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楽天株式ファンドは、楽天証券(楽天投信スーパーステーション)が、05年5月に新規募集を開始したノーロード投資信託です。
管理人は、楽天証券に対しては、極めて高い評価をしています。すなわち、
@投信スーパーステーションでのノーロード投信の取り扱い本数がトップクラス(08年5月現在、第2位)であり、サイト自体の使い勝手が極めて良好。
A一般の投信よりもはるかに低コストの、海外ETFの取り扱い本数が他社を引き離して圧倒的にナンバーワン。しかも他社に先駆けてインテリジェントETF(アクティブETF:一般の投信で言うところのアクティブファンド)まで取り扱い開始。
B証券会社としての売買手数料は、すでに他社との比較が意味の無いほど安値水準。
であり、口座保有は必須の証券会社の一つだと思っています。しかるに、楽天株式ファンドは・・・・。
●楽天株式ファンドの特徴・評価
ファンドオブファンズ方式で運用。複数のファンドに分散投資を行い、長期的な信託財産の成長を目指しています。と、理念自体は良いのですが、金融商品のコストを抑えて、我々投資家に数々のメリットを提供してきた楽天証券とは思えない、何を血迷ったのか!?と思えるような、出来の悪いファンドです。
ファンドの概況は次の通りです。
・購入単位:1万口以上1口単位(最低投資金額1万円)
・信託報酬:年率1.7%(税込み)
・信託財産留保額:0.5%
・分配金の取扱:
分配金再投資型。
・資産配分比率
未発表だが、次のファンドをポートフォリオに組み入れ。

・償還日:無期限
・運用:楽天投信
・為替ヘッジ:なし
・レーティング:なし
・運用成績:
赤線は基準価額の推移(左側の数字は基準価額、単位は円)、青い部分は総資産の推移(右側の数字は総資産額、単位は百万円です)
・PR:
●楽天株式ファンド・管理人の感想
まず第一に、最近登場したおらが町投信(かいたくファンド、浪花おふくろファンド、楽知んファンド)と、ほとんど似たり寄ったりのファンドになってしまっています。
おらが町投信と、組み入れられているファンドが非常に似ており、特に楽知んファンドのコピーではないか?とさえ思えるような中身です。
その割に楽知んファンドよりも信託報酬が高く、信託財産留保額もかなり高めの0.5%も取ります。
そもそも、信託報酬が高すぎます。信託報酬が1.7%もあるのでは、期待リターンに対して、大きなビハインドを背負っていると言ってよいでしょう。
世界全体の株式の期待リターンは、大体6%程度になると言われています。ここから毎年1.7%、リターンの30%弱もの利益が無くなる事になりますから、無視できない数字のような気がします。特に最近のように、株価が低迷している時はなおさらで、基準価額は上昇しないのに、コストだけはきっちり取られるので、踏んだり蹴ったりです。
まだ運用開始前なので、全く判断を下す事は出来ないのでありますが、投資信託選びの最大のポイントがコストだとすると、それぞれの資産に該当する似たようなファンドを個別に購入するか、もしくは別の類似するバランス型投信を購入した方が良いような気がします。
●ファンドを個別に購入する場合
・さわかみファンド:1.05%
・安田 欧州株式ファンド 『愛称 : ファザーン』:1.79%
残念ながら新興国のみに分散投資できるノーロード投信は存在しません。低コストで新興国向けのファンドと言う事であれば、海外ETF、「アイシェアーズMSCI エマージングマーケットインデックスファンド」の購入がベストの選択です。(信託報酬0.78%)
(⇒参考:アイシェアーズMSCI エマージングマーケットインデックスファンドの評価・管理人別サイトになります)
欧州向けの投資信託も、上記の欧州株式ファンドはノーロードですが、信託報酬が高いです。欧州向けについても、海外ETFを選択すれば、0.4%〜0.6%程度に抑えられます。
(⇒参考:先進国に投資できる海外ETF・管理人別サイトになります)
さわかみファンドは非常に安いアクティブファンドではありますが、さらにコストを重視してインデックスファンドを選び、信託報酬を節約するのであれば、インデックスファンド225(三菱UFJ)あたりにすると、信託報酬0.546%まで下がります。
●類似するバランス型投信を購入する場合
アメリカへの投資が全く無いのも、楽天株式ファンドのおかしなところです。こんないびつなポートフォリオのバランス型投信は、他に存在しません。
キチンと米国向けにもバランスをとったファンドであれば、セゾン投信のセゾン資産形成の達人ファンドが最も適当です。
・セゾン資産形成の達人ファンド:1.3%
信託報酬のみならず、解約時に支払わねばならない信託財産留保額も、セゾン投信は無料ですから、コスト面で有利です。
セゾン資産形成の達人ファンドは、サブプライムローン問題直前に運用が開始になったので、基準価額だけを見ると一瞬ビビリますが、これから投資するのであればセゾンも楽天株式ファンドも同じ事ですから、管理人だったらセゾンを選びます。
ちなみにセゾン投信はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドという、非常に優秀なファンドも運用していますので、こちらは株と債券の割合が50:50でありますが、世界中に分散投資と言う意味では同じですから、検討してみてはいかがでしょうか?
(債券の比率が高いので、サブプラ問題にもかかわらず、他のバランス型投信に比べ、基準価額の下落がかなり、抑えられています。信託報酬が0.78%と極めて安い点で非常に支持が多く、下落局面での純資産増を果たしています。)
●楽天株式ファンドの購入先
それでも楽天株式ファンドがいい!という方は、こちらから購入が出来ます。まあ、楽天株式ファンドを除けば、極めて優秀な証券会社ですから、口座自体は持っておいた方が良いでしょう。
⇒楽天証券
だいたい1週間くらいで、口座開設キットがお手元に届きます。
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