三井住友・バンガード海外株式ファンド・・・・バンガードが台無しに

三井住友・バンガード海外株式ファンドは、米国株式65%、欧州株式30%、新興国株式5%の基本比率で海外株式に投資する、バランス型のインデックスファンドです。2003年6月27日から15年以上運用されている老舗のファンドです。

2013年4月1日付の、三井住友アセットマネジメントとトヨタアセットマネジメントの合併により、「トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド」から名称が変更されました。

三井住友・バンガード海外株式ファンド


三井住友・バンガード海外株式ファンドは、低コストで有名な米国バンガード社の米ドル建て米国籍のインデックスファンド4本に、ファンドオブファンズ形式で投資しています。

そのため、本ファンド自体の信託報酬年1.00%(税抜)と、投資対象のバンガード社のインデックスファンドの信託報酬を合わせ、トータルのコストは約1.12%(税抜)程度と、インデックスファンドとしては高コストになっており、投資対象のバンガード社の低コストファンドを台無しにしています


(2019年3月27日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


三井住友・バンガード海外株式ファンドの基本的情報

このファンドの基本情報

項目 内容
購入単位 証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券など主要ネット証券では100円より購入可能。
信託報酬 年率1.12%(税抜)(=運用管理費用1.00%+投資対象ファンドの経費率0.12%程度)
信託財産留保額 なし
運用期間 無期限
決算 年1回 (4月5日)
運用会社 三井住友アセットマネジメント株式会社
為替ヘッジ なし

米バンガード社の4つのインデックスファンドに、以下の比率でファンドオブファンズ形式で投資しています。(2019年2月28日時点)

三井住友・バンガード海外株式ファンド ファンドオブファンズ形式構造


このファンドのポートフォリオなど

基本の資産配分比率に対して、現状の投資比率を以下の通り記します。それぞれのインデックスファンドの信託報酬とベンチマークなどもあわせて記します。

三井住友・バンガード海外株式ファンド 地域別基本配分比率

米ドル建て米国籍インデックスファンド 資産クラス  投資比率 信託報酬 ベンチマーク
バンガード・グロース・インデックス・ファンド(アドミラル・シェアクラス) 米国成長株式  32.4% 0.05% CRSP US ラージ・キャップ・グロース・インデックス
バンガード・バリュー・インデックス・ファンド(アドミラル・シェアクラス) 米国割安株式  31.7% 0.05% CRSP US ラージ・キャップ・バリュー・インデックス
バンガード・ヨーロピアン・ストック・インデックス・ファンド (アドミラル・シェアクラス) 欧州株式   29.4% 0.10% FTSE欧州先進国オールキャップ・インデックス
バンガード・エマージング・マーケット・ストック・インデックス・ファンド (アドミラル・シェアクラス) 新興国株式   4.9% 0.14% FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックス



三井住友・バンガード海外株式ファンド、管理人の感想と評価

バンガードのファンドを買う意味が無くなるほどの高コスト

三井住友・バンガード海外株式ファンドが設定された2003年6月ごろは、まだまだ投資環境が整っておらず、海外の株式に信託報酬1%未満で投資できるファンドはまだありませんでした。新興国株式ファンドに至っては、ノーロードのファンド自体がありませんでした。

そのため、三井住友・バンガード海外株式ファンドは、信託報酬が約1.244%(税抜、当時の信託報酬)と高めでも、日本を除く、新興国を含めた海外株式に投資できる貴重なインデックスファンドとして存在意義がありました。

元マネックスユニバーシティ社長の内藤忍さんが、ワイン投資とか海外不動産投資等のダークサイドに堕ちる以前に設定したファンドとして、個人投資家に知られていました・笑)

投資対象のバンガード社のインデックスファンドは、運用が全く同一でも、信託報酬の異なるファンドが「シェアクラス」という名前で複数存在しており、資産規模の大きい投資家は、より低信託報酬のファンドを買うことができます。(いわゆる「アットコスト(適正価格)」という考え方です。)

本ファンドも純資産総額が拡大するにつれ、2019年1月25日より、今までのインベスター・シェアクラスから、より信託報酬の低いアドミラル・シェアクラスのインデックスファンドに投資できるようになっています。

そのため、バンガード社の4つのインデックスファンドには加重平均で年0.261%から年0.12%程度で投資できるようになっています。

ただし、けしからぬ事に、本ファンド自体の運用管理費用が昔から年1.0%(税抜)と大変高く、トータルの信託報酬は年1.12%もかかります。これでは、低コストで世間をうならせるバンガード社のインデックスファンドを使う意味がありません。


2019年現在で他の選択肢を取るとしたら・・・

現在は、日本を除く海外株式インデックスファンドとしては、本ファンドと投資比率は異なりますが、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)(信託報酬0.142%)のようなずっと低コストのファンドがあります。

そのため、三井住友・バンガード海外株式ファンドをわざわざ購入する必要は無くなっています。信託報酬は長期に運用すればするほど、少しの違いでも資産運用の結果に大きく影響してきますので、より低いコストのものを選びましょう。

先進国株式インデックスファンドならば、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスニッセイ外国株式インデックスファンド(共に信託報酬0.109%)があります。

新興国株式インデックスファンドも、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスニッセイ新興国株式インデックスファンド(共に信託報酬0.189%)などがあります。

どうしてもバンガードのブランドの付いた投資信託を保有したいという事ならば、以下のような商品も複数存在しており、いずれも本ファンドよりも低コストです。

ファンドの名称 信託報酬
(税抜)
ベンチマーク、その他コメント
楽天・全米株式インデックス・ファンド 0.16% CRSP US トータル・マー ケット・インデックス (円換算ベース)
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド 0.22% FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス(円換算ベース)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 0.2396%
(税込み)
FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)
楽天・インデックス・バランス・ファンド 0.24% 全世界株式70%、為替ヘッジ付き海外債券が30%の比率で投資する株式重視型、比率が半々の均等型、株が30%で債券が70%の比率の債券重視型の3つがあり。
楽天・新興国株式インデックス・ファンド 0.2696%
(税込)
FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックス(円換算ベース)
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 0.60%
(税込)
日本を含む先進国・新興国の株式と、先進国債券(日本含む)に50%ずつの比率で投資。


上記までの代替えファンドを見ていると、三井住友・バンガード海外株式ファンドはすっかり時代遅れのコスト水準になってしまったと感じます。以前から自動積立設定のままになっているような人は、この機会に、購入ファンドを見直されることをお勧めします。

ただし、楽天バンガードファンドシリーズは参考指数との乖離が大きいという問題を抱えています。その意味では、先述したeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)、あるいは日本を含める場合はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)などがお勧めです。



三井住友・バンガード海外株式ファンドの購入先

三井住友・バンガード海外株式ファンドは販売先に無関係にノーロードです。下記の証券会社・銀行にて購入できます。

フィデリティ証券SBI証券マネックス証券楽天証券SMBC日興証券ダイレクトコース松井証券東海東京証券三井住友銀行(ネット専用)



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