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さわかみファンドは、投資信託をする方であれば、一度は名前を聞く事があると思いますし、日本株投信をする場合は、購入の是非について、検討に値するファンドでしょう。
実際投資家の評価は高く、多くの方が積み立て投信をされ、長期投資のスタンスで望んでおり、純資産も右肩上がりで順調に増えています。
しかし、管理人はさわかみファンドには投資していません。日本株投信はカブドットコム証券でノーロード購入できるインデックスファンド225に投資しています。
管理人が、何ゆえさわかみファンドに投資していないのか、考えて見たいと思います。そしてそれが、さわかみファンドの評価でもあり、購入しようか悩んでいる方々への参考資料になればと思っています。
●さわかみファンドの概要
主として国内の割安株に比較的集中して投資、割安感が解消するまで保有。
(07年9月22日時点)
・購入単位:1万円以上1円単位
・信託報酬:年率1.05%(税込み)
・信託財産留保額:1.5%
・分配金の取扱:
年1回1月に決算を行い、分配金は税金等控除後に再投資。
・資産配分比率
| |
業種名 |
比率(%) |
| 1 |
電気機器 |
20.5 |
| 2 |
機械 |
13.7 |
| 3 |
化学 |
11.4 |
| 4 |
輸送用機器 |
10.5 |
| 5 |
鉄鋼 |
4.7 |
| 6 |
繊維製品 |
3.7 |
| 7 |
食料品 |
3.7 |
| 8 |
小売業 |
3.4 |
| 9 |
ガラス・土石製品 |
2.9 |
| 10 |
精密機器 |
2.7 |
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・償還日:無期限
・運用:さわかみ投信信株式会社
・為替ヘッジ:なし
・レーティング:★★★★(良い)
・運用成績(下記表を参照ください)

赤線は基準価額の推移(左側の数字は基準価額、単位は円)、青い部分は総資産の推移(右側の数字は総資産額、単位は百万円です)
●さわかみファンドのメリット
このファンドはデメリットを指摘するより、はるかにメリットの方が多いと思います。内容としては、
@常に投資家の期待する運用成績を収めている
一般に、アクティブ運用されるファンドの半数以上が、インデックスファンドよりも運用成績が劣ると言う結果がでています。ところがこのさわかみファンドは、特にベンチマークを設定してはおりませんが、常に日経平均を上回る投資成績を、長期にわたり収めている点で、非常に高い評価を与えられると思います。
Aアクティブファンドにしては信託報酬が安い
税込みで1.05%の信託報酬と言うのは、アクティブファンドの中では最低水準の価格帯です。しかもノーロードで購入できます。期待した運用成績を常に収めながら、低コストも実現する姿勢は、長期投資家にとってはとてもありがたく、大いに評価してよい事だと思います。
Bファンドマネージャーへの信頼感が抜群
アクティブファンドの場合、ファンドマネージャーの腕次第で成績が上下します。しかし、アクティブ運用の半数以上がインデックス運用に負けている事実は、投資のプロと言われるファンドマネージャーの腕も、実は大した事は無いんだ、と言う事実を我々に教えてくれています。
(実際にそんなカリスマ的な人がいたら、サラリーマンであるより自分で運用したほうがはるかに得なので、こういった人は会社を辞めてしまいます)
しかしその中にあって、唯一カリスマファンドマネージャーとも言いたくなるのが、さわかみ投信代表の澤上篤人氏です。
管理人も、澤上氏の長期運用哲学に深く共鳴し、投資信託の世界にのめりこんでいった口です。セミナーや書籍などを通じて澤上氏の発言等を聞けば、「この人が睨みを効かせているファンドなら安心して任せられる!」と納得できるのが、さわかみファンドなのです。
●さわかみファンドの問題点
では、さわかみファンドに問題点・死角はないのでしょうか? 管理人が購入に踏み切れなかった大きな要因が、次の点です。
@澤上氏あってのファンドである
上段で、澤上氏は唯一のカリスマファンドマネージャーとまで表現している通り、さわかみファンドは澤上氏の運用能力、運用哲学に大きく依存しています。
しかし、澤上氏は現在60歳(確か)です。平均寿命からすると、今後20年くらいはファンドマネージャーをし続けることは物理的に可能ですが、そのお年になっても、目利きは健在なのでしょうか。急逝されるリスクと言うのも考える必要があります。
その場合、さわかみファンドが期待するリターンを確保し続ける事ができるかどうか、この点が最大のリスクだと思います。
A日本株はインデックス運用で十分と言う考え方
日本株投信の場合、コストが安くて、しかも結構運用成績の良いインデックスファンドを探すと、見つかるものです。0.6%程度の信託報酬で、優良なインデックスファンドがあったとすると、あえて割高なさわかみファンドに投資する理由が希薄になってしまいます。
B信託財産留保額が1.5%と非常に高額
指摘している人がほとんどいないのが不思議なくらいです。さわかみファンドを購入している人の多くは、20年30年と、長期にわたって運用されるはず。そうなると、解約時に3000万円や、5000万円と、大きく資産が増えている可能性が高いでしょう。
この時、1.5%もの解約手数料を取られるのは、あまりにも高コストです。3000万円なら45万円も、5000万円で75万円も取られるんです!
この点、コストの安いインデックスファンドであれば、信託財産留保額はゼロですから、この差は大きいと思います。
ただし、50万円未満の解約は無料です。老後に定期的に取り崩してお金を使いたい方はそんなに注意する必要は無いでしょう。(大金残して亡くなってしまったら、やはり1.5%取られてしまいますが)
と言う事で、基本的にメリットはとても大きいものの、管理人的には購入まで踏み切れずに迷いに迷ったファンド、それがさわかみファンドでした。特に信託財産留保額はダメ押しのような効果がありましたね。
しかし、数ある日本株アクティブファンドと比較すると、極めて優秀なのは紛れもない事実です。澤上氏と共に、夢を追い続けられる投資が1.05%のコストと言うのは、やはり高くは無いのでしょうね。
●さわかみファンドのリンク先
さわかみファンドは、運用しているさわかみ投信より直接購入できます。販売会社に支払う手数料が無いのが、安さの秘訣でもあります。
⇒さわかみ投信株式会社
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