SMTインデックスシリーズ・・・当初は画期的、現在はごく普通の存在に

低コストで、個別のインデックスファンドを、自分の希望の比率で積み立てできたらいいんだけどなあ」という、かねてからの個人投資家の想いを初めて叶えてくれたのが、SMTインデックスシリーズです。2008年1月9日より運用が始まりました。

SMTインデックスシリーズ


(2012年4月に住信アセットマネジメントと中央三井アセットマネジメントが合併し、三井住友トラスト・アセットマネジメントになったことに伴い、STAMインデックスシリーズからSMTインデックスシリーズにファンド名が変更されました。)

新規に設定されたややアクティブな性格を持つ新種のインデックスファンドも含め、現在は以下の28ファンドのラインナップ構成です。

SMTインデックスファンドシリーズ 全ラインナップ



(2018年5月12日更新)

 


SMTインデックスファンド 全28ファンドのラインナップ

現在販売されているSMTインデックスファンドシリーズのラインナップと、各ファンドのコスト一覧です。

比較項目 信託報酬(税抜) 信託財産留保額 ベンチマーク
SMT TOPIXインデックス・オープン 0.37% 0.05% 東証株価指数(TOPIX)
SMT 日経225インデックス・オープン 0.37% なし 日経平均株価(日経225)
SMT JPX日経インデックス400・オープン 0.37% なし JPX日経インデックス400(配当込み)
SMT JPX日経中小型株インデックス・オープン 0.40% 0.1% JPX日経中小型株指数(配当込み)
SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン 0.42% なし ややアクティブなファンド
S&P/JPX配当貴族指数(配当込み)
SMT グローバル株式インデックス・オープン 0.50% 0.05% MSCIコクサイ・インデックス
SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン 0.50% 0.20% ダウ・ジョーンズ工業株価平均
SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン 0.55% なし ややアクティブなファンド
S&P500配当貴族指数(配当込み)
SMT 欧州株配当貴族インデックス・オープン 0.55% なし ややアクティブなファンド
S&P欧州350配当貴族指数(配当込み)
SMT新興国株式インデックス・オープン 0.60% 0.3% MSCIエマージング・マーケット・インデックス
SMT アジア新興国株式インデックス・オープン 0.60% 0.3% MSCI エマージング・マーケット・アジア・インデックス
SMT 日経アジア300インベスタブルインデックス・オープン 0.55% 0.3% 日経アジア300インベスタブル指数(税引後配当込み)
SMT 国内債券インデックス・オープン 0.37% 0.05% NOMURA-BPI総合
SMT グローバル債券インデックス・オープン 0.50% 0.05% FTSE世界国債インデックス(除く日本)
SMT グローバル債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり) 0.50% 0.05% FTSE世界国債インデックス(除く日本、円ヘッジ))
SMT 新興国債券インデックス・オープン 0.60% 0.3% JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド
SMT 米ドル建新興国債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり) 0.60% 0.3% バークレイズ・US・エマージング・ソブリン・マキシマム・レイティング・インベストメント・グレイド・インデックス(円ヘッジ・円ベース)
SMT J-REITインデックス・オープン 0.40% 0.05% 東証REIT指数(配当込み)
SMT グローバルREITインデックス・オープン 0.55% 0.05% S&P先進国REIT指数(除く日本)
SMT 米国REITインデックス・オープン 0.55% なし S&P米国REIT指数(配当込み)
SMT 新興国REITインデックス・オープン 0.60% 0.3% S&P新興国REITインデックス(配当込み)
SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし) 0.65% なし LBMA金価格(円換算ベース)
SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジあり) 0.65% なし LBMA金価格(円ヘッジベース)
SMT インデックスバランス・オープン 0.50% 0.1% 組入9資産の加重平均ベンチマーク
SMT 8資産インデックスバランス・オープン 0.50% 0.1% 組入8資産の指数を均等比率で組み合わせた合成指数
SMT 世界経済インデックス・オープン 0.50% 0.1% 組入6資産の指数を加重平均で組み合わせた合成指数
SMT 世界経済インデックス・オープン(株式シフト型) 0.55% 0.1% 組入6資産の指数を加重平均で組み合わせた合成指数
SMT 世界経済インデックス・オープン(債券シフト型) 0.45% 0.1% 組入6資産の指数を加重平均で組み合わせた合成指数

