ノムラ・ボンド・インカム・オープンの評価

ノムラ・ボンド・インカム・オープンは、シティ世界国債インデックス(1-3年)為替100%ヘッジをベンチマークとする、為替ヘッジ付の先進国債券アクティブファンドです。

「シティ世界国債インデックス(1-3年)為替100%ヘッジ 」は、日本を含む先進国の国債のうち、満期までの残存期間が1年以上3年未満の値動きを示す指数に対し、為替ヘッジしたものです。

ノムラ・ボンド・インカム・オープンは、国債だけでなく政府機関債を含むソブリン債券や国際機関債にも投資し、ベンチマークを上回る投資成果をめざしています。ただ残念ながら、肝心のリターンはベンチマークに設定来で大きく劣っています。

(2015年9月13日)



ノムラ・ボンド・インカム・オープンの基本的情報

・購入単位:証券会社により異なりますがSBI証券にて最低500円より積立購入可能。
・信託報酬:年率0.67%(税抜)
信託財産留保額:0.1%
・決算: 年4回 (3月、6月、9月、12月の21日)。毎回35円の分配金を無駄に吐き出しています。
・資産配分比率: 日本国債を中心に計26銘柄に投資(2015年8月31日時点)

通貨別構成比率は以下の通りです。
ベンチマークよりも日本債券比率を大きく上げています。

>ノムラ・ボンド・インカム・オープン 通貨別構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

ノムラ・ボンド・インカム・オープン 組入上位10銘柄の構成比率


平均最終デュレーションは1.2年、平均最終利回りは0.7年です。

・償還日:無期限
・運用:野村アセットマネジメント
・為替ヘッジ:あり

 

ノムラ・ボンド・インカム・オープン・管理人の感想と評価

先進国債券ファンドとして年0.67%(税抜)の信託報酬はそれほど高くありませんが、アクティブファンドとして重要であるリターンはベンチマークを順調に下回っています。以下がノムラ・ボンド・インカム・オープンの設定来のリターンとベンチマークとの比較です。

ノムラ・ボンド・インカム・オープン 設定来のベンチマークとのリターン比較


ファンドの設定来リターン(+9.6%)に対し、ベンチマークのリターンは+16.9%と惨敗しています。しかもファンドのリターンは、分配金にかかる税金が無税と仮定した都合の良い数値です。実際は分配金にかかる税金分、さらにリターンは下がります。

アクティブファンドの存在意義は、ベンチマークよりリターンが高いことのみですから、ベンチマークに大きくリターンが負けているファンドに、インデックスファンドより高い信託報酬を払って保有する意味は全くありません。

成績の悪さからか、ファンドの純資産総額も激変しており、一時は1500億円あった純資産も今では約64億円になっており、繰上償還までの心配はなさそうですが、資金流出が続くと心配です。

にも関わらず、運用報告書にはリターンの悪さについて今後の改善も何も書いておらず、3ヶ月ごとに分配金50円を出すことを強調するのみと、投資家をバカにした内容になっています。

分配金は、利益とは無関係に資産からその分減るだけのものです。分配金が嬉しいと思う情弱向け専用ファンドとなっています。(純資産が減っているのは、おそらくもっと分配金利回りの高いファンドに乗り換えられたからだと思います)

また、投資対象銘柄もわずか26銘柄と全く分散が効いていない点も気になります。

アセットアロケーションの外国債券部分には、購入・換金手数料なし・ニッセイ外国債券インデックスファンド(信託報酬0.38%)を最有力候補に、できるだけ低コストで幅広く分散されたインデックスファンドを選ぶべきです。

本ファンドのような高コスト、低リターン、分配金を吐き出す時代遅れのファンドに投資する必要はありません。



ノムラ・ボンド・インカム・オープンの購入先

ノムラ・ボンド・インカム・オープンをノーロードで購入できる証券会社・銀行は下記の通りです。


SBI証券楽天証券東海東京証券

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管理人的には、 SBI証券 の利用が、コストを徹底的に抑えられるので、ベストだと思います。



 


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