ROE

ROE(アールオーイー、自己資本利益率、株主資本利益率;Return On Equity)とは、企業の純資産(自己資本(株主資本))に対する当期純利益の割合を指します。

「株主から集めた資本が企業の利益をどれだけ効率的に生み出したのか」の企業の収益性を見る指標です。

経営効率を判断する指標として使用され、特に個別株投資家やアクティブファンドのファンドマネージャにとっては銘柄選択の指標の1つとなります。

ROEが高い銘柄=株価が上がるというわけではもちろんありませんので注意が必要です。

 


ROEの注意点

ROEが高いほど、基本的には株主資本を効率よく使って利益を上げることができる経営を行っていると言えます。ただROEの性質上、その数値だけで判断するのがそぐわない場合もあります。

ROEは業種により大きく異なるため、同一業種の銘柄で比較すべき

工場や固定資産など多額の資産を必要とする製造業はどうしてもROEが低くなる傾向があり、逆にネット産業などサービス業はそれほど資金を必要としないためにROEが高くなる傾向があります。

製造業だから株価が上がらないというわけでもなく、サービス業だから株価が上がるというわけではないため、銘柄選別の際のROEの比較は、できるだけ同一業種どうしで行う必要があります。


自己資本が少なすぎる場合もROEは高く見えるので注意

また、自己資本が少なくて借入が多い場合もROEは高く見えます。あまりにも自己資本が低いと、経営が不安定になるため、資本全体に占める自己資本の比率が低すぎないことにも注意が必要です。


個別株投資家以外はROEをそれほど気にする必要なし

ROEはあくまで企業の収益性を見る指標であり、各企業のROEを調査しても投資リターンには直接つながりません。

ROEという言葉が出てきたときに意味がわかる程度で投資家としては十分でしょう。




ROEに関係する指数

ROEに関係する指数として、ROE・営業利益等、収益面に着目して選定されるスマートベータ指数であるJPX日経インデックス400があり、日本株式ファンドベンチマークとして利用されています。


(2016年9月4日)

 


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