モルガン・スタンレー・グローバル・ボンド・オープンの評価・解説

モルガン・スタンレー・グローバル・ボンド・オープンは、日本を除く先進国のA格以上の債券に投資する、全体の75%の投資対象が為替ヘッジ付の、先進国債券アクティブファンドです。

ベンチマークシティ世界国債インデックス(除く日本)(75%為替ヘッジ)とし、ベンチマークを上回るリターンを上げることを目標にしています。

ファンダメンタルズ分析とクレジット分析に基づいて最適投資銘柄の選定を行う」とのことですが、アクティブファンドとして最も肝心なリターンは、ベンチマークを大きく下回り続けている残念なファンドです。

(2014年8月7日)

モルガン・スタンレー・グローバル・ボンド・オープンの特徴・評価

・購入単位:証券会社により異なりますがSBI証券では積立で最低500円より積立購入可能。
・信託報酬:年率1.15%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
・決算:年2回(5月23日、11月23日)。半年ごとの決算で50円の分配金を吐き出しています。

・資産配分比率: 日本を除く先進国の国債87銘柄に投資(2014年6月30日時点)。国別構成比率、通貨別構成比率は以下の通りです。

75%為替ヘッジのため、通貨別構成比では74%が日本円となっています。
為替リスクが抑えられているのが特徴です。

モルガン・スタンレー・グローバル・ボンド・オープン 国別構成比率と通貨別構成比率


修正デュレーションは年5.52年とベンチマークより短くなっています。
満期までの期間が短めの債券を選んでいることがわかります。

・償還日:無期限
・運用:モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント
・為替ヘッジ:あり

 

モルガン・スタンレー・グローバル・ボンド・オープン・管理人の感想

為替ヘッジ付の先進国債券ファンドとして、75%だけ円ヘッジしている珍しいファンドですが、信託報酬が年1.15%(税抜)と高い時点で購入検討の価値はありません。

また、アクティブファンドとして肝心のリターンは、設定来ベンチマークを大きく下回っており、アクティブファンドとしての存在価値も全くありません。

モルガン・スタンレー・グローバル・ボンド・オープン 運用実績とベンチマークとの比較

上の図は、設定来の本ファンドの基準価額とベンチマークの推移です。信じられないくらいベンチマークを大きく下回る成績しか残せていないことがわかります。

「ファンダメンタルズ分析による銘柄厳選」としてコストをかけて調査している行動が見事に裏目っています。

アクティブファンドの使命は、「理屈や理念よりもまず、ベンチマークを上回るリターンを上げること」が、ただただ大事です。

それができていないため、純資産も大きく減少して現時点で5.3億円しかありません。

こんなファンドを購入するくらいなら、同じシティ世界国債インデックス(除く日本)をベンチマークとする<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド(信託報酬0.38%)を購入する方が、よほど低コストでベンチマークにほぼ追随できるリターンを上げることが出来ます。

また、本ファンド同様に為替ヘッジ付にしたい方は、100%為替ヘッジのSMT グローバル債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり)(信託報酬0.50%)が最も低コストです。

為替ヘッジにより、円と外貨の短期金利の差の分だけコストがかかり、その分リターンは下がりますが、為替変動は抑えることができます。

アセットアロケーション全体での値動きのブレ(リスク)の大きい株式クラスのリスクの抑え役として先進国債券ファンドを組入れるのは分散投資として理に適っています。

ただし、期待リターンは理論的には日本債券ファンドと同一(信託報酬などコスト控除前)です。あくまでポートフォリオの一部として割り当てるべきでしょう。


モルガン・スタンレー・グローバル・ボンド・オープンの購入先

モルガン・スタンレー・グローバル・ボンド・オープンをノーロードで購入できる銀行・証券会社は、以下の通りです。

SBI証券楽天証券

証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
徹底的にコストにこだわるなら SBI証券 を選ぶと良いでしょう。

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