セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと、マネックス資産設計ファンド、野村世界6資産分散投信を比較
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セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと、
            マネックス資産設計ファンド、
                野村世界6資産分散投信を比較


最近は信託報酬の安い、ファンドオブファンズのバランス型投資信託が人気を集めています。

世界各国の株式や債権に分散投資してくれるので、わざわざ自分でポートフォリオを構築、また定期的に見直さなくても良いのが便利です。

最近注目を集めているバランス型ファンドで、代表的な投信3本を、比較・検討してみたいと思います。比較するのは、下記のファンドとなります。

 ・セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
 ・マネックス資産設計ファンド(育成型)
 ・野村世界6資産分散投信(成長型)


                                (08年8月31日更新)

@基本情報の比較

比較項目 セゾン マネックス 野村
購入手数料 なし なし 1.575%
信託報酬 0.78% 0.9975% 0.798%
信託財産留保額 0.1% 0.3% 0.3%
基準価額
9,419 円
8,560 円
9,443 円
純資産
17,707百万円
7,901 百万円
60,173 百万円
スターレーティング なし なし なし
償還日 無期限 無期限 無期限
保有資産割合 株式と債券を5:5 株式36%、債券42%、不動産投信22% 株式70%、債券20%、不動産投信10%
国別割合 日本15%、米国41%、欧州36%、新興国6%太平洋地区先進国2% 日本58%、海外42% 日本と海外を5:5

野村の純資産が飛びぬけて多いですね。販売元である郵便局(ゆうちょ銀行)の圧倒的な販売力を見て取る事ができます。セゾンはコストを重視する方に、ふさわしいですね。その意味で、野村の購入手数料1.575%は残念です。

ただし、純資産の推移では、ここ数ヶ月で野村の資産は50億円以上も減りました。一方でセゾンは、基準価額の下落にもかかわらず、10億円程度増えています。マネックスは微減傾向です。

08年8月31日追記:純資産額ですが、セゾンは順調に増加(半年前より50億円増)、マネックスはほぼ横ばい、野村は100億円の減少となっています。

以下に示す通り、はなから野村のファンドはデメリットも多く、投資すべきではないファンドでした。運用成績も、悪いです。


Aファンドの詳細チェック

各ファンドとも、新しいものなので、まだレーティングがついていません。過去の実績なども参考程度にしかなりませんが、代表的な指標で比較してみたいと思います。(文字が赤いほうが有利と言う事を現しています)

比較項目 セゾン マネックス 野村
過去のリターン 5年
3年
1年 -9.2
-12.8%
-16.7%
半年 -1.3%
-1.9%
-2.1%
3ヶ月 -2.4%
-2.4%
-3.5%
シグマ 5年
3年
1年 12.17 9.71
14.01
シャープレシオ 5年
3年
1年 -0.8 -1.38
-1.23
ベータ 5年
3年
1年 0.52 0.46
0.72
アールスクエア 5年
3年
1年 68.33 79.35
86.97

野村の成績の悪さが目に付きます。株式と不動産投信(リート)は共に、世界的に大きく下落しているので、完全にそれに引っ張られていますね。基準価額も、あっという間に1万円を割り込みました。

セゾンも株安に苦しみ、さらに為替分のマイナス効果が働いてしまっていますが、債券の割合が高いので、案外下落が最小限にとどまっています。

シグマ等、各指標をみると、マネックスがもっとも適切なコントロール下において運営されている事が分かります。


C対ベンチマークはどうか?

ファンドの詳細を、評価可能な指標で比較できない中で、唯一の手がかりが、ベンチマークに対してどのような運用成績をおさめてきたかを見る、と言う事です。

表中、は該当ファンド  は全てのインデックスファンド(野村の場合国際ハイブリッド型インデックス)の平均値です

・セゾンバンガードグローバルバランスファンド


マネックス資産設計ファンド(育成型)


・野村世界6資産分散投信(成長型)


全体的に成績は良いと思います。特にセゾンはバラツキ無くインデックスを上回っていますし、野村一時期大きく上回っていましたが、最近は苦戦しています。


D管理人ならどれを選ぶ?

真にバランス型、と言う解釈をすると、セゾンバンガードグローバルバランスファンドが最も分散できていると思います。それに対してマネックスは日本の比率が高く、かつ低位安定してしまっている日本の債券に対する比率が2割もあり、その点で引っかかります。

一方野村は株式の比率が7割で、より積極的にリスクを取りつつも、日本と海外の比率を5割ずつとしている分、為替リスクを少なくした安定感もあって、なかなか上手いなと感じさせます。

セゾンと野村は信託報酬もほぼ同じくらい安いので、日本への投資比率をどう考えるのかと言う点で、選択が分かれるかと思います。

管理人の場合、日本への投資は日経225連動型の非常にコストの安いインデックスファンドでの運用で、比率を高めている事から、セゾンを選びました。リスクとリターンが共に高い、新興国への株式投資も4%と、隠し味程度に利いているのも気に入っています。

野村については繰り返しになりますが、購入手数料が残念です。これでは積み立て購入が不利になります。また、解約手数料(信託財産留保額)もセゾン0.1%に対し、野村0.3%と高くなっています。

また、野村は「成長コース」であっても、複利効果の効率を落とす、隔月分配を実施しています。再投資できるとは言え、2カ月に一度税金分は差し引かれますので、長期に見たら、相当なビハインドでしょう。これは、ちょっと呆れてしまいますね。

と言う事で、管理人はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを毎月積み立て、及び基準価額が大きく下落した時の押し目買いの両面で、長期積み立てをする事としました。

関連リンク

(⇒参考:セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの評価解説
(⇒参考:マネックス資産設計ファンド(育成型)の評価解説

(⇒参考:ノーロード&低コストのバランス型ファンド・完全比較

これ以外にも、優れたバランス型投信という事で、次の2つをご紹介しておきます

(⇒参考:ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンド(愛称:投資生活)の評価解説
(⇒参考:SBI資産設計オープン(愛称:スゴ6)の評価解説



D各ファンドのリンク先

各ファンドの詳細は、下記でご覧になってください。

 ・セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド ⇒セゾン投信株式会社

 ・マネックス資産設計ファンド(育成型)⇒マネックス証券株式会社

 ・野村世界6資産分散投信(成長型)⇒ゆうちょ銀行


08年8月13日追記:セゾン投信さんにお邪魔して、中野社長と直々にお話しさせていただく機会に恵まれました。下記ページをご覧ください。

 ・セゾン投信、中野社長に突撃インタビュー:その1
 ・セゾン投信、中野社長に突撃インタビュー:その2
 ・セゾン投信、中野社長に突撃インタビュー:その3

 
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