日経225インデックスファンド(繰上償還条件付)09-02(愛称:のぼるくん09-02)は目くらまし

中央三井アセットマネジメント(当時)から2009年2月に日経225インデックスファンド(繰上償還条件付)09-02(愛称:のぼるくん09-02)という少々変わった投資信託が発売されました。マネー雑誌にも、結構大きく広告が掲載されたため、気になった方も多いと思います。

販売タイミングは、2008年後半以降のリーマンショックで全世界でリスク資産が暴落し投資家が甚大なダメージを被ったちょうど2009年2月と言う時期。

2009年6月1日に早くも繰上償還条件に到達し、同7月1日に運用わずか5ヶ月未満で繰上償還されました。一体どういうファンドだったのか中身を確認します。

(2009年2月作成。2014年11月1日更新)

日経225インデックスファンド(繰上償還条件付)09-02(愛称:のぼるくん09-02)の概要

文字通り、日経平均株価(日経225)ベンチマークとする日本株式インデックスファンドです。

特徴は、基準価額が20%値上がりして12000円となった時点で、日経225銘柄への投資を速やかに撤収し、短期金融商品などに順次切り替え、1か月以内に繰上償還、現金化をする、という点です。

(ただし、2019年1月15日が満期償還日で、基準価額が12000円に到達していなくても、この期日には繰上償還されます。)

実際は、2014年6月1日に早くも基準価額が12000円に到達したため、2014年7月1日に繰上償還されました。

・購入単位:1万円以上1円単位
・販売手数料:最低2.0%(税抜) (ノーロードではありません)
信託報酬年率0.60%(税抜)
信託財産留保額:0.2%
・決算:年1回(7月27日)
・資産配分比率: 日経225構成銘柄に分散投資。
・償還日:2019年1月15日
・運用:中央三井アセットマネジメント(現 三井住友トラスト・アセットマネジメント)
・為替ヘッジ:なし(投資対象に為替リスクはありません)


 

日経225インデックスファンド(繰上償還条件付)09-02(のぼるくん09-02)・管理人の感想

2008年後半からのリーマンショック(金融危機)で株価が大暴落し、日本でもダメージを負った個人投資家も多いことでしょう。

それまでに株価の上昇とともに、投資信託の基準価額が値上がりして、順調に資産が増えていた人も、いつ売却するか悩んでいるさなかに一瞬にして大暴落し、あっという間に基準価額割れとなる現実に、ただ指をくわえて見ているしかないケースも多かったと聞きます。

投信は、買い時より売り時の方がよっぽど難しい!

何名もの個人投資家、あるいはこれから投資しようとして躊躇している人から、ずいぶん聞いた言葉です

こう言った投資家(または予備軍)のハートに、かなりしっくりくるファンドが日経225インデックスファンド(繰上償還条件付)09-02(愛称:のぼるくん09-02)だと思いました。

売ろうと思っても、いつ売ったら良いのか分からない・・・・
売ろうと思った矢先に、また大暴落したらどうしよう・・・・

そんな不安を持っている人に対し、銀行の窓口で、

「それならある程度、そうですね、控え目に考えて、ファンドの価格がおよそ2割上昇したら売却してしまう、と言うように、自分でルールを作るといいですよ。

とは言え、お客様が毎日のように経済ニュースと睨めっこして、いつ売るか、いや、まだ保有するか、などなど、けっこう悩みますよね。

実は、欲張ったりしないで、自動的にきっちりと利益確定できてしまうファンドがあるんですよ! 
しかも、信託報酬が0.60%と低コストのインデックスファンドですから、その点でも安心して運用を任せられます。

コチラの表をご覧ください。

どうでしょうか? 将来景気が回復すれば、日経平均が12000円に回復するのもあながち外れてはいないような気がしますよね?」

なーんて言う会話が交わされそうである。

ちなみに、日経平均が12000円になったら繰り上げ償還されるのではなく、ファンドの基準価額が12000円になったら、です。

2009年2月6日の日経平均株価は約8070円ほどです。この時点をファンドの基準価額の計算のスタートライン、基準価額1万円とすると、それが12000円になると言う事は、日経平均株価は9684円。

それでもまだ、株価1万円割れのレベルなんですね! う~ん、いかに株が下がっているか、思い知らされます・・・・。

そう考えると、日経225インデックスファンド(繰上償還条件付)09-02(愛称:のぼるくん09-02)が、きちっと償還条件まで達するかどうか、案外市場が反転したら、あっという間に利益確定できるような気もしないでもないですが、やはり先の事は誰にも分かりません。

で、ここで冷静になって考えてみてください。

日経225インデックスファンド(繰上償還条件付)09-02(のぼるくん09-02)のように、ファンドの基準価額が2割上昇したら売却する。そういう自分の目標があるのならば、なにもこの投資信託に付き合う必要は全くありません。

日経平均インデックスファンドであれば、さらに信託報酬が年0.25%と驚異的に低いニッセイ日経225インデックスファンドの方がはるかに有利です

参考信託報酬の安い国内株式型ノーロード投資信託ランキング

それと、日経225インデックスファンド(繰上償還条件付)09-02(のぼるくん09-02)は、ファンドを購入する度に、なんと購入手数料が最低2.0%(税抜)も取られる、ある意味ボッタクリと言える投資信託です

インデックスファンドのメリットをすべて帳消しにしてしまいかねない、高額の購入手数料ですから、この時点で購入する価値は全くありませんね!

さらに、日経225インデックスファンド(繰上償還条件付)09-02(のぼるくん09-02)は、SBI証券や楽天証券などのネット証券でない時点で投資対象になりません。

下手に銀行の店頭などで相談すると、銀行さんの思う壺です。と言う事で、繰上償還条件付のファンドには手を出さず、

ファンドが2割値上がりしたら利益確定してもらうために、あなたは余計なコストを支払うハメになります!

フツーにインデックスファンドを買って、それが買値よりも2割上昇したら、自分で単純に解約して利益確定すればよろしい!
 

と言うのが、結論です。


 

日経225インデックスファンド(繰上償還条件付)09-02(のぼるくん09-02)の購入先

日経225インデックスファンド(繰上償還条件付)09-02(のぼるくん09-02)を購入できる金融機関は以下でしたが、既に繰上償還されており現在は購入できません。

 ⇒荘内銀行、三井住友信託銀行、広島銀行

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