さわかみファンド・澤上社長からのメッセージ

長期投資の大先輩方の集うセミナーに出席して、長期投資を実行するにあたっての心構えや、投資の入り口でためらいを感じている初心者の方に、とても有意義なメッセージの数々を頂いてきましたので、紹介いたします。

このページでは、さわかみファンド・澤上社長

澤上さん、一言でいうと、信念の人、哲学の人と言えるかと思います。一見すると、小柄なお爺ちゃんです。が、内に秘めたる思いは、若い人と同様の、情熱の塊です。

今回のセミナーでも、長期投資への強い思いを端々に感じました。

ちなみにさわかみファンド・澤上社長の肉声はこんな感じ。ちょっとですが、ユーチューブで雰囲気を知る事ができます。

また、長期投資を志す方は、ぜひ(管理人からすると必ず)、どれでもいいから1冊、中古本で十分ですから、さわかみファンド・澤上社長の著作を読んでみて下さい。

さて、さわかみファンド・澤上社長からメッセージ、下記の通りとなります。

さわかみファンド・澤上社長からのメッセージ

さわかみファンド・澤上社長、今回の暴落相場を受けて、より熱がこもったというか、逆になんだか楽しそうに見えたのは管理人だけだったのでしょうか?

まず最初に発言したのが次の点。

世界的な金融危機は、バーチャルマネーから実体経済重視への転換


1970年代から始まった過剰流動性の供給過多は、2000年あたりから大きくなりだした証券化ビジネス、それを更にかさ上げするレバレッジの技術により、実体経済をはるかに逸脱したレベルまで膨れ上がったバーチャルマネーと化してしまった。

それを作りだした人たちや、利用した人たちも、本当にそこにお金があるのか実感できない、「有るようで無いようで有るようで…・有るよね?」とみんなで赤信号を渡ってしまった。

こんな世界(運用の世界)にいるのは、極めて居心地が悪かった・・・・。

余ったお金をさらに運用で大きくする時代は終焉し、これからは実体経済が見直される時代が来る。

具体的には、モノや原材料にシフトした経済であり、こういった実体経済のメガトレンドが発生するはず(下記の図を参照)。

一体経済のメガトレンドとは、インフレを強くイメージしたもののようで、こうも表現していました。

2050年には世界人口は91億~100億になるんよ。先進国で30億人、その予備軍で60億人、今ですら原材料やら食料やら足りないのに、今後どうするん?

(そういう将来の危機を克服するために)本来1あるものを1として数える(実体経済の)マネーの世界に、お金が流れる事になる

人間の欲の広がりと、人口増加の相乗効果を、良く考えるべきだ。

さわかみファンドが日本株以外に投資しない理由について、ディスカッションでは次の通り述べていました。

個人としてBRICsなどに投資する事はいいよ。けど、ウチは日本以外考えておらん。常に、(確実に)現金化できる市場以外、興味は無い。

例えば中国、民間企業と言ったって、株式の8割を国が保有していたら、リアルに動いている部分なんてほんの少ししかない。新興国マネーの大半が先進国から来たものだし。

大切なお客さんのお金を預かっている以上、もしも万が一の事が起きた場合、ただちに現金化してお返し出来る所じゃないと、危なくて運用などしておれん。

それに、自分の国にプラスになる事をしたい

お客さんを選べば(海外に)投資してもいいよ。ただし、本当に投資を知っている人じゃなければダメ。

  

将来の暴落が怖くて、投資が出来ない、いつ売れば良いのか分からないという人向けにも、熱心に説明されてました。それについては、下記のページで解説しています。

関連記事投信・ファンド 解約をどうするか?

最後に投資家に向けてのシンプルなメッセージ。

30年投資やってるけど、こういうの(今の暴落、金融危機)は初めて。これからも無いだろうね、私の人生の中では。

でも今は本当に凄いチャンス。私に1兆円、いや、5兆円下さい! そしたら、日本の株全て、全部買います。それほどのチャンス。

皆さんはそこまで出来ないかも知れないけど、どこの株でもいいので、まずは買ってみて、そして最低5年、手を付けないで置いておいて下さい。そうすれば長期投資が分かってきます。


とにかくね、長期投資は一言でいうと、「慣れ」です。どうってことない。

   

慣れ発言では会場の皆さん、大笑いしてました。

澤上社長とお会いしたのは初めての事です。個人的に、非常に感銘を受けました。それについてはブログで書いてみましたので、お暇な方はご覧ください。

参考澤上篤人さんの情熱に感動

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