たわらノーロードplus 新興国株式低ボラティリティ高配当戦略の評価

たわらノーロードplus 新興国株式低ボラティリティ高配当戦略は、たわらノーロードシリーズに続いて追加された「たわらノーロードplusシリーズ」の1つです。2016年3月31日に設定されました。

MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)を参考指標とする、新興国株式アクティブファンドです。「新興国株式インカムプラスマザーファンド」にファミリーファンド形式にて投資します。

たわらノーロードplus 新興国株式低ボラティリティ高配当戦略 ファミリーファンド形式


新興国株式の代表的なベンチマークであり、本ファンドの参考指標でもあるMSCIエマージング・マーケット・インデックス構成銘柄の中から、「投資対象銘柄のインカム水準やリスク水準等に着目した独自の定量モデルにより個別銘柄の投資魅力度を測定し」し、「投資魅力度および地域、業種、銘柄分散を考慮し、投資効率(リスク調整後リターン)の向上をめざすポートフォリオとする」運用を行います。

新興国株式アクティブファンドとしては信託報酬が年0.90%(税抜)と、唯一、1%を下回るコスト水準であることが特徴です。

たわらノーロードplus 先進国株式低ボラティリティ高配当戦略と同じ運用手法であり、その新興国株式版ファンドになります。

(2016年10月1日更新)


 


たわらノーロードplus新興国株式低ボラティリティ高配当戦略の特徴や基本情報

・購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券にて最低500円より積立購入可能。
信託報酬年率0.90%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
・決算:年1回(12月16日)
・資産配分比率:新興国株式97銘柄に投資(2016年5月31日時点)

国別構成比率、業種別構成比率は以下の通りです。国別では、参考指標に比べて台湾比率を上げ、逆に中国や韓国の構成比率を下げています。業種別としては、参考指標に比べて金融比率を下げ、食品、飲料、たばこなど生活必需品比率を上げています。

たわらノーロードplus 新興国株式低ボラティリティ高配当戦略 国別構成比率、業種別構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。「食品・飲料・タバコ」関連業種が多いことが分かります。

たわらノーロードplus 新興国株式低ボラティリティ高配当戦略 組入上位10銘柄の構成比率

・償還日:無期限
・運用会社:アセットマネジメントONE
・為替ヘッジ:なし


たわらノーロードplus新興国株式低ボラティリティ高配当戦略、管理人の評価

高配当で低ボラティリティ戦略を取るアクティブファンド

高配当戦略かつ低ボラティリティ戦略を取る、新興国株式アクティブファンドであることが特徴です。具体的には、下の図のように運用すると交付目論見書に記載されています。

たわらノーロードplus 新興国株式低ボラティリティ高配当戦略 運用プロセス


・MSCIエマージング・マーケット・インデックス構成銘柄の中から、流動性の低い銘柄や時価総額比率の低い銘柄を除外。

・その中から、インカム水準やリスク水準等に着目した独自の定量モデルにより、投資魅力度および地域、業種、銘柄分散を考慮し、投資効率(リスク調整後リターン)の高いポートフォリオを作成。

・ポートフォリオのリスク特性やパフォーマンス、保有銘柄の資本移動等をモニタリングし、必要に応じて銘柄の入替や組入比率を調整を行う。



要は、高配当などの投資の魅力があり、株価変動(ボラティリティ)の低い銘柄を選択することで、リスクの割にリターンが良いファンドをめざす手法です。

たわらノーロードplus先進国株式低ボラティリティ高配当戦略同様、最近登場した、スマートベータと言われる運用手法のファンドになります。(初心者の方にとっては難解なので省略)

ただ、実際の運用がどうなるのかわからないですし、特に新興国株式クラスは、どのくらい銘柄を入れ替えたり比率を調整するかによってその分の売買コストも投資家が負担するため、実質コストも大きく異なり、コストは運用結果にも影響します。

そのため、少なくとも1年以上は様子を見てからでも良さそうな感じです。


低コストの新興国株式インデックスファンドとのリターン比較にて判断が必要

目論見書にはベンチマークも参考指数も記載されていませんでしたが、本ファンドはMSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)を参考指標としていることが月報には記載されています。

運用内容から考えると、当然、MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)をベンチマークとするアクティブファンドとすべきですが、まあ配当込み指数を参考指標としている点は評価できます。

本ファンドは新興国株式アクティブファンドとしては最も信託報酬が低いですが、それでも信託報酬は年0.90%であり、コストが特別低いわけではありません。

新興国株式インデックスファンドとしては、今では同じたわらノーロードシリーズのたわらノーロード 新興国株式(信託報酬0.495%)があり、その低コストファンドに今後に継続してリターンを上げられるかどうかは未知数であり、今後継続的にチェックしていきます。

運用から約半年が経過した2016年10月1日時点で、同じたわらノーロードシリーズ同士で比較した、なんとも残酷な結果だけ示しておきましょう。

たわらノーロードplus 新興国株式低ボラティリティ高配当戦略とたわらノーロード新興国株式のリターンの比較


ボラティリティの大きな新興国株式らしく、純粋なインデックスファンドのほうが本ファンドよりも、4%も運用リターンが良好であるという結果になっています。

まだ半年程度では投資信託の成績を比較するには不十分ではありますが、少なくとも慌てて本ファンドのようなアクティブファンドに手を出す必要はなさそうです。

アセットアロケーションの新興国株式部分は、お勧めのインデックスファンドにあるようなインデックスファンドをメインとし、本ファンドのようなアクティブファンドをどうしても買いたい場合も、今後の運用実績を確認してからで良いでしょう。


たわらノーロードplus 新興国株式低ボラティリティ高配当戦略の購入先

たわらノーロードplus 新興国株式低ボラティリティ高配当戦略は、以下証券会社にてノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券カブドットコム証券

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