東京海上・外国債券ファンド・・・成績が悪すぎてコストの高い投資信託

東京海上・外国債券ファンドは、日本を除く先進国国債の値動きを表すシティ世界国債インデックス(除く日本)ベンチマークとする先進国債券アクティブファンドです。2001年3月30日より運用されています。

「各国の金融政策やインフレ指標等を分析し、国別配分、デュレーション調整、銘柄選択を付加価値の源泉として構築する」ことで、ベンチマークを上回る成果をめざしています。

東京海上・外国債券ファンド


しかし肝心のリターンはベンチマークをはるかに下回るダメアクティブファンドです信託報酬も年1.24%(税抜)と、外国債券ファンドとして高コストすぎ、購入価値は全くありません。

(2016年12月5日更新)


 


東京海上・外国債券ファンドの基本的情報

購入単位:証券会社により異なりますがSBI証券にて最低500円より積立購入可能。
信託報酬年率1.24%(税抜)
信託財産留保額:なし
決算:年1回 (3月20日)
資産配分比率: 外国国債計84銘柄に投資(2016年10月30日時点)

国別の国債投資比率は以下の通りです。投資比率はベンチマークとほぼ一緒です。

東京海上・外国債券ファンド 国別構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

東京海上・外国債券ファンド 組入上位10銘柄の構成比率


償還日:2020年3月19日
運用:東京海上アセットマネジメント投信
為替ヘッジ:なし



東京海上・外国債券ファンド、管理人の感想と評価

設定来のリターンがベンチマークに大負けしているダメアクティブファンド

本ファンドの目論見書には、「各国のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)等を分析することにより金利・為替動向を予測し、それを基に各国債券市場の期待収益率を算出し、期待収益率が高い国の配分を高め、期待収益率が低い国の配分を低める戦略をとります」といった大層な文章が並びます。

しかし肝心のファンドのリターンは、ベンチマークであるシティ世界国債インデックス(除く日本)に惨敗している、典型的なダメアクティブファンドです。

以下が、2001年3月(設定来)からの約15年6ヵ月の東京海上・外国債券ファンドのリターンと、ベンチマークとの騰落率比較です。

設定来のベンチマークの騰落率は+108.54%(赤破線)であるのに対し、本ファンドのリターンはわずか+63.05%(青線)と、ベンチマークをはるかに下回るリターンしか出せていません。 過去1年でも過去3年でも同様にベンチマークに大敗しています。

東京海上・外国債券ファンドのリターンと、ベンチマークとの騰落率比較


アクティブファンドの唯一の存在意義は、ベンチマークよりリターンが高いことのみです。ベンチマークよりリターンが悪いファンドに、高い信託報酬を払って保有する意味は全くありません。

本ファンドの信託報酬は年1.24%と高く、自分のコストの高さでリターンを押し下げています。リターンが超絶悪くてコストの高い本ファンドの購入検討する意味は、全くありません。


インデックスファンドにもリターンが負ける情けないダメファンド

東京海上・外国債券ファンドと同じシティ世界国債インデックス(除く日本)をベンチマークとするインデックスファンドである、三井住友・DC外国債券インデックスファンド(信託報酬0.21%)と本ファンドの、過去3年のリターン比較が以下のグラフです。

東京海上・外国債券ファンドと三井住友・DC外国債券インデックスファンドとの過去3年のリターン比較


本ファンドは、インデックスファンドに過去3年で3.54%もリターンが劣っており、お話にならないダメファンドです。

であれば、小難しい指標分析など必要なく、何も考えずにはるかに低コストのインデックスファンドを買った方がよほど高いリターンを得ることができます。

もしも本ファンドのような投資信託を買うのだとしたら、例えて言うと、スーパーで品質の悪い卵を、良品に比べてわざわざ3倍以上の値段で買っているのに等しいです。

また純資産総額が2016年12月時点で4000万円とあまりにも少なすぎます。上図を見ると、最大で48億円あった純資産総額が2010年に突然激減し、現在は0.40億円に落ち込んでいます。

マザーファンド自体は約16億円の純資産総額がありますが、規模が小さすぎます。繰上償還はないにしろ、効率的な運用は難しいでしょう。


リターンが超絶悪くても業界の優秀賞を受賞する不思議

リターンがベンチマークに劣っている理由も、改善すべき点も運用報告書に何も記載されておらず、投資家の事など何も考えていないようですね。

にも関わらず、東京海上アセットマネジメント投信は、「「R&Iファンド大賞 2016」投資信託/外国債券総合部門 優秀賞」 を受賞しており、全くわけがわかりません。まさに「信託報酬をぼったくって、業界的にグッジョブ!」な受賞ですね。




成績が悪いにも関わらず賞を受賞しており、まさに投資家不在、売り手の論理でのみ通用する賞と言えます。

同じく高コスト、悪い運用成績、純資産総額の非常に少ない明治安田外国債券ファンド(愛称:ハリアー)などと同様、東京海上・外国債券ファンドは、買ってはいけないファンドの1つと言えます。

アセットアロケーション決定後、外国債券クラスには、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド(信託報酬0.17%)のような超低コストのファンドを割り当てればそれでよいでしょう。


東京海上・外国債券ファンドの購入先

東京海上・外国債券ファンドをノーロードで購入できる証券会社・銀行は下記の通りです。

これらの証券会社では、東京海上外国債券ファンドよりもはるかに良質で低コストのインデックスファンドがたくさん売られています。賢明な方はそのようなファンドをセレクトされると良いのではないかと思います。

SBI証券楽天証券SMBC日興証券(ダイレクトコース)

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管理人的には、 SBI証券 の利用が、コストを徹底的に抑えられるので、ベストだと思います。

 

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