スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資)の評価・解説

スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資)は、「高い技術力やブランド力があり、今後グローバルでの活躍が期待出来る日本企業を中心」に20銘柄程度に集中投資する日本株式アクティブファンドです。

スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資)


参考指数であるTOPIX(配当込み)に比較して、高いリターンを上げています。しかしながら分散投資の真逆をいく異色のファンドであり、個別株投資の側面が強く、裏返しの高いリスクには注意が必要です。


(2017年5月14日)



 


スパークス・新・国際優良日本株ファンド(厳選投資)の基本的情報

購入単位:証券会社により異なりますがSBI証券にて最低500円より購入可能。
信託報酬年1.64%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
決算:年1回(3月27日)
資産配分比率: 東証一部上場16銘柄に超集中投資しています。構成比率は上位5銘柄で次の通りです。(2017年5月時点の月報より)

スパークス・新・国際優良日本株ファンドの組み入れ上位5銘柄


償還日:2018年3月27日(信託期間が短い事には留意が必要です
運用:スパークス・アセット・マネジメント
為替ヘッジ:なし(投資対象に為替リスクはありません)



スパークス・新・国際優良日本株ファンド(厳選投資)、管理人の感想

参考指数をはるかに上回る極めて成績の良いファンド

設定来のリターンはTOPIX(配当込み)を大きく上回っており、成績の良い存在価値のあるアクティブファンドとして評価できます。

スパークス・新・国際優良日本株ファンド(厳選投資) 年毎の騰落率とTOPIX(配当込み)とのリターン比較


なお、よくありがちなアクティブファンドでは、配当落ちしているTOPIXと比較する報告書が多い中、TOPIX(配当込)と比較するデータをきちんと記載する姿勢にも好感が持てます。とてもフェアな姿勢であり、相場を張る覚悟のようなものも感じます。

信託報酬が年1.64%とかなりの高コストファンドながら、今のところは良い成績を収めています。直近1年など、TOPIX(配当込)にリターンが負けている年もありますが、よく頑張っているファンドと言えます。

スパークス・新・国際優良日本株ファンドと配当込みTOPIXの1年リターン


ただ、これは投資銘柄を20銘柄程度と極端に絞り込んでいるため、分散投資とは真逆の集中投資により、高いリスクを取っているからこそのリターンです。

投資信託の利点である幅広い分散投資でなく、個別株投資同等の高リスクを持つため、一気にリターンが悪化する懸念もあることには注意が必要です。(本ファンドに限らず、今後のリターンについては全く予測はできません。)


長期投資を標榜するファンド

ところで本ファンドは、目論見書によると長期投資をうたっているファンドです。

スパークス・新・国際優良日本株ファンドの特色


長期投資と言ってピンとくるのは、さわかみファンドコモンズ30ファンド鎌倉投信結い2101あたりでしょうか。ついでに同じく日本株で圧倒的な成績を残しているひふみ投信で、本当に長期投資かどうか調べてみました。

●各ファンドの回転売買の比率(直近の運用報告書による)

ファンドの名称 売買高比率
スパークス・新・国際優良日本株ファンド 1.96
さわかみファンド 0.05
コモンズ30ファンド 0.96
鎌倉投信 0.57
ひふみ投信 1.94

売買高比率とは、1年あたり何回、保有する資産を売ったり買ったりしたのかを表す数字です。これが2だったら、年に2回の売買をしていたという事になります。

結果は、運用成績が優秀な本ファンドとひふみ投信の売買高比率が偶然にもほぼ同一でした。年に2回の売買が長期投資に相当するのかは、何とも言えません。

驚いたのはさわかみファンドです。なんと0.05回であり、「本当かよ!」と二度見したくらいです。普段から長期投資と口癖のように言っていたことは、嘘ではなかったのですね。

参考までに、この売買高比率の高いファンドは信託報酬以外の実質コストも、高く出る傾向にあります。コストをかけてでも高いリターンが出るうちは良いですが、果たして今後も同様の成績を出せるのかどうか、気になります。(と言っても信託期間は2018年までですね)


投資の基本は分散投資

以上、スパークス・新・国際優良日本株ファンドが、非常に良好な成績を上げていることを記してきました。しかしながら、投資の基本は分散投資です。

日本株に投資できるファンドを選ぶ場合も、低コストかつ幅広く分散されたポートフォリオを持つ、eMAXIS Slim 国内株式インデックス(信託報酬0.18%)のようなインデックスファンドをメインとし、ごく一部を本ファンドに投資するといったスタンスが無難です。



スパークス・新・国際優良日本株ファンド(厳選投資)の購入先

スパークス・新・国際優良日本株ファンド(厳選投資)をノーロードで購入できる銀行・証券会社は以下の通りです。

SBI証券マネックス証券楽天証券

証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
徹底的にコストにこだわるなら SBI証券 を選ぶと良いでしょう。


 


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