らくちんファンドの評価・・・コストが高すぎ&運用方針がよく分からぬ

らくちんファンドは、国内外の株式に投資する「厳選した」アクティブファンドに、ファンドオブファンズ形式で投資すると謡う全世界株式アクティブファンドです。2008年4月24日に設定されました。

2010年4月1日に、浪花おふくろ投信株式会社、楽知ん投信株式会社、かいたく投信株式会社が合併し誕生した、クローバー・アセットマネジメントが運用しています。

日本株式:海外株式が50:50の比率が目標とのことですが、厳密にこだわっていないとのことで、日本株式比率はコロコロ変わります。

長期投資を掲げていますが、かいたくファンド浪花おふくろファンド同様に信託報酬が恐ろしく高く、投資比率も全く意味がわかりません。皮肉にも長期投資には向いていないファンドです。

(2016年6月17日更新)


 


らくちんファンドの基本的情報

・購入単位:1万円以上1円単位
信託報酬年率1.6%±0.3%(税込)
信託財産留保額:0.1%
・決算:年1回(2月25日)
・資産配分比率:投資対象組入ファンドは以下の通りです。(2016年5月31日時点)

組入ファンド 投資対象 比率
さわかみファンド  日本株式  24.89%
TMA長期投資ファンド  日本、海外株式  47.21%
ニッポンコムジェスト・ヨーロッパファンドSA  欧州株式  12.96%
ニッポンコムジェスト・エマージングマーケッツ・ファンドSA等  新興国株式、その他  10.20%
 現金など  -  4.74%


国別構成比率は以下の通りです。以前はドイツ、フランス等国別に月報で公開されていましたが、今は欧州とひとくくりにされています。やる気が全く感じられません。

投資国 比率
日本  55.94%
アメリカ  7.05%
欧州 16.91% 
新興国 3.95% 
その他  11.41%
現金など  4.74%



・償還日:無期限
・運用:クローバー・アセットマネジメント(旧 楽知ん投信)
・為替ヘッジ:なし


らくちんファンドに関する管理人の感想と評価

浪花おふくろファンドかいたくファンドと共に、クローバー・アセットマネジメントが運用していますが、どれもそろって信託報酬が年1.6%前後と非常に高いです。

念仏のように語られる長期投資と言う言葉にほだされると、あなたの投資元本を10年で16%、20年で32%もコストとして削りますから、全く長期投資向きではないファンドと言えます。

楽ちんファンド


浪花おふくろファンドと同様に、日本株式比率が高い以外は、組入れているアクティブファンドと組入れ比率を変えているだけでどれも似たようなものです。

長期投資をめざした直販(チョクハン)ファンドと言っても、こんなもんです。購入検討する必要は全くありません。そもそもベンチマークも参考指数もないアクティブファンドという時点で、失格です。

日本株式が約50%も占めていて、他にアメリカや欧州の株式が申し訳なさ程度に入っているだけで「幅広く世界の株式に投資」と謳っているのは、悲しいものがあります。

資産配分比率を「景気変動のサイクルに沿った、アセットアロケーションの切替」としていますが、そんなことできるわけがありません。

また、かいたくファンドと同様ですが、TOPIX連動ETFを保有しているときがあります。国内外の厳選されたアクティブファンドに投資するのが哲学ではなかったのか?

既にさわかみファンドやTMA長期投資ファンドといった、国内株式に投資するファンドに投資しているのに、銘柄が重複しまくりでは?という疑問があります。

しかし、月報はなにごともなかったようにかいたくファンドなどと月報も共通化され、手を抜いていると感じて、読むのもしんどい状況です。。。

TOPIX連動ETF(おそらくTOPIX連動型上場投資信託(1306))であれば、わざわざこんなコストのバカ高いファンドを通じて購入しなくても、信託報酬0.1%で全国どこの証券会社でも購入できます。

アクティブファンドでなく、TOPIXをベンチマークとするインデックス運用ETFを購入する根拠がない時点で、迷走ぶりが伺えます。こんな意味不明のファンドを買わなくても、現在は低コストで良質なバランスファンドは複数あります。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド世界経済インデックスファンド等、お好きな資産配分のバランスファンドを選ぶ方が、よほど低コストで国際分散投資が可能です。

チョクハンの投資信託と言っても、現実を直視すると良いファンドと悪いファンドがあります。といより、もはやこんなレベルのファンドを押していたチョクハン信者はしっかりと反省すべきです。(あ、ヤバい、これはちょっと言い過ぎているのでスルーしてください・笑)




 


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