直販ファンドの先駆けながら、高コストでリターンも振るわないさわかみファンド

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さわかみファンドの評価・解説

さわかみファンドは、東証一部上場企業を中心に東証二部やJASDAQ銘柄にも投資する日本株式アクティブファンドです。1999年8月24日に運用が開始された運用期間が長いファンドで、けっこう人気が高いです。

投資信託による資産運用を考える方であれば、一度は名前を聞く事があるかもしれない老舗の直販ファンドで、さわかみ投信は「長期投資」を声高に主張しています。

 さわかみファンド
 (WEBネットマネーより拝借。上手いなこの画像・笑)


経済の大きなうねりをとらえて先取り投資することを運用の基本とし、その時点でもっとも割安と考えられる投資対象に資産を集中配分します。そのなかでも市場価値が割安と考えられる銘柄に選別投資し、割安が解消するまで持続保有する「バイ・アンド・ホールド型」の長期投資を基本とします。

というのがさわかみファンドの運用方針ですが、本当にそんなことができるのか、最近の運用成績を眺めていると、少々疑問に感じております。(検証は後ほど)

日本株式ファンドとして信託報酬1.00%(税引)は今では高く、ベンチマークも参考指数も設定されていないアクティブファンドであることも問題です。

実はこの、ベンチマークが無い事が要因で、さわかみファンドが良いのか悪いのか、評価が定まらない、それが大問題なのです。

アクティブファンドの存在価値は、成績が良いことただ1点のみです。ファンドの良し悪しを評価しようにも、買い付けてみないとハッキリしないという状態です。

(2014年10月14日更新)

さわかみファンドの特徴・評価

・購入単位:1万円以上1円単位
信託報酬年率1.00%(税抜)
信託財産留保額:なし(以前は50万円以上の売却は1.5%かかりましたが、2014年3月末より0%になりました)

・決算:年1回(8月23日)。設定来一度も分配金を吐き出さず、効率よく運用されています。
・資産配分比率:日本株式116銘柄(東証一部110銘柄、東証二部2銘柄、JSADAQ3銘柄、その他1銘柄)に投資(2014年9月30日時点)

組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

さわかみファンド 組入上位10銘柄の構成比率


・償還日:無期限
・運用:さわかみ投信株式会社



さわかみファンド・管理人の感想

さわかみファンドはベンチマークを設定していませんが(まずこれが問題)、投資対象から考えてベンチマークはTOPIX(配当込み)にすべきです。

アクティブファンドとして肝心のリターン(過去3年)を、さわかみファンド同様に設定来一度も分配金を出していないeMAXIS TOPIXインデックス(信託報酬0.40%)比較した結果が以下です。

さわかみファンド(オレンジ線)はeMAXIS TOPIXインデックス(赤線)にリターンが劣っています。

さわかみファンドとeMAXIS TOPIXインデックスの過去3年のリターン比較グラフ


過去1年比較では、さわかみファンドの方が良い成績を出していますが、やはり長期になればなるほど信託報酬の高さも影響し、リターンがインデックスファンドよりも悪いです。

しかし、設定来ではTOPIXを大幅に上回る運用成績という評価が出ているファンドです。これをどう考えるか? もしもTOPIXを上回る成績であるのならば、存在価値のあるアクティブファンドという事になりますね。今回は、その点も含めて、考えてみたいと思います



まず、成績うんぬんよりも、投資に関する大枠のお話

さわかみファンドが1999年8月に設定された当時は、まともなインデックスファンドも少なかったため、日本株式ファンドとして選択肢の一つにもなりました。

その後、SMTインデックスシリーズを先頭に低コストインデックスファンドシリーズが続々と登場し、信託報酬の低い日本株式ファンドも豊富に選択できるようになっています。

特にリターンが良いわけでもない高コストのさわかみファンドを選ばなくても(この点は後述)、信託報酬の低いTOPIXインデックスファンドである

 ・SMT TOPIXインデックス・オープン (信託報酬0.37%)
 ・日本株式インデックスe (信託報酬0.37%)

を選ぶ方がコストが低い分、リターンも良いです。投資銘柄もさわかみファンドの116銘柄に対して、インデックスファンドは約1700銘柄に投資しています。どちらが分散が効いているか言うまでもありません。

