シャープレシオ(Sharpe Ratio;効率係数)

シャープレシオ(効率係数)とは、とったリスク(標準偏差)に対し、(無リスク資産に比べて)どれほどのリターンが得られたかを示す投資効率をはかる指標の一つです。

主にファンド(特にアクティブファンド)の運用手腕を判断する指標の一つとして、資本資産評価モデル(CAPM)の提唱者である、米国の経済学者ウィリアム・シャープ(William Sharpe)氏により考案されました。

人の名前に由来していて、「鋭い」という意味の「シャープ(Sharp)」とは無関係ですので、ご注意ください。

誰でもリスクは小さく、大きなリターンが望ましいのは言うまでもありません。シャープレシオが高いほど、リスクに対するリターンが効率よく得られた(=投資効率が良い)と考えることができます。

シャープレシオの計算式

シャープレシオの定義は以下の通りです。安全資産利子率は、日本では無担保コールレート等が使用されます。

シャープレシオ=(ファンドの平均リターン(%)―安全資産利子率(%))/リスク


シャープレシオに関する注意点

●同一資産クラスに投資するファンドどうしを、同一期間内の成績で比較する必要があります。例えば、過去3年の日本株式ファンドどうしを比較するなど。資産クラスや比較時期が違っては意味がありません。

●運用成績がマイナスの場合、同じリスクでもリターンがマイナスの方がシャープレシオが大きくなるため注意が必要です。

シャープレシオによるファンドの評価は、あくまで過去の成績に基づく評価です。そのため今後も同じような運用成績になるとは限らないことに注意が必要です。


以上より、シャープレシオをアセットアロケーション決定後のポートフォリオ検討時の参考にする必要は、特にありません。

長期に渡る投資成績に最も影響を与えるのは、コストです。シャープレシオに関しては、概要がわかれば十分です。

⇒参考:バランス型ファンドは、初心者のためだけにあらず

 


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