マネックス資産設計ファンドエボリューションはハイリスクハイリターン

マネックス資産設計ファンド エボリューションは、日本と先進国、新興国の株式と債券の6資産に加え、日本と先進国リートの計8資産に分散投資するバランス型インデックスファンドです。2010年5月28日より運用されています。

本ファンドと同じ「マネックス資産設計ファンドシリーズ」であるマネックス資産設計ファンドが日本と先進国の株式、債券、リートの6資産を投資するのに対し、マネックス資産設計ファンド エボリューションは新興国の株式、債券も含む8資産を投資対象としています。

マネックス資産設計ファンドエボリューション


投資対象の8つのマザーファンド(後述)はいずれもインデックスファンドですが、資産配分や国別構成比率を機動的に変化させるという意味では実質的にアクティブファンド的な要素も入っています。

信託報酬が年1.00%(税抜)と時代遅れの高さでしたが、2018年10月12日から、信託報酬が年0.55%(税抜)に引下げられています。


(2018年10月28日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


マネックス資産設計ファンドエボリューションの基本的情報

このファンドの基本情報

購入単位:マネックス証券にて100円より購入可能。
信託報酬年率0.55%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
決算:年1回(1月11日)、分配金再投資のみ。設定来分配金は出していません。
償還日:2025年1月14日まで
運用:アセットマネジメントONE
為替ヘッジ:なし


このファンドのポートフォリオなど

下記8資産のインデックス型マザーファンドファミリーファンド方式で投資する他、先進国株式、先進国債券の国別構成比率変更のために株価指数先物、債券先物にも投資しています。

マネックス資産設計ファンド エボリューション ファミリーファンド方式構造


現在の基本配分比率は以下の通りです。(2018年9月28日時点。年1回(4月)に基本配分比率が見直されます。)先進国株式、先進国債券の国別構成比率変更はしていない状況です。

    
マザーファンド 組入比率  ベンチマーク
国内株式パッシブ・ファンド(最適化法)・マザーファンド  4.5% TOPIX(配当込み) 
外国株式パッシブ・ファンド・マザーファンド  48.7% MSCI コクサイ・インデックス(配当込み) 
エマージング株式パッシブ・マザーファンド  34.4% MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)
国内債券パッシブ・ファンド・マザーファンド  0.2% NOMURA-BPI総合
外国債券パッシブ・ファンド・マザーファンド  1.1% FTSE世界国債インデックス(除く日本) 
エマージング債券パッシブ・マザーファンド  6.8% JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス
J-REITインデックスファンド・マザーファンド  0.3%  東証REIT指数(配当込み)
外国リート・パッシブ・ファンド・マザーファンド  4.1% S&P先進国REITインデックス(除く日本)(配当込み)



マネックス資産設計ファンド エボリューション、管理人の感想と評価

8つの資産クラスに投資してハイリターンを狙う

マネックス資産設計ファンドの投資対象が日本と先進国の株式、債券、リートの6資産なのに対し、マネックス資産設計ファンド エボリューションは新興国株式、債券も含めた8資産に投資することでで、高リターンを狙うと謳うバランスファンドです。運用方針は下記です。

「イボットソン・アソシエイツ・ジャパンの助言により基本ポートフォリオの推定リスクは日本株投資と同程度(過去30年では約年20%程度)としつつも、世界の複数資産へ高度な分散投資」

「DIAMが、超過利益を獲得するために短期の相場見通しに応じて資産配分比率を、±10%の範囲で変化させます。」

「先進国株式、先進国債券については、相場の短期見通しに応じて国別構成比率を先物を利用して変化させるというアクティブアセットアロケーション運用を取ります。」

マネックス資産設計ファンド エボリューション 資産配分比率、国別構成比率の変更例イメージ


実態はアクティブファンドに非常に近い

基本構成比率を短期の相場見通しで変動させたり、先進国の株式、債券部分に至っては国別の構成比率も変更させると言うことで、実質的にはベンチマークも参考指数もなく、それらの行動がリターンを上げることに結びついたかさっぱりわかりません。

資産配分比率を固定ではなく、超過リターンを狙うとの名目で細かく配分比率を調整しようという試みが上手くいっているのを見たことがありません。実質的にはアクティブファンドに近い特性のファンドであり、インデックス投資との相性は良くないと思います。


「通常版」のマネックス資産設計ファンドとの違い

既に記したように、6資産に投資するのか8資産に投資するのか、更には資産配分比率を固定とするのか変動とするのかの違いがあります。

その結果として、マネックス資産設計ファンド エボリューションは「通常版」のマネックス資産設計ファンドに比べて、ハイリスクハイリターンの設計になっています。




上記、過去3年間のリターンのグラフ、及び、標準偏差です。ご覧の通り、マネックス資産設計ファンド エボリューションは「通常版」よりも下げ相場でガッツリと下がり、上げ相場ではより大きく上昇します。

過去のリスクの数字である標準偏差の数値を見ると、通常版よりも明確に、かなり高いリスクとなっています。「エボリューション」などという名称からすると、単純に何か従来よりも凄い商品をイメージするかもしれませんが、単にリスクを取った分だけリターンが上がるという事ですから、ご自身のリスク許容度に合致するのか再確認する必要があります。


コストも踏まえて、自分に合ったファンドを選ぼう

新興国株式や債券が含まれていると言っても、8資産クラス毎のインデックスファンドに投資するだけで、信託報酬が現時点でも年0.55%(税抜)では、まだまだ高コストすぎます。

現在は、本ファンドと同じ新興国株式、債券を含む8資産クラスに投資するバランスファンドとしては、以下のようなずっと低信託報酬のインデックスファンドがあります。

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)(信託報酬0.159%)
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)(信託報酬0.159%)


さらに特に8資産にこだわらないのであれば、時価総額比で世界の株式、債券に低コストで投資できるセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドや、GDP比率を元に配分比率を固定した世界経済インデックスファンドSMT インデックスバランス・オープンを中心に、好みの資産配分比率に合ったバランスファンドを選ぶことが可能です。

ご自分のアセットアロケーション決定後に、配分比率の合うコアとなるバランスファンドをメインにする際は、できるだけ低コストでシンプルな資産配分のお勧めのインデックス型バランスファンドを選べばよいでしょう。(シンプルと言うのが肝です



マネックス資産設計ファンド エボリューションの購入先

マネックス資産設計ファンド エボリューションは、以下より購入が出来ます。

マネックス証券

なお、マネックス証券自体の詳細を確認される方は、こちらをご覧下さい。


 


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