ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド(愛称:クアトロ)

ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド(愛称:クアトロ)は、世界の株式、債券、コモディティREITMLP、オルタナティブ(ヘッジファンド)を投資対象とするアクティブ型のバランスファンドです。

2013年12月に設定されたファンドで、主にピクテ投信の運用する(ぼったくり)アクティブファンドや、海外ETFにファンドオブファンズ方式で投資するため、信託報酬が二重にかかる高コストアクティブファンドになってしまっています。

ベンチマーク参考指数もなく、組入資産も雑多なファンドを組入ているだけで、意味不明なアセットアロケーションになっています。

「富裕層向けの運用をあなたに」や「負けない運用」、「機動的な資産配分戦略」など一見魅力的なフレーズを並べていますが、高コストすぎて投資価値が見いだせませんね。

(2015年3月7日)



 


ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド(クアトロ)の基本的情報

・購入単位:証券会社により異なりますがSBI証券では最低500円より購入可能。
・信託報酬:年率1.24%~1.99%程度(税込)+成功報酬あり
・信託財産留保額:なし
・決算:年2回(2月15日、8月15日)

・資産配分比率:
投資対象別実質構成比 は以下の通りです。(2015年1月30日時点)
ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド(クアトロ) 投資対象別実質構成比


組入れ投資信託は以下の通りです。

ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド(クアトロ) 組入資産と構成比率
 資産 投資対象 組入投資信託  組入比率
 債券  ユーロ建て債券  ピクテ - ユーロボンド  5.0%
 米ドル建て新興国債券  ピクテ - グローバル・エマージング・デット  2.5%
 現地通貨建て新興国債券  ピクテ - エマージング・ローカル・カレンシー・デット  2.5%
 ユーロ建てハイイールド債  ピクテ - ユーロ・ハイ・イールド  2.5%
 新興国社債  ピクテ - エマージング・コーポレート・ボンド  2.5%
 円ヘッジ付ハイイールド債  ピクテ円インカム・セレクト・ファンドⅡ(適格機関投資家専用)  17.4%
 米国の投資適格債券(米国ETF)  ISHARES CORE TOTAL US BOND  10.1%
 株式  日本株式  ピクテ日本ナンバーワン・ファンド(適格機関投資家専用)  2.5%
 日本小型株式(米国ETF)  ISHARES MSCI JAPAN SMALL-CAP  2.6%
 世界株式  ピクテ - クオリティ・グローバル・エクイティ  4.9%
 世界の高配当公益株式  PGSFグローバル・ユーティリティーズ・エクイティ・ファンド  2.5%
 新興国株式(米国ETF)  ISHARES MSCI EMERGING MARKET ETF  2.5%
 コモディティ 金(ゴールド)   ピクテ(CH)プレシャス・メタル・ファンド - フィジカル・ゴールド  1.2%
 オルタナティブ
(ヘッジファンド)
 (香港、台湾、中国)株式 ロング・ショート戦略  ピクテ・トータル・リターン‐マンダリン  2.6%
 グローバル・クレジット・ロング・ショート戦略   ピクテ・トータル・リターン‐コスモス  6.3%
 株式や債券等に投資し、絶対収益を目指す マルチストラテジー型市場中立運用  ピクテ・トータル・リターン - ディバーシファイド・アルファ  2.6%
 市場中立型欧州株式ロング・ショート戦略   ピクテ・トータル・リターン‐アゴラ  2.7%
 世界の様々な債券や通貨等に投資し、絶対 収益の獲得を目指す  ピクテ - アブソリュート・リターン・フィックスド・インカム  7.4%
 短期金融商品  円建て短期金融商品  ピクテ - ショートターム・マネー・マッケットJPY  5.9%


・償還日: 無期限
・運用: ピクテ投信投資顧問株式会社
・為替ヘッジ:為替ヘッジ付ファンドも組入れるため、一部為替ヘッジ


ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド(クアトロ)、管理人の評価

ファンドの特設ページまで開設し、

・富裕層向けの運用をあなたに
・負けない運用
・機動的な資産配分戦略


などど耳触りの良い言葉が並ぶ以下の動画もありますが、抽象的なフレーズばかりで全く中身がありません

そもそも、富裕層向けの運用が一般庶民に提供されるなどと言う虫の良い話は、この世には一切存在しませんから、そのような言葉が散りばめられた販売資料などが有ったら、じゅうぶんに注意してください。カモにされるのがオチですから。




実際に組み入れているのは、何のことはない、同じピクテ投信の高コストアクティブファンドを中心に、ハイイールド債や新興国債券、また成功報酬まで取るヘッジファンドに、ファンドオブファンズ方式でただ投資しているだけという残念なファンドです。全然、富裕層向けでも何でもない中身です。

市場動向に合わせて機動的に資産配分を変えることを謳っていますが、そんなことができるはずもなく、資産配分比率も全く意味不明な配分です。個人投資家であれば低コストのインデックスファンドで十分、資産運用ができます。

アセットアロケーションを実現するためのコアとなるバランスファンドを探す場合も、インデックスファンドのおすすめにある低コストのバランスファンドで十分です。

くれぐれも意味不明なファンドを選ばないように気をつけましょう。今回のように、一見理念が有るようで無い投信は、特に注意が必要ですね。

ベンチマークが存在しないので、他と比較しようもないのですけれども、それだとこのピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド(愛称:クアトロ)のイマイチさ加減が伝わらないと思うので、下記のようにムリヤリ比べてみました。

比較するのは、当サイトでもおススメしているセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと、代表的な株式指数であるMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)です。

ピクテ・クアトロと、そのほかの指数などとの運用成績比較


いかがでしょうか? ごく一般的な株式指数に対して、卒倒して死んじゃうくらいの運用成績の酷さです。アセットアロケーションの半分が債券で占められる、セゾンの投信のほうがはるかに成績が良いですよね。

クアトロのような投資信託に、果たして富裕層は満足するのでしょうか? 否、富裕層のような人たちも、普通にセゾン投信などを買ってますからね。

運用成績が超絶に良好ならば、ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド(愛称:クアトロ)を、高いコストを支払ってでも購入する意味もありますが、上記のような状態では、とてもとても、お金を提供する気になれないのが実情です。



ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド(クアトロ)の購入先

ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド(クアトロ)をノーロードで購入できる銀行・証券会社は以下の通りです。

楽天証券マネックス証券SBI証券

証券口座選びに迷ったら、管理人神推しの証券口座のページを参考にしてください。
管理人的には、 SBI証券 の利用がコストを徹底的に抑えられるのでベストだと思います。





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