ノーロードファンド維新の評価解説
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ノーロードファンド維新の評価解説


ノーロードファンド維新は、東証1部上場で発行済株式数6,000万株未満の小型株、東証2部、地方単独上場株式および店頭登録株を、全体の50%以上の比率となるように運用されている投資信託です。

ファンドのベンチマークは東証株価指数(TOPIX)です。

ノーロードファンド維新の最大の特徴は、成功報酬型の信託報酬を採用している事です。


●ノーロードファンド維新の特徴・評価

ノーロードで購入でき、信託報酬プラス監査報酬合計が年率0.31%と非常に安くなっています。

が、これは成功報酬抜きの数字です。分配月(3ヶ月に1度分配)の間の期間の3ヶ月間、ベンチマークを上回る成績を収めると、ベンチマークとの差異の分から、税込みで21%の成功報酬を支払わねばなりません。これをどのように受け止めるかが問題です。

成功報酬を取るといっても、ここ最近はずっと低迷を続けていて(過去はスターレーティングが星5つの時もあった)、見る影もありません。純資産残高も20億円を割り込んでいます。

アクティブファンドにもかかわらず、ファンドの低迷からずっと0.31%の信託報酬しか取れていませんから、恐らく今は運営が苦しいと思われます。

                                   (08年3月5日時点)


・購入単位:1円以上1円単位
・信託報酬:年率0.31%(監査報酬及び税込み)
・信託財産留保額:0%
・分配金の取扱:
  3,6,9,12月決算。分配金は入金されます。
・資産配分比率
  電気機器:22%
  小売:15%
  化学:11%
  他、各銘柄に分散投資
・償還日:無期限
・運用:三井住友アセットマネジメント株式会社
・為替ヘッジ:なし
・レーティング:★★★(普通)
・運用成績

 赤線は基準価額の推移(左側の数字は基準価額、単位は円)、青い部分は総資産の推移(右側の数字は総資産額、単位は百万円です)


●管理人の感想

まず、アクティブファンドインデックスファンドの運用成績の総論から入ります。ベンチマークよりも常にそれを上回る成績を目指しているのがアクティブファンドなのですが、過去のデータより、@アクティブファンドの6割が、インデックスファンドに運用成績で劣る、と言う調査結果が出ています。

また、A過去の騰落率や成績が、将来を見通すものではない、と言うのも常識です。

この観点でノーロードファンド維新を見てみると、実に上記の「格言?」が当たっているのに驚かされます。

まずベンチマークとの差異。ここ最近のファンドの値動きと、日本株式インデックスとの差を見ると、一目瞭然です。(オレンジがノーロードファンド維新です)


これに対し、日経225連動型ファンドですが、管理人が積み立てているインデックスファンド(三菱UFJ・インデックスファンド225)の成績を示したものが下記となります。


アクティブファンドがインデックスファンドに負けている状況がクッキリと浮かび上がります。

過去の成績にしても、冒頭に記した通り、当ファンドはかつて、モーニングスターのレーティングで最高位の、星5つの成績を収めていました。しかしながら現在は3つ。上記の運用成績を見ていると、将来的にはもう少々レーティングが下落する可能性もあると思います。

ただ、現在のように「下落相場」であり続けた場合、上昇しても下落しても一定の信託報酬を搾り取られるのが一般の投資信託ですから、今はその分が少なくて済む分、ノーロードファンド維新はまさに「不幸中の幸い」という事になってます。

けれども、普通に考えると基準価額は上昇してもらわないと困ります。アクティブ運用ならば参考指標を上回ってもらわないと困ります。

が、ここで、上昇相場が到来した時に、運よくベンチマークを上回り続けた場合に、21%もの利益(ファンド全体の21%ではない。ベンチマークとの差異分の21%)を取られてしまうというのがどうなのかな?という気がしてきます。

ベトナム株ノーロードファンドのように、基準価額の上昇分の2割、といったような大金を取られるわけでないのでまあ許せる範囲ではありますが。

管理人的には、購入はしないと思います。例えばベンチマークとの差異分が1000円あったとして、ここから約2割、200円を成功報酬として持って行かれたとします。

その後価格が下落して、逆に差異がマイナス1000円になったとしたらどうでしょうか? トータルで見ると200円がそっくりそのまま私の手元から無くなった事になりますよね。

それと、年に4回も分配されたのでは、その都度税金をもってかれる事にもなりますから、その分、長期の複利効果にマイナスの効果を及ぼすのは明らかです。

成功報酬型投資信託は運用者が無謀な運用に陥りやすい、と言う点も頭に入れておいた方が良いでしょう。このようなことがもしあったとしたら、顧客の資産をハイリスクにさらせばさらすほど成功報酬を得やすくなるという事ですので、リスクを減らすために投資信託で分散投資しているのに、何をやっているのか分からないと言う事になってしまいます。

普通にやっていると微々たる信託報酬しか受け取れませんから、人間の心理として、何とかパフォーマンスを上げようと躍起になるという事は、有り得るのではないでしょうか。


●ノーロードファンド維新の購入先

ノーロードファンド維新は楽天証券&投信スーパーステーションにてノーロードで購入できます。

 
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