S&P新興国リートインデックス

S&P新興国リートインデックス(S&P新興国REITインデックス)とは、S&P社が新興国の不動産投資信託(REIT)の浮動株修正時価総額に基づいて算出している新興国市場のリート指数です。

以下のように、世界全体(先進国+新興国)のリートを対象とするS&Pグローバルリートインデックスのサブ指数です。

S&P社のREIT指数の分類
指数(世界全体)  指数 指数   投資国 指数
 S&Pグローバルリートインデックス    S&P先進国REIT指数  日本  S&P日本REIT指数
 S&Pグローバルリートインデックス(除く日本)   先進国(除く日本)  S&P先進国REIT指数(除く日本)
   新興国  S&P新興国リートインデックス

S&P新興国リートインデックスには、以下の表にある時価総額や流動性等の銘柄採用基準を満たす南アフリカ、メキシコ、マレーシア、トルコ、タイ、台湾、ギリシャの7ヵ国のリート計40銘柄が本指数に採用されています。

S&P社REIT指数の銘柄採用基準
 項目 採用基準
 不動産  GICS(世界産業分類基準)で不動産セクターに分類されており、各国の法律に基づき設立されたREITであること。(ただし、森林リート、モーゲージリートは対象外) 
 時価総額  浮動株修正時価総額が1億ドル以上あること。
 流動性  直近1年間の売買高が5000万ドル以上あること。

なお、新興国リートとしては、ブラジルや韓国もリート制度がありますが、上記基準を満たしておらず、本指数には入っていません。新興国リート市場の発展と共に、指数採用銘柄も今後拡大すると予想されます。


 


S&P新興国リートインデックス  国別構成比率

指数構成国7ヵ国の国別構成比率と銘柄数は下記の通りです。

S&P新興国リートインデックス 国別組入比率(2014年10月末時点)
投資国 組入比率  銘柄数
 南アフリカ  42.8%  13
 メキシコ  32.9%  8
 マレーシア  8.20%  6
 トルコ  7.70%  7
 タイ  4.90%  3
 台湾  2.40%  2
 ギリシャ  1.10%  1


S&P新興国リートインデックス  用途別構成比率

また、リート銘柄の用途別構成比率は以下の通りです。1銘柄でショッピング用、住宅用など複数用途の物件に投資している分散投資型が過半数を占めることが特徴です。

S&P新興国リートインデックス 用途別構成比率(2014年10月末時点)
用途 組入比率
 分散投資型  65.6%
 店舗用  22.4%
 住宅用  6.2%
 ホテルリゾート  2.4%
 工業用  1.6%
 専門・その他投資型  1.0%
 オフィス  0.9%


S&P新興国リートインデックス  組入上位15銘柄の構成比率

本指数に組み入れられている上位15銘柄は以下の通りです。

S&P新興国REITインデックスの組入上位15銘柄の構成比率


組入比率1位のFIBRA UNO ADMINISTRACION SAは、メキシコ各地の産業不動産、ショッピングセンター、オフィスビル、複合施設を所有しているメキシコNo,1のリートです。

また、組入比率2位のGROWTHPOINT PROPERTIES LTDは、南アフリカのショッピングセンター、オフィスビル、産業不動産を保有するほか、オーストラリアにも不動産を持つ国際的な規模のリートです。

上位2銘柄で本指数の約30%を占め、どちらも分散投資型のリートです。


S&P新興国リートインデックスをベンチマークや参考指数としているファンド

S&P新興国リートインデックス(配当込み)をベンチマークとするインデックスファンドとしては以下があります。

ファンドの名称 信託報酬(税抜)
eMAXIS 新興国リートインデックス 0.60%
SMT 新興国REITインデックス・オープン 0.60%

(2015年8月3日更新)


 


★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします

ページトップへ戻る