ニッセイ/パトナム・世界債券ファンドの評価・解説

ニッセイ/パトナム・世界債券ファンドは、先進国の高格付け債券(米国債券20%、欧州債券20%、高金利国(オーストラリア、イギリス、ノルウェー)の債券20%)に計60%、低格付け債券(欧州と米国のハイイールド債券に各20%)に計40%比率で投資するアクティブ型の外国債券ファンドです。

ニッセイ/パトナム・世界債券ファンド 5つの外国債券クラスへの均等ポートフォリオ円グラフ

特性の異なる5種類の外国債券に分散投資することで、安定収益をめざす毎月分配型のファンドです。

信託報酬が年1.41%(税抜)と高く、しかも償還日が2016年3月に迫っており残りの運用期間が2年を切っています。全く投資に値しないファンドです。

(2014年5月10日)

ニッセイ/パトナム・世界債券ファンドの特徴・評価

・購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券では投信積立で最低500円より購入可能。
・信託報酬:年率1.41%(税抜き)
・信託財産留保額:なし
・決算: 毎月分配型回(毎月7日)
・資産配分比率:  基本組入比率は以下5資産に各20%ずつになります。

ニッセイ/パトナム・世界債券ファンドの投資対象である5つのマザーファンド


ニッセイ/パトナム・世界債券ファンド 組入資産と構成比率
組入資産(マザーファンド) 投資対象   通貨 基本組入比率
 米国債券  米国国債、モーゲージ証券、社債等  米ドル  20.0%
 高金利国債券  オーストラリア、イギリス、ノルウェーの国債、準国債  オーストラリアドル、ポンド、ノルウェークローネ  20.0%
 欧州債券  欧州の国債、モーゲージ証券、社債等  欧州通貨  20.0%
 欧州ハイイールド債券  欧州の高利回り(低格付け)社債  欧州通貨  20.0%
 米国ハイイールド債券  米国の高利回り(低格付け)社債  米ドル  20.0%

通貨別比率は、米ドル40%、欧州通貨40%、オーストラリアドル、ポンド、ノルウェークローネに20%となります。

・償還日:2016年3月23日
・運用:ニッセイアセットマネジメント
・為替ヘッジ:なし

 

ニッセイ/パトナム・世界債券ファンド・管理人の感想

高格付け債券に60%、低格付け債券に40%の基本配分比率で米ドル、ユーロ、イギリスポンド等の債券に分散投資するアクティブファンドですが、外国債券ファンドとして信託報酬1.41%(税引)は高すぎます。

外国債券は表面上の金利が高いため、日本債券よりもリターンは高くなりそうですが、実際は
実際は為替の影響が大きく、理論的には日本債券と外国債券の期待リターンは等しくなります。金利が高い通貨は長期的には価値が下落(円高)し)、金利差が調整されます。

日本債券に年1.41%も信託報酬がかかったら金利収入など吹き飛んでしまいますね。儲かるのはリスクを取っている投資家でなく、ノーリスクの販売側の会社のみとなります。

債券ファンドは株式ファンドより期待リターンが低く、コスト差がリターンに直結します。信託報酬や課税などリターンを削る要因には特に注意を払う必要があります。

しかし、本ファンドは無駄の多い毎月分配型で、税金分無駄です。分配金は利益ではなく、基準価額から税引き前の分配金分きっちり下がります。

高い信託報酬に加え、税金分もさらにランニングコストに追加されます。分配金がおこずかいだと勘違いしないよう十分注意する必要があります。

また、ベンチマークも設定されておらず、アクティブファンドとして優劣も判断しようがありません。アクティブファンドの存在意義はベンチマークを上回ることのみです。ベンチマークもないアクティブファンドに投資する価値は全くありません。

本ファンドのような高コストファンドではなく、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンドSMT グローバル債券インデックス・オープン外国債券インデックスeなどの低コストの先進国債券インデックスファンドを購入することで、よほど低コストで先進国全体に幅広く投資可能です。

低コスト・分散は投資の鉄則です。複雑な内容のファンドに惑わされることなく、シンプルな投資を心がけることが重要です。

ニッセイ/パトナム・世界債券ファンドの購入先

ニッセイ/パトナム・世界債券ファンドをノーロードで購入できる銀行・証券会社は以下の通りです。

SBI証券楽天証券

証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
徹底的にコストにこだわるなら SBI証券 を選ぶと良いでしょう。

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