インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式の評価・解説

インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式(旧 年金積立 インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式)は、新興国株式市場全体の値動きを表すMSCI エマージング・マーケット・インデックスベンチマークとする新興国株式インデックスファンドです。

旧年金積立インデックスファンドシリーズの1つとして、2001年に設定された歴史のあるファンドです。2014年7月19日にファンド名が「年金積立 インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式」から変更されました。

本ファンドの特色は信託報酬を過去2回引下げていることです。2010年2月に信託報酬を0.8895%から0.8295%に引き下げ、2012年2月にさらに0.5775%(いずれも当時の税込み)と大幅に引き下げたことにより、新興国株式インデックスファンドとして信託報酬は最安のファンドとなっています。

ただし、実質コストは最安でなく、野村インデックスファンド・新興国株式(愛称:Funds-i新興国株式)の方が実質コストの低さ、リターン共に優秀です。

(2014年10月2日更新)

インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式の特徴

・購入単位:1万円以上 またはSBI証券では積立で最低500円より購入可能。
信託報酬年率0.55%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
・決算:年1回(11月16日)
・基本資産配分比率: MSCI エマージング・マーケット・インデックス構成銘柄のうち757銘柄に分散投資(2014年8月29日時点)

インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式 構成国上位10ヶ国の構成比率


・償還日:無期限
・運用:日興アセットマネジメント株式会社
・為替ヘッジ:なし

 



インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式の感想

MSCI エマージング・マーケット・インデックスをベンチマークとする新興国株式インデックスファンドの中で、信託報酬が年0.55%(税抜き)と最も低いことが評価できます。

低コストインデックスシリーズとしてしのぎを削る信託報酬0.60%(税抜)のSMT 新興国株式インデックスや、eMAXIS 新興国株式インデックス野村インデックスファンド新興国株式よりも信託報酬が低いのは驚くばかりです。

ただ、過去のリターンは、上記ライバルファンドより劣っています。

運用報告書の内容をチェックしてみると、ライバルファンドよりも実質コスト(信託報酬に加え、売買コスト、保管コストなどを全て合わせたもの)が高めのため、リターンにマイナスの影響を与えています。

直近の運用報告書記載の費用明細では、1万口あたり信託報酬56円に対して、その他費用(売買コスト、保管コスト)は27円かかっています。

これより、本ファンドの実質コストは 信託報酬0.55%×((56円+27円)/56円)= 約0.82%となります。

同じ新興国株式インデックスファンドでも、野村インデックスファンド・新興国株式(愛称:Funds-i新興国株式)(信託報酬0.60%)の実質コストの方が約0.78%と低く、リターンも良い(ベンチマークとのトラッキングエラーが低い)です。

信託報酬だけでなく、トータルの実質コストやリターンをチェックしたうえで、ファンドを選ぶ必要があることがよくわかります。(実質コストは変化するため、ファンドの継続チェックは必要です)

新興国株式インデックスファンドは本ファンドよりも、野村インデックスファンド・新興国株式(愛称:Funds-i新興国株式)を選んだ方が良いでしょう。



インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式の購入先

インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式は、以下証券会社でノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券マネックス証券SMBC日興証券、スルガ銀行、損保ジャパンDC証券、第四銀行、PWM証券、日本生命保険、住友生命保険、富国生命保険、三井住友銀行、三井住友信託銀行、りそな銀行

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