S&P新興国リートインデックスとはどんな指数か?

S&P新興国リートインデックス(S&P新興国REITインデックス、S&P新興国REIT指数、S&P Emerging REIT Index)は、S&P社(スタンダード&プアーズ ファイナンシャル サービシーズ エル エル シー社)が算出・公表している指数です。1992年12月31日より算出が開始されています。

S&P新興国リートインデックス


新興国6ヶ国のREIT(不動産投資信託)計36銘柄(2018年11月末時点)で構成される浮動株修正時価総額加重平均指数(配当抜き)で、以下のように、世界全体(先進国+新興国)のリートを対象とするS&Pグローバルリートインデックスのサブ指数です。

S&P社のREIT指数の分類
指数(世界全体)  指数 指数   投資国 指数
 S&Pグローバルリートインデックス    S&P先進国REIT指数  日本  S&P日本REIT指数
 S&Pグローバルリートインデックス(除く日本)   先進国(除く日本)  S&P先進国REIT指数(除く日本)
   新興国  S&P新興国リートインデックス


S&P新興国リートインデックスには、以下の表にある時価総額や流動性等の銘柄採用基準を満たす銘柄が採用されています。

S&P社REIT指数の銘柄採用基準
 項目 採用基準
 不動産  GICS(世界産業分類基準)で不動産セクターに分類されており、各国の法律に基づき設立されたREITであること。(ただし、森林リート、モーゲージリートは対象外) 
 時価総額  浮動株修正時価総額が1億ドル以上あること。
 流動性  直近1年間の売買高が5000万ドル以上あること。


なお、新興国リートとしては、ブラジルや韓国もリート制度がありますが、上記基準を満たしておらず、本指数には入っていません。新興国リート市場の発展と共に、指数採用銘柄も今後拡大すると予想されます。


 


S&P新興国リートインデックスの国別構成比率

国別構成比率は下記の通りです。(2018年11月末時点)

S&P新興国リートインデックス 国別組入比率
投資国 組入比率
 南アフリカ  58.4%
 メキシコ  20.8%
 タイ  9.6%
 マレーシア  7.4%
 トルコ  2.2%
 ギリシャ  1.6%



S&P新興国リートインデックスの用途別構成比率

また、リート銘柄の用途別構成比率は以下の通りです。1銘柄でショッピング用、住宅用など複数用途の物件に投資している分散投資型が過半数を占めることが特徴です。

S&P新興国リートインデックス 用途別構成比率
用途 組入比率
 分散型  62.4%
 商業施設  21.6%
 産業用施設  9.0%
 その他特化型  3.4%
 住居用施設  1.9%
 その他  1.6%
 オフィス  0.9%



S&P新興国リートインデックスの組入上位10銘柄の構成比率

本指数に組み入れられている上位10銘柄は以下の通りです。

S&P新興国REITインデックスの組入上位10銘柄の構成比率


組入比率1位のGROWTHPOINT PROPERTIES LTDは、南アフリカのショッピングセンター、オフィスビル、産業不動産を保有するほか、オーストラリアにも不動産を持つ国際的な規模のリートです。

組入比率2位のFIBRA UNO ADMINISTRACION SAは、メキシコ各地の産業不動産、ショッピングセンター、オフィスビル、複合施設を所有しているメキシコNo.1のリートです。上位2銘柄で本指数の約26%を占め、どちらも分散投資型のリートです。



S&P新興国リートインデックスをベンチマークや参考指数としているファンド

S&P新興国リートインデックス(配当込み)をベンチマークとするファンドは、以下のインデックスファンドがあります。

ファンドの名称 信託報酬(税抜)
eMAXIS 新興国リートインデックス 0.60%
SMT 新興国REITインデックス・オープン 0.60%

(2019年4月6日更新)


 


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