SBIスリランカ短期国債ファンド・・・全く投資する必要は無し

SBIスリランカ短期国債ファンド(年2回決算型)は、スリランカ国債等に投資するスリランカ債券アクティブファンドです。2016年12月29日に設定されました。

投資対象は、残存期間3年以下のスリランカ短期国債や政府機関債、国際機関債です。また、現地通貨建てであるスリランカ・ルピー建て債券以外に、米ドル建て等の別通貨建て債券にも投資します。

SBIスリランカ短期国債ファンド


スリランカ1国の債券に集中投資する意義はほぼなく、信託報酬も年0.905%(税抜)と高コストです。同時設定されたSBIスリランカ短期国債ファンド(毎月決算型)と共に、特に魅力はありません。

(2016年12月31日)


 


SBIスリランカ短期国債ファンド(年2回決算型)の特徴や基本情報

購入単位:SBI証券にて最低500円より積立購入可能。
信託報酬年率0.905%(税抜) (=運用管理費用0.545%(税抜)+投資対象ファンドの信託報酬0.36%(税抜))
信託財産留保額:0.3%
決算:年1回(7月5日)
資産配分比率:月報発行後に追記します。
償還日:無期限
運用会社:SBIアセットマネジメント
為替ヘッジ:なし


主に、「SBIボンド スリランカ短期国債ファンド(適格機関投資家専用)」(信託報酬0.36%)にファンドオブファンズ形式で投資しています。

SBIスリランカ短期国債ファンド(年2回決算型) ファンドオブファンズ形式



SBIスリランカ短期国債ファンド(年2回決算型)、管理人の感想や評価

信用リスクの高いスリランカ債券に集中投資する意味が不明

まず、スリランカの債券のみに集中投資するファンドという時点で、コンセプトが理解不能です。よほど「スリランカ好き」な人以外には、何の関係もありません。

「残存期間が3年以下の短期国債を中心にポートフォリオを構築する」ことで、「金利変動に伴う価格変動リスクの低減を目指す」とのことですが、スリランカは、慢性的な財政赤字や貿易赤字により国債格付けもB+と信用リスクは高く、投資不適格債(ジャンク債)に入ります。

目論見書にも「スリランカの短期国債等、新興国債券への投資は一般に、利回りが高い反面、信用リスクも高いため相応のリスクを伴います。」と書かれており、リスクが大きいことには注意が必要です。

世界の中のほんの小国であるスリランカに、どうして債券投資する意味があるのかよく考える必要があります。(まだ株式投資なら、ある程度は理解できますが)


ベンチマークもない高コストの欠陥アクティブファンド

新興国債券ファンドとして、信託報酬が年0.905%(税抜)と高く、これだけで投資検討価値はありません。今では、新興国債券インデックスファンドとして、新興国各国に幅広く投資できるiFree 新興国債券インデックス(信託報酬0.22%)があります。

スリランカ1か国の債券のみに、信託報酬0.905%もかけて投資する必要は全くありません。ましてや、ベンチマークも参考指数もない欠陥アクティブファンドであり、投資してはいけないレベルのファンドです。


スリランカ国債の表面利回りの高さには注意

スリランカ国債の2年債の利回りは10%超と高く、なんとなく儲かるような気がするのもよくわかります。

しかし、南アフリカ・ランド建て債券に関する相談とその回答でお伝えしたように、新興国債券は、理論上はその分が為替により調整され、期待リターンは(コスト考慮前で)日本債券と同じです。

高金利でもリスクの大きい新興国債券は分散投資の一環として投資する場合もアセットアロケーションの中の外国債券部分のほんの一部で十分でしょう。



SBIスリランカ短期国債ファンド(年2回決算型)の購入先

SBIスリランカ短期国債ファンド(年2回決算型)は、以下証券会社にてノーロードで購入できます。

SBI証券

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