ソブリン債や、政府機関債とは何か?

ソブリン債とは?

ソブリン債(ソブリン債券)とは各国の政府や政府機関等、あるいは世界銀行などの国際機関が発行または保証している債券をさします。各国の国債および政府機関債、世界銀行債も全てソブリン債と呼ばれ、自国通貨建てと外貨建てのソブリン債があります。

日本国債や、シティ世界国債インデックス(除く日本)に含まれるアメリカ国債など先進国の発行する国債の他、新興国の国債や政府機関債もソブリン債に含まれます。




ただ、日本でソブリン債と一般的に呼ばれ、ファンドの投資対象とされているのは先進国の国債や政府機関債など格付けの高い(信用度の高い)債券であることが多いです。

先進国のソブリン債に投資するアクティブファンドとしてはグローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)(グロソブ)ユーロランド・ソブリン・インカムがあります。

ソブリン債の格付けは、その発行国の債券・債務中で最も高い格付けとなり、その国の企業の社債等の格付けは、ソブリン債の格付けが上限となります。これをソブリンシーリングと呼びます。

(2017年8月8日)



 


政府機関債とは?

政府機関債(政府関係機関債、Agency Bonds)とはソブリン債の一つで、(政府と密接な関係にある)政府金融機関が主に公共投資などの資金調達のために発行する債券です。

政府保証債の分類
債券  種類
ソブリン債 国債
政府機関債
国際機関債


政府機関債は、発行体である政府金融機関に代わって政府が元本保証をしている債券、あるいは実質的に元本保証をしている債券が多く、一般的には準国債的な性格と見なされます。

そのため、国債とほぼ同様の信用度があり、国債よりも少し利率が良い債券として、債券ファンドに組み入れられることがあります。

日米の政府機関債について下記に詳細を記載します。


日本の政府機関債

日本で発行される政府機関債は、以下のような公社や公庫、特殊会社(旧 公団)が主に財政融資のために発行しています。

・日本政策投資銀行
・日本政策金融公庫
・商工組合中央金庫
・住宅金融支援機構



日本の政府機関債は、政府保証のある政府保証債と、政府保証のない財投機関債の二つに大別されます。(政府保証債は、NOMURA-BPI総合にも約3%含まれています。)

多くの政府機関債は主要な金融機関で10万円単位で購入できますが、個人向けの発売はほとんどありません。


アメリカの政府機関債

アメリカで発行される政府機関債は、エージェンシー債(Agency Bonds)と呼ばれ、以下のような政府系機関が事業資金確保のために発行しています。

・連邦住宅貸付銀行(FHLB)
・連邦住宅抵当金庫(FNMA、ファニー・メイ)
・連邦住宅貸付抵当会社(フレディマック)
・連邦農業信用銀行制度(FFCB)



米国の政府保証債は実質的に政府の元本保証ありと見なされていますが、ファニー・メイやフレディマックはサブプライム危機時の金融大混乱の原因の一つになった発行体でもあり、過度な信用はすべきではありません。

海外の政府機関債は、例えばシティ世界BIG債券インデックスにも約5.7%程度入っています。


 


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