TS・ハイブリッドカー・ファンド(愛称:トヨタH)の評価・問題点

TS・ハイブリッドカー・ファンド(愛称:トヨタH)(旧 トヨタFS・ハイブリッドカー・ファンド)は、2009年3月27日より運用が開始されたトヨタのハイブリッドカー関連ビジネスの恩恵を受ける企業に投資する、日本株式アクティブファンドです。

参考指数はTOPIX(東証株価指数)としています。



(2014年9月6日更新)



 


TS・ハイブリッドカー・ファンド(愛称:トヨタH)の基本的情報

・購入単位:1万円以上
・販売手数料:2.0%(税抜) (ノーロードではありません)
・信託報酬:年率1.435%(税抜)
・信託財産留保額:0.3%
・決算: 年1回(3月27日)
・資産配分比率: 日本株式43銘柄に投資(2014年7月31日時点)

上位30銘柄の構成比率は以下の通りです。

TS・ハイブリッドカー・ファンド(愛称:トヨタH) 上位30銘柄の構成比率


・償還日:2019年3月27日
・運用:アセットマネジメントONE株式会社
・為替ヘッジ:なし(投資対象に為替リスクはありません)


TS・ハイブリッドカー・ファンド・管理人の感想

まず、ハイブリッドカー関連ビジネスとは何なのか、販売用資料からの転載の下記の図をご覧ください。




何と言いますか、見た感じは「良さそうなファンド」と言う気がしてきますよね。

ただ、上の図を見ると、ボディー(鉄)やタイヤ(ゴム)などは、ハイブリッドカーが売れる売れないよりも、車が売れれば鉄屋さんやゴム屋さんの業績は良くなるわけですし、エンジンなどの自動車部品も、その多くはトヨタ傘下の企業から購入するわけで、親会社のトヨタ車が売れれば、ハイブリッドカーでも何でも良いわけです

トヨタグループ株式ファンドと同じで、トヨタ関連企業に集中投資することになり、分散が効いていないこと問題です。

また、テーマ型投信はやめといた方が無難でお伝えしたように、テーマ型ファンドは設定後は販売側からも忘れ去られていくのが基本です。


TS・ハイブリッドカー・ファンド(愛称:トヨタH) 設定来の基準価額と参考指数の推移


上記は設定来の基準価額とTOPIXの推移です。リターンは、TOPIX(配当込み)と比較するとほとんど変わりません。

しかし販売手数料が2.0%かかる分、実質的にはコストのためのマイナスになります。信託報酬も年1.435%もかかり、日本株式ファンドとして恐ろしく高コストです。

仮に毎月このファンドを買付けたとすると、年間で3.6%以上も、あなたのリターンを食いつぶす事になるのです。よっぽどこのファンドが好きだと言う人以外、投資価値はありませんね。

コストを引く前のリターンが5%としても、そののうち3.6%は主として販売業者側の分け前で、買ったあなたはファンドのリスクを100%背負い込んで、たったの1.4%しか、正味のリターンは得られない訳です

そもそも、ハイブリッドカーが売れると言う事は、トヨタ自体の業績はもちろん、日本全体の製造業に幅広く利益がいきわたることになります。

それであれば、素直に日本株式全体にずっと低コストで幅広く投資できるSMT TOPIXインデックス・オープン(信託報酬0.37%)を購入する方が理にかなっています。

投資の基本は分散と低コストです。一見魅力的に見えるような投資信託に釣られないよう、注意が必要です。・・・というか、トヨタHって、変な愛称だな。。。


TS・ハイブリッドカー・ファンド(愛称:トヨタH)の購入先

TS・ハイブリッドカー・ファンド(愛称:トヨタH)は東海東京証券にて購入できます。(販売手数料が2.0%(税抜)かかります)


 


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