アムンディ・ロシア東欧株ファンド・・・特に買う必要のない投資信託

アムンディ・ロシア東欧株ファンドは、ロシアを中心に東欧諸国の株式にも投資を行うロシア・東欧株式アクティブファンドです。2005年3月31日より運用されています。2010年7月1日にファンド名が「SG ロシア東欧株ファンド」から現在の名称に変更されました。

アムンディ・ロシア東欧株ファンド


ファンドオブファンズ形式ということもあり、二重にかかる信託報酬が、約1.635%(税抜)もする高コストなファンドです。

欧州新成長国株式ファンド同様にベンチマークや参考指数もなく、成績の判断もできない時代遅れの新興国株式アクティブファンドの1つです。


(2018年12月21日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 



アムンディ・ロシア東欧株ファンドの基本的特徴

このファンドの基本情報

購入単位:証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券では100円より購入可能。
信託報酬年率1.635%(=運用管理費用0.885% +外国籍ファンド0.75%)(税抜)
信託財産留保額:0.3%
決算: 年1回(10月20日)。2009年以降は分配金を一度も出さずに運用されています。
償還日:無期限
運用:アムンディ アセットマネジメント
為替ヘッジ:なし


このファンドのポートフォリオなど

組入上位5業種の配分比率、組入上位5ヶ国の国別配分比率はそれぞれ以下の通りです。投資対象銘柄数は未公表となっています。(2018年10月31日時点)

ロシアに約65%を投資しており、その他東欧諸国のポーランドやハンガリー、チェコ、オーストリアにも投資しています。

また、参考指数と記載があるのは、本ファンドが主に投資している「オーシャン・ファンド・エクイティーズ・イースタン・ヨーロッパ」の参考指数(MSCI EM Eastern Europe 10/40 )をさしています。

アムンディ・ロシア東欧株ファンド 組入上位5業種の配分比率、組入上位5ヶ国の国別配分比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。ロシアは原油や天然ガスなどの資源輸出国のため、ロシアのエネルギー関連企業の組入率が高くなっています。

アムンディ・ロシア東欧株ファンド 組入上位10銘柄の構成比率


ルクセンブルク籍の「オーシャン・ファンド・エクイティーズ・イースタン・ヨーロッパ」に投資するファンドオブファンズ形式のファンドです。

アムンディ・ロシア東欧株ファンド ファンドオブファンズ形式構造



アムンディ・ロシア東欧株ファンド・管理人の感想

ロシアやその周辺国のみに集中投資するファンド

アムンディ・ロシア東欧株ファンドは、欧州新成長国株式ファンド同様に、ロシアをメインに、ロシア周辺の東欧の株式に投資するファンドであり、特にロシアの組入比率が約65%と高いことが特徴です。

ロシア株式比率が65%を占める分、良くも悪くもロシア単一国の地政学的リスク(戦争や紛争)や経済状況、原油価格などの影響を強く受け、周辺の東欧諸国もロシア経済の影響を同じように受けるため、分散度合いも弱いです。

そのため、新興国株式全体に幅広く投資するファンドと比べると、動きが大きくなります(=リスクが高い)。よほどロシアとその周辺国の東欧の株式に興味関心が強い人以外、集中投資する必要性はありません。


時代遅れの高コストアクティブファンド

ファンドオブファンズ形式ということもあり、自分自身のファンドの運用管理費用0.885%(税抜)と、投資先の外国籍ファンドの信託報酬0.75%が2重にかかり、トータルの信託報酬は年1.635%(税抜)と、時代遅れレベルに高いことは大きな問題です。

以下の運用報告書記載の「1万口当たりの費用明細」を見ると、ファンド自体の運用管理費用(信託報酬)は1.014%(税込)かかっています。

ファンドオブファンズ形式のため、投資対象の外国籍ファンドの信託報酬0.75%と合わせて、トータルの実質コストは年1.764%(税込)の超高コストファンドです。

アムンディ・ロシア東欧株ファンド 1万口当たりの費用明細


資産形成の基本は、低コストかつ徹底的な分散投資です。今では、ロシアやその周辺の東欧諸国も含む世界の新興国株式各国の多数の銘柄に、本ファンドよりはるかに低コストで分散が効いている、以下のようなファンドを購入できる時代です。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス(信託報酬0.189%)
<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド(信託報酬0.189%)


どちらもMSCIエマージング・マーケット・インデックスをベンチマークとしており、800銘柄以上の新興国株式銘柄に幅広く投資できます。

本ファンドはリターンを比較するためのベンチマークや参考指数もないのは、リターンが悪いのをごまかすだけとしか思えず、投資に値しません。

国別構成比率の箇所は参考指数としてMSCI EM Eastern Europe 10/40 と書いているにも関わらず、運用報告書でも参考指数との比較結果を見せていないことで、リターンが参考指数負けている事が容易に想像つきます(勝っていれば必ず載せています)。

情けないと共に、投資家をバカにしたファンドと言えるでしょう。

私たち一般人がこのような投資信託を買う必要などなく(いや、洗練された投資家ならなおさら買わないと思いますが)、お勧めの新興国株式インデックスファンドで紹介しているような低コストかつ分散の効いたファンドを買うスタンスで宜しいかと思います。



アムンディ・ロシア東欧株ファンドの購入先

アムンディ・ロシア東欧株ファンドをノーロードで購入できる証券会社は以下になります。

フィデリティ証券SBI証券楽天証券マネックス証券SMBC日興証券(ダイレクトコース)


証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 


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