ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコースの評価

ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコースは、世界のバイオ医薬品関連企業を投資対象とする世界株式アクティブファンドです。

アメリカのバイオテクノロジー、医薬品関連銘柄の指数であるナスダック・バイオテック指数参考指数とし、これを上回るリターンをあげることを目標としています。

ただ、肝心のリターンは配当抜きの参考指数にさえ大きく劣っており、アクティブファンドとしての存在価値はありません。

にも関わらず、信託報酬は年1.90%(税抜)と超高コストかつ、税金ばかり無駄に取られる非効率な毎月分配型ということもあり、資産運用には全く不向きです。

(2015年7月18日)



ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコースの特徴・評価

・購入単位:証券会社により異なりますがSBI証券では最低500円より購入可能。
信託報酬年率1.90%(税抜)
信託財産留保額:なし
・決算:毎月13日。毎月130円の分配金を出し続け、身を削る意味不明なファンドです。
・資産配分比率: 以下比率で世界の株式計29銘柄に投資(2015年6月30日時点)
    
国別構成比率は以下の通りです。
アメリカを中心に計6ヵ国に投資しています。

ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコース 国別構成比率


組入上位10銘柄は以下の通りです。

ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコース 組入上位10銘柄の構成比率


・償還日:なし
・運用:ピクテ投信投資顧問株式会社
・為替ヘッジ:なし

 


ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコース・管理人の感想

単にアメリカを中心とした世界のバイオ医薬品関連企業29銘柄に投資しているだけにも関わらず、先進国株式ファンドとして信託報酬1.90%(税抜)は猛烈に高コストです

以下が運用報告書記載の1万口あたりの費用明細(6ヵ月分の費用)です。

ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコース 運用報告書記載の費用明細


6ヵ月分のコストなので、実質コストは1.043%×2 = 約2.08%(税込)となります。コストはその分確実にリターンを削り、資産運用としてはとても許容できないレベルと言えます。

さらに問題なのは、肝心のリターンが参考指数(しかも配当抜き指数)に大きく劣っていることです。以下が、設定来のリターン(黒色:分配金再投資)と、参考指数(破線)の比較です。よく見比べてみてください。

ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコース 参考指数とのリターン比較


破線の参考指数(ナスダック・バイオテック指数)は、配当を含んでいない指数であること、黒色の本ファドのリターンは、分配金の税金がゼロと仮定した都合の良いデータであることから、実際はグラフよりもさらに、リターンの差は広がります。

その意味で、コストだけ高くてリターンは悪く、非効率な毎月分配型であるピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコースに存在価値はありません。

ただし、投資対象であるバイオ医薬品関連のリターンが良かったため、先進国株式インデックスファンドの1つであるSMT グローバル株式インデックス・オープン(信託報酬0.50%)と比較すると過去3年のリターンでは以下のように圧勝しています。

ベンチマークが異なるファンドを無理やり比較しているのであくまで参考です。)

ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコースとSMT グローバル株式インデックス・オープンの過去3年のリターン比較


素直に、参考指数である「ナスダック・バイオテック指数をベンチマークとするインデックスファンド」が有ったとしたら、もっとリターンが高かったはずなので残念なところです。

将来のリターンはわからないため、今後も医薬品分野の銘柄のリターンが良いかどうか不明ですが、「どうしても俺はバイオ分野が好きなんだ!」というのであれば、海外ETFである、iシェアーズNASDAQバイオテクノロジーETFを利用すると良いでしょう。

(海外ETFにしてはやや高めですが)、信託報酬は当ファンドの4分の1の安さとなっていて、
マネックス証券楽天証券を使えば、特定口座で管理できるので、ストレスもほぼ皆無です。「マトモな投資家」であれば、海外ETFを選択される事をおススメします。

とはいえ、アセットアロケーション決定後、先進国株式クラスは先進国株式全体に幅広く投資できる、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬0.39%)等の、低コストインデックスファンドを選択する方がより分散された理にかなった資産運用が可能です。



ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコースの購入先

ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコースをノーロードで購入できる銀行・証券会社は下記の通りです。

SBI証券楽天証券
マネックス証券

あわせて、 管理人神推しの証券口座のページ を証券会社選びにお役立て下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 


★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします


ページトップへ戻る