東京海上・外国株式ファンド・・・高コスト・超低リターンでダメすぎる

東京海上・外国株式ファンドは、MSCIコクサイ指数ベンチマークとする先進国株式アクティブファンドです。2001年3月30日より運用されています。

交付目論見書記載のファンドの投資プロセスとして「ポートフォリオは、個別銘柄の調査・分析に基づいた銘柄選択を付加価値の源泉として構築する」と書かれていますが、こんなことはアクティブファンドとしてごく当たり前のことであり、運用方法に何の特徴もありません。

東京海上・外国株式ファンド


ベンチマークのMSCIコクサイ指数を上回る投資成果を目標とするとの事ですが、肝心のリターンは配当分が入っていないベンチマークに大敗しており、同じベンチマークの先進国株式インデックスファンドにも大負けしています。

信託報酬もバカ高く、リターンも悪いという、典型的なダメアクティブファンドです。


(2018年10月14日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 

東京海上・外国株式ファンドの基本的情報

このファンドの基本情報

購入単位:証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券では100円より購入可能。
信託報酬年率1.90%(税抜)
信託財産留保額:なし
決算: 年1回 (3月20日)。設定来、一度も分配金は出していません。
償還日:2020年3月19日
運用:東京海上アセットマネジメント投信
為替ヘッジ:なし


このファンドのポートフォリオなど

日本を除く海外先進国株式を中心に計107銘柄に投資(2018年9月28日時点)。

組入上位10ヶ国の国別構成比率は以下の通りです。アメリカやイギリス、香港、デンマーク、スウェーデンをベンチマークよりオーバーウェイトしています。逆にスイスやカナダ、オーストラリアはアンダーウェイトしています。

東京海上・外国株式ファンド 組入上位10ヶ国の国別構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。ベンチマーク上位銘柄には出てこない銘柄がいくつかあります。

東京海上・外国株式ファンド 組入上位10銘柄の構成比率


「TMA外国株式マザーファンド」に、ファミリーファンド方式で投資しています。

東京海上・外国株式ファンド ファミリーファンド方式構造


東京海上・外国株式ファンド、管理人の感想と評価

配当抜きベンチマークにリターンが大敗しているアクティブファンド

東京海上・外国株式ファンドは、アクティブファンドとして最も重要なリターンがベンチマークにありえないほど大負けしているのが最大の問題です。

以下が、本ファンドの設定来(2001年3月)から、過去約17年6ヵ月の基準価額とベンチマーク(MSCIコクサイ指数)との騰落率比較です。

・東京海上・外国株式ファンドのリターン(グラフ黒色): +91.68%
・MSCIコクサイ指数のリターン(グラフプピンク色): +210.64%

東京海上・外国株式ファンドの設定来(2001年3月~)の基準価額とベンチマーク(MSCIコクサイ指数)との騰落率比較


ベンチマークのリターン+210.04%に対し、本ファンドはわずか+91.68%と、リターンは惨敗状態です。しかもベンチマークであるMSCIコクサイ指数は配当抜き指数であり、毎年約2%前後ある配当は含まれていません。

一方、本ファンドの基準価額には投資対象銘柄の配当も含んでいるため、本来は配当込みのベンチマークと比較すべきです。

よって、ベンチマークは+約210%よりもっと高いリターン(配当約2%×17年=34%程度追加)になり、ますます本ファンドのリターンが悪いことになります。


インデックスファンドにも当然リターンが負けているアクティブファンド

下記は東京海上・外国株式ファンド(信託報酬1.90%)と<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬0.109%)の過去3年のリターン比較です。

・東京海上・外国株式ファンド(信託報酬1.90%): +28.44%(グラフ赤線
・<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬0.109%): +31.26%(グラフオレンジ

東京海上・外国株式ファンドと<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドとの過去3年のリターン比較


過去3年でインデックスファンドに約3%もリターンが劣っています。

アクティブファンドの存在意義はただ1つ、「ベンチマークより高いリターンを出すこと」です。ベンチマークにはもちろん、インデックスファンドにも成績が負けているファンドに高い信託報酬を払って保有する意味はありません。


信託報酬1.90%の超コストかつ、2020年3月に満期償還されるファンド

信託報酬が年1.90%と超高コストなのに加え、純資産総額もわずか5000万円と激減しており、あと1年半後の2020年3月の満期償還を待たずに繰上償還の心配すらあります。

同じ東京海上アセットマネジメントが運用する東京海上・外国債券ファンド同様、高コスト、低リターン、少ない純資産と全く良いところのない最低のアクティブファンドです。

リターンが悪い点も、これから改善すべき点も運用報告書に何も記載されておらず、「投資家のリターンよりも、自分たちが手数料で儲ければそれでいい」、との考えが透けて見えるようなファンドです。

ご自分のアセットアロケーション決定後の、その主力となる先進国株式部分は、素直にお勧めの先進国株式インデックスファンドにあるような信託報酬の低いファンドを選ぶのが基本です。

世の中に数多く存在する、本ファンドのようなぼったくりファンドに騙されないよう、投資家も注意が必要です。



東京海上・外国株式ファンドの購入先

東京海上・外国株式ファンドをノーロードで購入できる証券会社・銀行は下記の通りです。

SBI証券楽天証券SMBC日興証券(ダイレクトコース)

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