セゾン投信・中野社長に突撃インタビュー!(その1)

2007年3月、特徴のある2本の投資信託の販売を開始し、非常に安いコストで世界分散投資の出来る仕組みを私たち消費者に提示し、多くの支持を集めているセゾン投信。

特に、セゾン・バンガードグローバルバランスファンドは、07年の日経優秀製品・サービス賞も受賞し、1年で100億円を超える長期投資家からの資金を集め、現在も成長しています。(管理人も月に4万円の積み立て実施中!)

管理人と同じくらいの若い世代、20代~40代くらいの世代に人気の、セゾン投信のオフィスにお邪魔し、魅力的なリーダー、中野社長にお話を聞ける機会がありましたので、お聞きした内容を記したいと思います。

なお、ここに記述したのは、08年7月22日現在のインタビュー内容です。記載内容については、時間の経過とともに変化する可能性もありますので、セゾン投信について具体的に知りたいという方は、都度、下記のページもご参考ください。



さて、中野社長にインタビューした内容は、次の通りとなっています。どうぞ、ご覧ください。


 


サブプライム問題・株価下落などについて

質問:サブプライム問題発覚から、気が付くともう、1年がたとうとしています。ちょうどサブプライム直前に出発進行した「セゾン号」の乗客たちは、しょっぱなからのすさまじい急坂の連続に、のんびりと外の景色を見る余裕が無くなっているのではないかと心配です。

例えば同じ「長距離船」のさわかみ丸も、長期投資家たちのゆるぎない結束でびくともしないと思いきや、サブプライム後に一気に五百億円もの資金(全体の2割)が流出しているのを見ると、「長期投資家」たちの精神的な動揺を推測する事ができます。

まずは、「セゾン号」の乗客たちが安心できるように、お声をかけていただけませんか?(管理人ももこの質問の時点で、100万円超の資金をセゾン投信に預けています)

中野社長:相場というのは、上がる時もあれば下がる時もあり、常に循環しています。今回、大きく下げてはいますが、過去に、下がった相場はその後必ず、上昇しているのが分かります。つまり、下がった相場はいずれ、必ず適正な所に回帰するものなのです

また、私たちセゾン投信では、ファンドの値動きが大きく変動し過ぎる事の無いよう、歴史と厚みのある市場にのみ、投資するスタイルを貫いています。その点で、安定感が有るのではないでしょうか?

とは言え、現在のように悲観に満ちた状況下で、投資家の皆様が慌てるお気持ちも分かります。実際、株価の暴落局面で、お客様から「本当に大丈夫なのか?」というお問い合わせも来ています。

しかし、運用は長期に渡ります。たった1年で一喜一憂しない、ブレの無い運用こそが、私たちのファンドの特徴なのです。

今後、投資家の皆様を勇気づけなくてはならない、それが長期投資を標榜するセゾン投信の、大切な仕事だと思っております。


サブプライム問題・株価下落などについて

質問:世界経済は今、一時的なのか長期的なのかはっきりしない「グローバル規模のインフレ」に襲われつつあります。インフレを警戒して、米国などの年金基金はその一部をコモディティなどの商品に移し、インフレヘッジを行っていると聞きます。「セゾン号」の乗務員は、インフレに対してどのような認識、また各ファンドは今後、どのような投資を行ってゆくお考えでしょうか?

中野社長:確かに投機マネーの商品市場への流入などの要因もあり、原油などコモディティの価格上昇に伴うインフレ圧力が大きくなっているのも事実です。

しかし、一度冷静になって、ビックカメラでものんびりご覧になってはいかがでしょうか? そこに、世界経済の現在の構造を垣間見る事ができます。

食料品やガソリンなどの一次産品を除くと、グローバルで供給されている品々は、むしろ価格下落圧力が強いのが分かります。70年代のように、インフレに対応するために賃金を引き上げると言ったことは不可能に近いので、21世紀の(先進国の)経済は、むしろデフレ的にならざるを得ません。

日本企業は、こういった品々を世界を活用する事で、デフレに打ち勝つ力強さが有るものと信じています。良い企業の仕事というものは、そのようなインフレに、最終的に打ち勝ってゆく力が有るのではないでしょうか?

このような状況においては、むしろ運用には、なかなか良い環境になってきているのではないかと考えています。

●管理人コメント

生鮮食料品など、生活必需品の価格が上昇してしまっては、企業がデフレ的経済構造に打ち勝つ以前に、私たち消費者がやられてしまいかねません。

しかし確かに、中野社長のおっしゃるように、このような時代にこそ、真に強い企業が生き残ったり、新しい発想のできる企業が躍進したりするものです。ある意味、現在はパラダイムシフトの真っただ中にあるのかも知れません。

ただし管理人の個人的な感想としては、私は世界全体にバランス良く分散投資している「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」に投資していますから、力強い企業の恩恵の度合いは、かなり薄まってしまうのでしょう。

世界全体の、人類の英知や進歩を信じて、今は我慢する時のようです。



今後のファンドのポートフォリオについて

質問:2本のファンドのポートフォリオは、今後どのように変化させてゆくお考えでしょうか? たとえば「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」ではカナダや東欧、中東地区なども投資対象にして、真にグローバルなファンドにしてゆくと言ったお考えはありますか?

中野社長:中東ですか? ハッキリ言って…・そんなの必要ないでしょう・笑。

確かに中東などの経済成長に伴い、投資先としての魅力が高まれば考えない事も無いでしょうが、現状は、(歴史と厚みを有した)投資対象に対し、ブレずに運用していく考えです。

それと、細かく見ていくと、たとえばカナダなどが、投資対象に入っていないなどの問題はありますね。ただ、それに対応する個別の適当なバンガード社のファンドが無いから、組み入れていない、という事情もあります。

ファンドのコストについて

質問:今でも十分信託報酬は安いと思いますが、さらにこれを低減する可能性についてお聞かせ下さい。企業として黒字化がまずは優先事項でしょうが、たとえば純資産が500億円、1000億円規模に達した場合、可能性はございますか?

また、ファンドオブファンズ形式ではなく、さわかみファンドのように、自社での運用に直接、乗り出すお考えはありますか?

中野社長:まず、自社でのファンドの運用は、全く考えていません。現在あるファンドを、大きく成長させていきたいと思っています。

それと、コストについては、下げる考えを持っています。現在のところ、会社の状況等を鑑みて(管理人注:次ページも参照ください)、数年以内に信託報酬を下げると言った事は出来ないと思います。

が、会社として利益が出せるようになった時には下げる方向で考えています

コストは弊社の大きなこだわりでもあります。コストにこだわる事で、投資家の皆様に、よりご満足いただけるのではないかと考えています。

●管理人コメント

具体的な資産規模は不明ですが、「ファンドの成長に伴って、信託報酬を下げます」、と明言された中野社長の姿勢に、大いに感銘を受けました。

投資家への啓もう活動、セミナーなどをしなくてはならないので、5兆円という膨大な金額を集めようとも、コストを還元するつもりは毛頭無いと公言する、某ファンドの社長さんに、聞かせてやりたいセリフでした。



⇒次:セゾン投信・中野社長に突撃インタビュー!その2に続く



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