世界経済インデックスファンド(株式シフト型)は高評価
世界経済インデックスファンド(株式シフト型)は、世界各国のGDP(国内総生産)比率を参考に配分された、日本・先進国・新興国各地域の株式と債券に、株式75%、債券25%の比率で分散投資できる、バランス型のインデックスファンドです。
地域別配分比率は、日本:先進国:新興国=10:60:30であり、株式50%比率の世界経済インデックスファンドと同一ですが、株式への投資比率が75%と、より積極的にリスクを取りに行く配分となっているところが異なります。
SMTインデックスシリーズ と同じマザーファンドに投資する良質のバランスファンドの1つで、株式25%、債券75%の世界経済インデックスファンド(債券シフト型)と共に、2013年11月8日より運用が開始されました。文句なく、お勧めのインデックスファンドの1つです。
⇒参考:世界経済インデックスファンドに株式シフト型と債券シフト型が新登場!
(2017年5月7日更新)
世界経済インデックスファンド(株式シフト型)の基本的情報
・購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券では最低500円より積立購入可能。
・信託報酬:年率0.55%(税抜)
・信託財産留保額:0.1%
・決算:年1回(1月20日)。分配金は一度も出さず効率的に運用されています。
・資産配分比率: 基本組入比率(株式75%、債券25%)、組入比率は以下の通りです。
(2017年3月31日時点)
2016年12月に、地域別基本構成比率(日本、先進国、新興国)が、10:55:35から、10:60:30に変更されました。
組入資産(マザーファンド) | マザーファンドのベンチマーク | 組入比率 | 基本組入比率 |
---|---|---|---|
国内株式 | TOPIX | 7.16% | 7.5% |
国内債券 | NOMURA-BPI総合 | 2.18% | 2.5% |
先進国株式 | MSCI コクサイ・インデックス | 44.7% | 45.0% |
新興国株式 | MSCI エマージング・マーケット・インデックス | 23.83% | 22.5% |
先進国債券 | FTSE世界国債インデックス(除く日本) | 13.59% | 15.0% |
新興国債券 | JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファ イド | 7.25% | 7.5% |
・償還日:無期限
・運用会社:三井住友トラスト・アセットマネジメント
・為替ヘッジ:なし
世界経済インデックスファンド(株式シフト型)、管理人の感想と評価
世界経済インデックスファンドを株式75%に増加させた派生ファンド
世界経済インデックスファンド(株式50%、債券50%)同様、SMTインデックスシリーズの各マザーファンドに投資しており、地域別配分は日本:先進国:新興国=10:60:30と同一です。世界経済インデックスファンド(株式シフト型)は、株式比率を75%と高めに設定しているところが特徴です。
世界経済インデックスファンドのGDP比率に基づいた地域別配分は好みでも、「債券が50%もあるのは高すぎる」と思われる方には、今回の世界経済インデックスファンド(株式シフト型)の方が期待リターンも高く、資産形成に向いていると言えます。
これ一本で世界中の株式と債券にそれぞれ75%と25%の比率で分散投資でき、定期的にリバランスも行ってくれる中で、信託報酬は驚異の年0.55%(税抜)と低コストです。
実質コストは年0.698%(税込)と低コスト
また、以下が運用報告書記載の費用明細です。これより、実質コストは年0.698%(税込)とわかります。株式比率が75%もあり、新興国株式比率も約25%と高めの中、この実質コストの低さは評価できます。
資産形成のコアの1本として、ご自身のアセットアロケーションに合わせて中核として利用できる有力なバランスファンドとなる、低コストのバランスファンドの候補の1つです。
世界経済インデックスファンド(株式シフト型)の購入先
世界経済インデックスファンド(株式シフト型)をノーロードで取り扱っているのは下記の証券会社、銀行です。
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