トレンド・アロケーション・オープン・・・評価不能で意味不明な投信

トレンド・アロケーション・オープンは、(日本を含む先進国債券に投資を行うと共に、世界の株式や新興国国債、リート、コモディティETF、オルタナティブ(ヘッジファンド)に投資する)ダイナミック・マルチアセット・プラス・ファンドにファンドオブファンズ形式で投資するバランスファンドです。(外貨建て資産は為替ヘッジを行います。)

って、上記の文章を読んで、内容をすぐに理解できました?? 管理人は3回目読み返しました。こんな風なファンドは、たいていよろしくないことが多いですね。

市場環境により、各資産クラスの配分を価格上昇中の資産は高めに、価格下落中の資産は低めに順張りで変化させるようです。

また、過去1年間の高値からの下落率が15%以内に収まることを目指し、短期債券やキャッシュ比率も調整するダウンサイド・リスク・マネジメントを行います。

ファンドオブファンズ形式ということもあり、信託報酬が二重にかかり、コストも高いバランスファンドです。

(2014年5月6日)



トレンド・アロケーション・オープンの基本的情報

・購入単位:証券会社により異なりますが、SBI証券では最低500円より投信購入可能。
・信託報酬:年率1.12%(税抜)
・信託財産留保額:なし
・決算:年1回(1月25日)
・資産配分比率: 各ファンドへの組入比率は以下の通りです(2014年3月31日時点)

トレンド・アロケーション・オープン 資産クラス別構成比


資産クラス別構成比の月ごとの推移は以下の通りです。
トレンド・アロケーション・オープン 資産クラス別構成比の月ごとの推移


・償還日:2032年1月25日
・運用:国際投信投資顧問
・為替ヘッジ:あり(外貨建て部分には為替ヘッジ)

 


トレンド・アロケーション・オープン、管理人の感想や評価

バランスファンドといっても、各基本となる配分比率も決まっておらず、現金比率も変化します。本ファンドがどれだけのリスクリターン特性を持つのか判断がつかず、使いずらいファンドです。

信託報酬も年1.12%と、バランスファンドとしてもコストが高く、国際投信投資顧問のいつもの高コスト体質が表れています。

また、次第に減価していくコモディティにも投資を行っています。コモディティは実物に投資できず、先物がからむことによりどうしても減価特性があります。保有していても株式や債券と異なり、それ自体が富を生むこともなく、入っているだけムダです。

景気の波によって資産配分を機動的に変化させ、基準価額の下落リスクに対応する」コンセプトですが、みのりの投信同様、そんなことがとうまくいくわけもなく、本ファンドを長期で保有するほど高い信託報酬が重くのしかかることになります。


実際に、そんな事できやしないという確認

販売用資料には、たいそうな事がさもできるかのような事が書かれていますが、実際にそんなことは現実問題として難しい、と言うかできやしないことが、下記の図を見ていただければ一目瞭然です




どうでしょうか? 信託報酬をたくさん取っておきながら、信託報酬が半額程度のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド世界経済インデックスファンドなどの低コスト&シンプルなバランス型ファンドに大負けしています。

同程度の(いや、若干高いが)コストを取る、セゾン・資産形成の達人ファンドのように、ここまで成績を伸ばしてくれるのであれば高コストも納得ですがね。

トレンド・アロケーション・オープンを購入しておけば、資産配分も最適に調整してくれて、下落リスクにもキャッシュ比率を調整して対応してくれるという考えは甘いです。

資産形成は、低コストのファンドでシンプルに実行するのが基本です

SMTインデックスファンドシリーズなどの低コストインデックスシリーズから自分専用のアセットアロケーションを組むか、上記の表で比較したようなバランス型投資信託を利用するのが良いでしょう。


トレンド・アロケーション・オープンの購入先

トレンド・アロケーション・オープンは、こちらからノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券マネックス証券カブドットコム証券ジャパンネット銀行イオン銀行

証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
徹底的にコストにこだわるなら SBI証券 を選ぶと良いでしょう。


 


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