スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンド(愛称:ライジング・サン)の評価・・・あまりの高コストに仰天します

スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンドは、JASDAQ指数(ジャスダック指数)をベンチマークとし、ジャスダック上場銘柄に限らず東証一部、二部上場銘柄を含む中小型株に投資する、日本の小型株式アクティブファンドです。(2000年10月19日に設定)

小型株を中心に、下記に投資をすると謳っています 。

・中長期的に高い利益成長が期待される企業。
・収益力に対して株価が割安に放置され、かつ経営体質の改善等変化の兆しが認められると判断した企業。
・上記企業の成長、変化を支える優秀な経営陣、技術等を有している企業。

スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンド(愛称:ライジング・サン)


参考指数であるJASDAQ指数自体は配当抜き指数ですが、その配当分を考慮しても、設定来のリターンは参考指数の配当込み分を上回るリターンを上げている、優秀なアクティブファンドです。

ただし、信託報酬が年1.70%(税抜)もかかる上に、場合により実績報酬という名の成功報酬もかかる超高コストファンドです。決して手を出してはいけないファンドでもあります。

(2016年5月28日)


 


スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンドの特徴や基本情報

・購入単位:販売会社により異なりますが、SBI証券にて最低500円より積立購入可能。
信託報酬年率1.70%(税抜)+実績報酬(以下)

また前期末(10月15日)の基準価額に1.05をかけた値をハードル価格とし、基準価額がハードル価格を超えているときは実績報酬として、ハードル価格と基準価額の差額の12%(税抜)が別途かかります。

信託財産留保額:0.3%
・決算:年1回(10月15日)
・資産配分比率:日本の中小型株式計50銘柄に投資(2016年4月28日時点)

上場市場別の構成比率は以下の通りです。中小型株式銘柄ではありますが、約90%は東証一部上場銘柄です。参考指数がJASDAQ指数にも関わらずジャスダック銘柄はわずか6%弱です。

スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンド(愛称:ライジング・サン) 上場市場別の構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンド(愛称:ライジング・サン) 組入上位10銘柄の構成比率


・償還日:2020年10月15日
・運用会社:スパークス・アセット・マネジメント
・為替ヘッジ:なし(投資対象に為替リスクはありません)



スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンド・管理人の感想や評価

設定来のリターンは参考指数を大きく上回る成績優秀なアクティブファンド

下記が、スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンドの設定来(2000年10月)のリターンと、ベンチマークであるJASDAQ指数との比較です。

スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンド(愛称:ライジング・サン) 設定来の参考指数とリターンの比較


ベンチマークには配当は含まれていませんので、実際はベンチマークが毎年出す配当分を参考指数の線に足し合わせたものと比較する必要がありますが、これだけの大差がついていると、配当込み参考指数よりも本ファンドのリターンが大きく上回っている、優秀なアクティブファンドです。

アクティブファンドの存在価値は、配当込のベンチマークや参考指数を上回るリターンを上げることに有る訳で、その意味ではTOPIXをベンチマークとするスパークス・ジャパン・エクイティ・ファンド(愛称:ビッグウェイブ21)と同様に、存在価値のあるアクティブファンドの一つと言えます。

ただし、本ファンドはジャスダック銘柄に6%ほどしか投資しておらず、90%は東証一部上場銘柄に投資しています。その点では、小型株効果を狙う小型株ファンドではありますが、ベンチマークがJASDAQ指数でふさわしいのか、疑問が残ります。


信託報酬に加えて成功報酬もかかる超高コストファンドなのが大問題

ただし、信託報酬1.70%(税抜)と超高コストに加えて、前期末の基準価額を元にした「実績報酬」がかかるのが大問題です。

基準価額がハードル価格を超えているときは実績報酬として、ハードル価格と基準価額の差額の12%(税抜)が別途かかるという、とんでもない超超高コストファンドです。

ベンチマークを上回っている部分ではなく、単に基準価額で決まるため、上昇相場では特に運用がすぐれていなくても、100上昇してもそのうちの12は実績報酬として引かれ、その分基準価額が下がるというとんでもないファンドです。

実際、運用報告書にて実質コストを確認します。以下が運用報告書記載の1年間の1万口当たりの費用明細です。

スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンド(愛称:ライジング・サン) 運用報告書記載の1年間の1万口当たりの費用明細


信託報酬とほぼ同額の実績報酬1.83%(税込)がかかり、1年間のトータルの実質コストは年3.91%(税込)の驚きの超高コストファンドです。過去のリターンは良くても、決して購入してはいけないファンドでもあります。

やはりアセットアロケーションの日本株式部分は、お勧めのインデックスファンドにあるような日本株式市場に幅広く投資できる、<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド等のTOPIXインデックスファンドをメインとして利用しましょう。

本ファンドのような中小型株式アクティブファンドは、コストの低い場合限定で、サテライトとして使うのが無難です。ここまで高コスト過ぎるものは、最初から相手にする必要はありません。


スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンドの購入先

スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンド(愛称:ライジング・サン) は、以下証券会社にてノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券カブドットコム証券マネックス証券東海東京証券

証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
徹底的にコストにこだわるなら、断然、 SBI証券を選ぶと良いでしょう。

 


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