なお、2017年3月2日に設定されたSMT 日米インデックスバランス・オープンは純資産総額の低迷から2018年5月10日に繰上償還されました。



当初のSMTインデックスファンドは、徹底的に低コストを追及した

本格的な低コストインデックスファンドの先駆け

SMTインデックスシリーズは、何といっても低信託報酬のインデックスファンドシリーズの先駆けであることが最大の特徴です。

もともと低い信託報酬を2010年に続いて、2012年4月に2度目の引下げを行い、ライバルのeMAXISインデックスシリーズ等と同等レベルの信託報酬になりました。

信託報酬引下げによる低コスト化の追求は、個人投資家のリターンをその分だけ確実に引き上げます。本気で長期投資に適したファンドにしようとの運用側の意気込みが伺えます。


最も純資産残高が多い低コストインデックスファンド

低コスト化を先んじて進めたインパクトは非常に大きく、他のインデックスファンドが純資産総額の伸びに苦しんでいる中、シリーズ全体で2014年8月に純資産総額が累計1000億円を突破し、2017年9月末時点では1837億円に達しています。

SMTインデックスファンドシリーズの純資産総額の推移



超低コストインデックスシリーズとして、i-SMTシリーズが新たに登場

ただし、自ら仕掛けた低コストインデックスファンド攻勢により、後発のeMAXIS Slimインデックスシリーズニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズなどの超低コストインデックスシリーズに、コスト競争では完全に「置いてけぼり」を食らっています。

その状況の中、2017年11月にi-SMTシリーズが新規設定されました。i-SMTシリーズは、SMTインデックスシリーズの同一資産クラスのファンドと同一のマザーファンドに投資しながら、はるかに低い信託報酬であることが特徴です。

従来のSMTインデックスシリーズの各ファンドの信託報酬を引き下げるのではなく、新規に別のインデックスファンドを設定する手段は、既存のeMAXISインデックスシリーズはそのままに、同一マザーファンドに投資する低信託報酬のeMAXIS Slimインデックスシリーズを立ち上げたのと全く同じやり方です。

i-SMTシリーズはまだ4ファンドのみですが、いずれも各資産クラスごとの最安信託報酬ではなく、今後の更なる信託報酬引下げや追加ファンドが登場するか様子見といったところです。

いずれにしろコストの観点からは優位性は薄れており、これから投資を始めたいのであれば、インデックスファンドのおすすめのページをご覧いただく方が良いでしょう


指数自体がアクティブな性格を持つ「スマートベータ」を投入

前述のように、他の超低コストインデックスシリーズがカバーしていないような、マイナーな資産クラスに投資したい場合以外では、あえて購入する価値が薄くなっています。

ただ、2016年8月末以降、「スマートベータ型」インデックスファンドである以下の3つのファンドの運用を開始しました。

SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン
SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン
SMT 欧州株配当貴族インデックス・オープン


それぞれ所定の算出方法によって、既存のインデックスを上回るリターンを上げると予測する高配当株式に投資するインデックスファンドです。

ベンチマークである指数自体がアクティブな性格を持つ一風変わったファンドであり、今後はそれらのアクティブファンドやアクティブなインデックスファンドが、従来の市場平均を上回るリターンになるのかどうか、注目したいところです。

ま、そんな上手い事にはならないだろうなというのが管理人の見立てですが、果たしてどうなる事か・・・。


SMTインデックスファンドを用いたモデルポートフォリオ事例

なお、SMTインデックスシリーズの運用会社である、三井住友トラスト・アセットマネジメントにてモデルポートフォリオの例がありましたので、その資料へのリンクも貼っておきます。

積極運用型、標準型、安定運用型の3つのモデルポートフォリオが提示されていて、分かりやすいです。(PDFファイルが開きます)

SMTインデックスシリーズを活用した資産形成・4資産編
SMTインデックスシリーズを活用した資産形成・6資産編
SMTインデックスシリーズを活用した資産形成・8資産編



SMT(スマート)インデックスファンドの積み立て時の注意

基本的に、SMTインデックスファンドシリーズは、フィデリティ証券SBI証券楽天証券カブドットコム証券SMBC日興証券など、主要ネット証券で購入が可能です。

とことん徹底的にコストにこだわる場合、保有投信残高に応じて貰えるポイント還元が一番有利なSBI証券を利用するのが良いです。


 


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