SMT 新興国債券インデックス・オープン・・・少しコストが高めになった

SMT 新興国債券インデックス・オープン (旧STAM 新興国債券インデックスオープン)は、JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイドベンチマークとする、現地通貨建ての新興国債券インデックスファンドです。SMTインデックスシリーズの1つとして、2008年12月15日に設定されました。

SMT 新興国債券インデックス・オープン


当時としては、eMAXIS 新興国債券インデックス野村インデックスファンド・新興国債券と並んで、信託報酬0.60%(税抜)の低コストの新興国債券インデックスファンドでした。

2016年9月に、信託報酬が約1/3の年0.22%(税抜)と超低コストのiFree 新興国債券インデックス(信託報酬0.22%)の登場により、今ではすっかりコスト競争力がなくなってしまいました。

⇒参考:SMTインデックスシリーズは、個人投資家の夢を初めて実現した!


(2016年11月12日更新)



 


SMT 新興国債券インデックス・オープンの基本的情報

購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券では最低500円より積立購入可能。
信託報酬年率0.60%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
決算:年2回 (5月10日、11月10日)
資産配分比率:現地通貨建て国債計172銘柄に投資(2016年10月31日時点)

組入上位10ヶ国の構成比率は以下の通りです。ファンドの最終利回りは年6.23%、平均残存年数は7.36年です。

SMT 新興国債券インデックス・オープン 組入上位10ヶ国の構成比率


償還日:無期限
運用:三井住友トラスト・アセットマネジメント
為替ヘッジ:なし



SMT新興国債券インデックス・オープン、管理人の感想と評価

はるかに低コストのiFree 新興国債券インデックスの登場で、一気に陳腐化

SMT 新興国債券インデックス・オープン登場の2008年12月前までは、新興国債券ファンドと言えば信託報酬が年2%近い超高コスト、かつ非効率な毎月分配型ファンドばかりであり、散々な状況でした。

その中で登場したSMT 新興国債券インデックス・オープン以降、同じ信託報酬0.60%のeMAXIS 新興国債券インデックスや野村インデックスファンド・新興国債券と長らく横並びの存在でした。

その後、2016年9月8日に超低コストのiFree 新興国債券インデックス(信託報酬0.22%)が登場し、本ファンド含む上記の既存の新興国債券ファンドは一瞬で陳腐化してしまいました。

ここまで圧倒的に信託報酬に差があると、後日発行されるiFree 新興国債券インデックスの運用報告書記載の実質コストを確認するまでもなく、新興国債券インデックスファンドは、iFree 新興国債券インデックスで決まりです。


新興国債券クラス自体、投資対象にする必要性は薄い

また、注意するべき点は、新興国債券は債券それ自体の値動きよりも、むしろ為替リスクの方がはるかに大きいと言うこととです。

本ファンドの平均利回り自体は年6.23%と比較的高いのですが、それは新興国の通貨がその分インフレ傾向であることを反映しています。インフレ分は通貨安(円高)によって調整され、理論上は新興国通貨は下落(円高)します。

理論上は、国内債券への投資と期待リターンは同一です。だとすれば国内債券よりも新興国債券への投資はコストがかかる分、不利だとも言えます。

⇒参考:南アフリカ・ランド建て債券に関する相談とその回答


特に2008年の金融危機においては、新興国の通貨は大半が売り込まれて急落したため、債券自体の価格はほとんど変動が無くても、円高によって基準価額が高値圏の半分程度まで落ち込みました。

新興国向け投資は特に変動が大きいことを考慮の上、集中投資しないように注意する必要があります。株式の期待リターンに比べると債券の期待リターンは低く、そのリターンの割には為替リスクの大きい新興国債券クラスへの投資は、特段不要です。

新興国債券クラスは資産運用の主力にはならないため、分散投資の一環として投資したい場合も、新興国債券クラスをアセットアロケーションに組み入れる場合も、控えめにしておいた方が無難です。



SMT 新興国債券インデックス・オープンの購入先

SMT 新興国債券インデックス・オープンをノーロードで購入できる銀行・証券会社は以下の通りです。

フィデリティ証券SBI証券楽天証券カブドットコム証券マネックス証券SMBC日興証券(ダイレクトコース)野村ネット&コール立花証券ストックハウスソニー銀行イオン銀行ジャパンネット銀行


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管理人的には、 SBI証券 の利用がコストを徹底的に抑えられるのでベストだと思います。


 


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