損保ジャパン拡大中国株投信・・・ベンチマークがない上、超高コスト

損保ジャパン拡大中国株投信は、中国、香港及び台湾の株式(DR(預託証書)含む)を投資対象とする、中国株式アクティブファンドです。2005年7月22日より運用されています。

2015年1月20日に「損保ジャパン-S&P拡大中国株投信」からファンド名が現名称に変更され、信託報酬も年1.60%(税抜)から年1.55%(税抜)に引下げられました。

損保ジャパン拡大中国株投信


運用方針は、「独自の投資価値分析に基づき、相対的に割安度の高い銘柄を中心にポートフォリオを構築する」とのことですが、仮に割安かどうかが分かったとしても、それと株価が上昇するかどうかは別問題で、リターンが優れているようにも見受けられません。

三菱UFJ チャイナオープン三井住友ニュー・チャイナファンドDIAM中国関連株オープン 『愛称 : チャイニーズ・エンジェル』同様、時代遅れの高コストファンドの1つです。


(2019年9月30日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 



損保ジャパン拡大中国株投信の基本的特徴

このファンドの基本情報

項目 内容
購入単位 証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券などでは100円より購入可能。
信託報酬 年率1.55%(税抜)
信託財産留保額 0.3%
運用期間 無期限
決算 年1回(10月31日)。設定来の分配金累計は9000円です。2014年10月に1000円も分配金を吐き出して無駄に税金がかかっています。
ファンド運用方式 「損保ジャパン拡大中国株マザーファンド」にファミリーファンド方式で投資しています。
損保ジャパン拡大中国株投信 ファミリーファンド方式構造
運用会社 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社
為替ヘッジ なし


このファンドのポートフォリオなど

2019年8月30日時点で、中国、香港及び台湾の株式計39銘柄に投資。業種別構成比率と通貨別・市場別構成比率はそれぞれ以下の通りです。

中国に限らず新興国は一般的に金融比率が高く、本ファンドも金融が23.4%を占めています。中国の金融危機時には大きく基準価額が下落する可能性が高いです。

損保ジャパン拡大中国株投信 業種別構成比率と通貨別構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

損保ジャパン拡大中国株投信 組入上位10銘柄の構成比率


損保ジャパン拡大中国株投信、管理人の感想と評価

ベンチマークも参考指数もないアクティブファンド

月報や運用報告書には、本ファンドの基準価額の推移と分配金の金額を単に記載しているだけで、ベンチマークや参考指数もない欠陥アクティブファンドであり、、、何をもって運用手腕をチェックすれば良いのかわかりません。

基準とする指数もないため、インデックスファンドでの運用の方が良いのか何の判断もできません。また、「拡大中国株」と銘打っていますが、「拡大」とはどういう意味で使っている言葉なのかもさっぱり分からず、運用方向も非常に判断しにくいです。このような運用目的のはっきりしないアクティブファンドファンドは、スルーで問題ありません。



実質コストが年2.1%超の高コストファンド

また、信託報酬が年1.55%(税抜)という段階で新興国株式ファンドとしても高コストすぎて、その段階で投資価値は全くありません。本ファンドの運用報告書記載の1万口当たりの費用明細は以下の通りです。

損保ジャパン拡大中国株投信 運用報告書記載の1万口当たりの費用明細


これにより、本ファンドの実質コストは約年2.11%(税込)とわかります。いうまでもなく超高コストであり、購入など論外の高コストです。

現在では、中国単一国の株式に投資するインデックスファンドである、香港ハンセン指数ファンド(信託報酬0.78%)があり、わざわざ本ファンドのような高コストのファンドに投資する必要はありません。



資産形成には、低コストかつ分散投資が重要

今では、中国だけでなく新興国の株式に低コストで幅広く投資できる、信託報酬0.189%のお勧めの新興国株式インデックスファンドがあります。

上述の香港ハンセン指数ファンドも含めた、過去10年の値動きを見ると、三者ともほとんど似たような値動きの傾向である事が分かります。これであれば、敢えて高コストで何を目指しているのか分からないような損保ジャパン拡大中国株投信を選ぶ必要性は感じません。




ご自分のアセットアロケーションの新興国株式部分には、きちんと分散が効いた、それら超低コストのインデックスファンドをメインにすれば問題ありません。



損保ジャパン拡大中国株投信の購入先

損保ジャパン拡大中国株投信をノーロードで購入できる証券会社・銀行は以下の通りです。

フィデリティ証券SBI証券楽天証券カブドットコム証券マネックス証券松井証券岡三オンライン証券SMBC日興証券(ダイレクトコース)、GMOクリック証券


証券口座選びに迷った場合は、「管理人神推しの証券口座」のページを参考にして下さい。
管理人的には、 SBI証券 の利用がコストを徹底的に抑えられるのでベストだと思います。


 


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