また、日本株式はアクティブファンドに投資したいという方は、存在価値のあるアクティブファンドの1つで、設定来のリターンがTOPIXインデックスファンドを上回るひふみ投信ひふみプラスの方を検討したほうが良いです。

ただし、過去のリターンは今後のリターンには無関係であることは、理解しておく必要はあります。この点が実によく分かる運用成績が、実はさわかみファンドなのです。



まず、ビッグマウス、澤上篤人さんの話を聞いてみよう

さわかみ投信の設立者の澤上社長は、いつも下記のように長期投資を叫んでいまよね。(ご覧になったことのない人は、一度目を通してみてください)

基本、インデックスファンドには美意識が無いと否定的で、さわかみファンドのコストを下げてほしいという、よく聞く話に対しても、別の方法で社会に還元するという事で、信託報酬の引き下げについては全く考えていない模様です


個人的に、ここ数年さわかみファンドの巷の評価(といってもネット上の話です)が、イマイチよろしくないのは、このビッグマウスにもあるのではないか?と考えています。

ただただ長期投資、株が絶好調で高値圏にあっても、暴落して底値圏であっても、常に日本株は買い場だと、10年単位で言われ続けられると、流石にそれはないだろと思いますよね。


個人投資家の支持を失いつつある姿

そしてここ数年大きいのが、さわかみ投信という会社自体が、何をしたいのかよく分からないという点です。基本的に多くの投資家が望むのは、とにかく運用成績を良くしてくれ、と言う点です。そこがしっかりしてこそ、経営理念が生きてきます。

というか、さわかみファンドの経営理念って、何だったっけ?? HPを見つめ直してみると、、





管理人は勘違いしていたのかもしれません。「一般家庭の財産づくりを本格的な長期投資でお手伝い」というメッセージは、今や創業の想いであって、経営理念ではないようです。

世の中を面白くしていこう!というのが会社の目標の第一と言うのは、私は全く知りませんでした。それはそうだとは思いますけれども、投信の運用会社の第一目標は、常に市場を上回る高い運用成績を収めて、個人投資家に報いることだと思うのです。

運用成績が向上して、お金を投じてくれた個人投資家の懐が潤えば、世の中、勝手にドンドン面白くなっていくに決まってますよね。

社長が短い期間にコロコロ変わった挙句、運用成績が良くなかった時代のファンドマネージャーで、澤上篤人さんの息子さんが会社を世襲するなんてのは、資金拠出を躊躇する十分な理由になります。

だいたい、理由が良く分からないのですが、この会社の社長をメディアで見かける事はほぼほぼ無いですし、元サーファーの髭面で、社長と言えども運用面よりはそれとは無関係の、下記のような社会貢献ネタに注力するだけでは、この会社に全幅の信頼を寄せようにも、今はとても難しいのだと思います。(注:髭面なうではないとは思う)


http://www.sawakami.co.jp/company/message/ceo.htmlより)


その息子さんの澤上龍さんって、こんな人なんですよね。投資について語っている姿を見た事が無くて、こんなサーフィンネタがアップされているような会社にお金を預けようなどとは、(きわめて個人的な見解ですが)、とても思えないですよね。

余った利益があるなら、それは投資家に還元していただきたいですよ。社長の社会貢献道楽に回すのではなくてさ・涙。




えーと、言い過ぎました。・・・さわかみファンドが過去に果した役割は、非常に大きなものが有って、管理人もそれは高く評価しています

でも、余計な社会貢献などやめていただいて、その経営資源を、徹底的に運用だけにフォーカスしていただきたいというのが、多くの人の想いなのではないかなと思います。

ここ数年インデックスファンドに対して顕著な優位性を示していない、かつ社長交代などのゴタゴタ続きだったかったさわかみファンドは、投資家の支持を失って顧客離れを起こしつつある状況です。




と、かなり批判的に書いておりますが、さわかみファンドは設立以来、ひたすら長期投資を志向してきました。という事は、待てよ、数年来のリターンではなくて、設立以来TOPIXを上回る運用成績という事なので、そういう視点で評価してあげないと正しい事は分からないなと思い、もう少々調べてみました。


さわかみファンドの評価・解説の続き



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