スパークス・ジャパン・エクイティ・ファンド(ビッグウェイブ21)の評価

スパークス・ジャパン・エクイティ・ファンド(愛称:ビッグウェイブ21)は、TOPIX(東証株価指数)ベンチマークとし、「中長期的に高い成長が予想される産業、企業にフォーカスし、個別企業に対する訪問調査をベースに一社一社選別し、積極的な運用」を行う日本株式アクティブファンドです。

スパークス・ジャパン・エクイティ・ファンド(愛称:ビッグウェイブ21)


・・・アクティブファンドならば、そんな事はごく当たり前の事ではありますが、2000年5月25日に設定された本ファンドは、18年間に及ぶリターンは、配当込みのTOPIXと比較してもそれを明確に上回っており、素晴らしい成績を残しています

ただし、コストについては非常に特殊な構造になっており、比較にならなほどの高コストでもあるため、その点は留意する必要があります。

(2018年7月2日)



 


スパークス・ジャパン・エクイティ・ファンド(ビッグウェイブ21)の基本情報

このファンドの基本情報

購入単位:証券会社により異なりますがSBI証券にて最低500円より購入可能。
信託報酬年1.70%(税抜)

前期末(5月25日)の基準価額に1.05をかけた値をハードル価格とし、基準価額がハードル価格を超えているときは実績報酬として、ハードル価格と基準価額の差額の12%(税抜)が別途かかります。

信託財産留保額:0.3%
決算:年1回(5月25日)
資産配分比率:東証一部上場銘柄を中心に58銘柄に投資。(2018年5月31日時点)
償還日:2020年5月25日
運用:スパークス・アセット・マネジメント
為替ヘッジ:なし(投資対象に為替リスクはありません)


このファンドのポートフォリオ

投資先の上位10業種と10銘柄は次の通りとなっています。

スパークス・ジャパン・エクイティ・ファンド(ビッグウェイブ21) のポートフォリオ



スパークス・ジャパン・エクイティ・ファンド(ビッグウェイブ21)の感想

TOPIXを大幅に上回る好成績が10年以上継続

設定来(2000年5月)の約18年のリターンはTOPIX(配当込み)を上回っており、成績の良い存在価値のあるアクティブファンドとして評価できます。

(ベンチマークはTOPIXですが、配当を考慮したTOPIX(配当込み)と比較しないと優劣はつけられません。)

下記は、スパークス・ジャパン・エクイティ・ファンド(ビッグウェイブ21)とSMT TOPIXインデックス・オープン(信託報酬0.37%) の過去3年のリターンを比較したものです。

スパークス・ジャパン・エクイティ・ファンド(ビッグウェイブ21)とSMT TOPIXインデックス・オープンの過去3年のリターン比較


スパークス・ジャパン・エクイティ・ファンド(ビッグウェイブ21)は、インデックスファンドより良い成績を収めていることがわかります。しかも10年スパンでもダブルスコアでインデックスファンドに勝利しており、長期で安定して非常に良好な成績である事には感嘆します。


猛烈な高コストには注意

ただし、信託報酬が1.70%(税抜)と高コストなのに加えて、前期末の基準価額を元にしたハードル価格なるものが設定されており、基準価額がハードル価格を超えているときは実績報酬として、ハードル価格と基準価額の差額の12%(税抜)が別途かかるというとんでもない超超高コストファンドです。

ベンチマークを上回っている部分ではなく、単に基準価額で決まるため、上昇相場では特に運用がすぐれていなくても、100上昇してもそのうちの12は実績報酬として引かれ、低い基準価額になってしまうというとんでもないファンドです。

となると、設定来で以下のように凄まじく良好なリターンを上げているものの、実績報酬を差し引いたら一体どの程度のリターンを投資家が受け取っているのか全く分からない状態であり、これでは投資判断が不可能に近くなります。

スパークス・ジャパン・エクイティ・ファンドの基準価額の推移


したがって、コスト的にはそのような側面のあるファンドだと認識して、納得できる人が買うというようなスタンスになると思います。

コスト体系に関しての分かりにくさが影響したのかどうかは定かでありませんが、当初は300億円程度あった純資産総額は、現在はわずか23億円まで右肩下がりに減少しており、人気の無い状態です。

仮に実績報酬を取られなかったとしても、実質コストが以下のように信託報酬をはるかに上回る2.682%(税込み)もかかります。

スパークス・ジャパン・エクイティ・ファンドの実質コスト


10年投資したら26%も元本を毀損するほどの高コストでありながら、あそこまで好成績を挙げているのは、逆に言えば天晴としか言いようがありませんね・笑。


分配金を吐き出すようになった点もイマイチ

長らく分配を行っていたのに、2015年から再び分配を再開したようです。

スパークス・ジャパン・エクイティ・ファンドの分配履歴


言うまでもなく、分配をする分、投資効率が落ちます。余計な税金も差し引かれますし、値上がりを追う投資には分配は余計です。

ほとんどのファンドは、このような分配の理由を明確にしませんので、投資家としては実に困るとしか言いようがありません。できれば、分配をせずにファンド内で再投資しているものを選ぶと良いでしょう。


成績以外の点も考慮すると投資のメインにはなりにくい

運用成績は良いファンドではありますが、それ以外を考慮すると、特段、購入したくなるようなファンドではなさそうです。やはり日本株式クラスへの投資はSMT TOPIXインデックス(信託報酬0.37%)のようなインデックスファンドをメインとすべきでしょう。

今ならばもっとコストの安い、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド(共に信託報酬は0.159%)を中心に、ポートフォリオを構築する事ができる時代です。



スパークス・ジャパン・エクイティ・ファンド(ビッグウェイブ21)の購入先

スパークス・ジャパン・エクイティ・ファンド(愛称:ビッグウェイブ21)をノーロードで購入できる銀行・証券会社は以下の通りです。

SBI証券楽天証券

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