信託報酬と、ファンドにかかわるコスト

信託報酬の基本的な説明

信託報酬とは、投資信託にかかわる様々なコストのうち、保有時、つまり購入時以降に中途換金したり繰上償還含む償還日までの期間、ずっと支払うコストです。

ここ10年で、投資信託の信託報酬はかなり上昇しました。中には2%以上取るファンドもあり、数値が小さいからと言って無視すると、長期間にはかなりの金額を支払う事につながりますので、注意が必要です。

逆に、古くからあるインデックスファンドなどは信託報酬も安く、結果的に支払うコストも低減できますので、当サイトではそういった投資信託を推奨しています。

正確には「運用管理費用」と言って、専門家に運用や管理を任せる対価として、投資家が負担しているお金です。

信託報酬はファンドごとに異なりますが、複数の投資信託を1本にまとめた形のファンドオブファンズ形式のファンドや、なぜか毎月分配型投資信託、ここ数年登場した複雑な仕組みで運用するタイプの投資信託で、非常に高額と言ってよいくらいの費用になります。

(参考:複雑な仕組みの投資信託の例

 ・楽天USリート・トリプルエンジン(ブラジルレアル型)
 ・好配当グローバルREITプレミアムファンド・通貨セレクトコース(トリプルストラテジー)


しかしながら投資家には、負担している意識というか感覚がほとんどないのが、信託報酬なのですね

おそらくそれは、ファンドの保有中に、ファンドの純資産残高から勝手に徴収されるからだと思われます。

信託報酬は年率で表示されますが、実際には日割り計算した料率で計算されています。

【具体例】

・信託報酬が年率1.5%で、当日の純資産残高が100億円のファンド
・100億円に、0.0041%(1.5%÷365日)を掛け算した41万円が、当日の信託報酬
・これを毎日繰り返し計算すると、最終的に年率1.5%になる


以上のように、お給料から様々な名目の、そうですね、税金とか社会保険料とか差し引かれて、額面より手取りが結構少なくなるような感覚です。


 


ファンドのコスト一覧

投資信託を購入、保有、売却するときにかかる費用の一覧です。

項目 負担時期 費用についての内容
  販売手数料 購入時 ファンド購入時に販売会社に払う手数料。当サイトの趣旨では、当然ノーロードであるべきだと考える。
実質コスト 信託報酬 毎日 運用会社 運用のための費用や目論見書、運用報告書の作成にかかるコスト
受託者
(信託銀行)
ファンドの保管や管理のためのコスト
販売会社 収益分配金や償還金の支払い事務や、運用報告書の発送やウェブ上の掲載などにかかるコスト
売買委託手数料 株などの売買時 ファンドに組み入れられる株式などを売買する際に発生するコスト。頻度や金額によって異なるが、アクティブファンドでこれの発生が顕著。運用報告書を見ないと分からない。
保管コスト 毎日 特に外国株式や債券、REITに投資する場合に多くかかる費用。
  信託財産留保額 売却時 投資信託を売却(解約)する際にかかるコスト。


見ていただくと分かる通り、信託報酬以外でもいろいろとコストがかかります。特に、売買委託手数料や保管コストを合わせた実質コストは、運用報告書を見ないと分かりません。

その点につきましては、以下のページにしっかりとまとめてありますので、あわせて参考にしてくださいませ。

信託報酬以外の、投資信託のコストを調べよう

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