エス・ビー・日本債券ファンド ・・・コストが下がったのだけが嬉しい

エス・ビー・日本債券ファンド (愛称:ベガ)は、シティ日本国債インデックス参考指数とし、これを中長期的に上回る運用成果をあげることを目標とする日本債券アクティブファンドです。

「国内の社債にも積極的に投資し、個別銘柄の割安・割高分析を行い、インカムゲインだけでなくキャピタルゲイン(売買益)の獲得もめざす」戦略をとっていますが、肝心のリターンは設定来で参考指数に大きく劣っている残念なファンドになっています。

日本債券ファンドとして信託報酬0.82%(税抜)と高コストでしたが、2016年6月1日より、「新発10年利回りの水準に応じて信託報酬が変動する」以下の信託報酬段階料率が導入されました。

エス・ビー・日本債券ファンド (愛称:ベガ) 信託報酬段階料率


新発10年利回りが年0.5%未満の現在は、信託報酬が年0.37%(税抜)と大幅に引き下げられています。

(2016年7月30日更新)


 


エス・ビー・日本債券ファンド (ベガ)の基本的情報

・購入単位:証券会社により異なりますがSBI証券では最低500円より購入可能。
信託報酬年率0.37%(税抜)。信託報酬段階料率制により新発10年利回りの水準に応じて信託報酬が段階的に変動。
信託財産留保額:なし
・決算:年2回(3月7日、9月7日)。毎回40円の分配金を出しています。
・資産配分比率:国内債券計67銘柄に投資(2016年6月末時点)

デュレーションは8.87年、直接利回りは0.94%、最終利回りは0.06%です。

債券種別構成比率は以下の通りです。信用リスクの高い分、国債より利回りも高い社債(事業債)を約62%組み入れています。
    
債券種別 組入比率
国債  30.9%
事業債等  61.8%
短期金融商品  7.2%


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

エス・ビー・日本債券ファンド (愛称:ベガ) 組入上位10銘柄構成比率


・償還日:無期限
・運用:大和住銀投信投資顧問
・為替ヘッジ:なし(投資対象に為替リスクはありません)


エス・ビー・日本債券ファンド (ベガ)、管理人の感想と評価

参考指数(シティ日本国債インデックス)より設定来リターンが大きく劣っているアクティブファンドです。全く、投資対象にはなりませんね

下記は、月報記載の本ファンドの基準価額と参考指数の推移比較を示します。右肩上がりの水色の参考指数に対し、いまだにリターンは大きく劣後しています。

エス・ビー・日本債券ファンド (愛称:ベガ)の設定来のリターンと参考指数の推移比較


しかも、ファンドのリターンは分配金を出すことにより引かれる税金を考慮していませんので、実際はこれよりもリターンは下がります。

アクティブファンドの存在価値はベンチマークより成績が良いかどうかの1点だけです。ベンチマークや参考指数にリターンが負けるアクティブファンドなど何の価値もありません。

2016年6月より上述の「信託報酬段階料率」が導入され、今は信託報酬が0.37%となっていますが、その程度ではリターン向上は焼け石に水状態です。

2008年の下落は、信用度が急落したパシフィックホールディングス債の、全額損切りによるものです。2009年もリーマンショックでデフォルト懸念から大幅に価値の下がった社債の損切りによる損失で、基準価額は2009年のリーマンショック時に1年に17%も下落しています。

全体の36%を社債に投資しているため、コツコツと利息収入を得てもドカンと下落するリスクを抱えています。

社債に投資するファンドは、平時はベンチマークや参考指数である国債指数にリターンが勝つことが多いのですが、金融危機があると信用不安により、それまでの優位がひっくり返ってしまうほどリターンが悪くなることが多いです。

本来、日本債券ファンドへの投資は株式ファンドとの相関関係が低いことを利用し、資産全体の安定のための行うものです。金融危機時に、株式と同じように日本債券ファンドも大幅に下落するようでは、分散の意味がありません。

アセットアロケーションの日本債券部分は、エス・ビー・日本債券ファンド (愛称:ベガ)のようなリターンのへぼいアクティブファンドではなく、お勧めのインデックスファンドにあるような(社債投資比率も低く)圧倒的低コストでより幅広い銘柄に投資できる

<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド(信託報酬0.15%)
たわらノーロード 国内債券(信託報酬0.15%)

を選択するべきでしょう。



エス・ビー・日本債券ファンド (ベガ)の購入先

エス・ビー・日本債券ファンド (愛称:ベガ)をノーロードで購入できる銀行・証券会社は下記の通りです。

が、ここまで存在価値の無い投資信託を購入する必要性は、全くありません。さっさと繰上償還でもされると良いですね。

フィデリティ証券SBI証券楽天証券マネックス証券カブドットコム証券 、岡三オンライン証券、 立花証券ストックハウス 、大和証券、みずほ証券

あわせて、 管理人神推しの証券口座のページ を証券会社選びにお役立て下さい。管理人的には、 SBI証券 の利用がコストを徹底的に抑えられるのでベストだと思います。

 


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