成績の凄さが分かります

5年の年率換算でも、本ファンドは26.51%、ひふみ投信は20.9%であり、大きく勝利する結果となりました。投資に慣れていない人ならば、目先の成果だけで、訳もなくフラフラと本ファンドを選んでしまいそうなほどですね。


ハイテクバブルが終焉したら、再びダメファンドになる可能性

でも、バブルが発生している時以外では、参考指数のTOPIXに勝つのは、なかなか難しいのではないかと思います。というのも、下落相場では小型株効果の「逆バージョン」となって、小型株はより一層、参考指数よりも激しく下落します。

それ以外に、以下のように非常に高コスト体質の投資信託となっている点も、運用には非常に不利です。1万口当たり、税込みで2.279%もの実質コストがかかっています。

マネックス・日本成長株ファンド(愛称:ザ・ファンド@マネックス)の実質コスト


これは、例えば10年間保有したら投資元本の2割もの多額のお金がコストとして吸い取られるという事を意味しており、TOPIXをベンチマークとする超低コストインデックスファンドならばこの数字は10年で数%にも満たない数値ですから、どれほど不利な状況で戦う事になるのか、想像できると思います。

しかも年率2.2%程度の複利で効いてきますから、長期投資すればするほど、コストの威力はジワジワと、全く無視できない結果になる訳です。

高コストアクティブファンドのほとんどが、低コストインデックスファンドに運用成績で敗北するのは、このコストの破壊力が凄いからでもあるのです。



マネックス・日本成長株ファンド(愛称:ザ・ファンド@マネックス)の購入先

マネックス・日本成長株ファンド(愛称:ザ・ファンド@マネックス)の購入先をノーロードで購入できる金融機関は、以下の通りです。

マネックス証券(マネックス証券専用ファンドです)


 


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