UBSスイス株式オープンの評価・問題点

UBSスイス株式オープンは、スイス株式に投資するアクティブファンドです。2014年2月6日から運用が開始されました。

優れた技術力、ブランド力によって、グローバルに競争力の高い事業を展開するスイス企業に投資する」ということですが、肝心のベンチマーク参考指数もなく、肝心のアクティブファンドとしての運用手腕がまったく判断できないのが問題です。

また、販売手数料も最低2.0%(税抜)かかる他、信託報酬も1.565%(税抜)と首をかしげるほどの高コストファンドです。

 


投資銘柄数も少なく、通貨もスイスフラン建てのみと分散もできておらず、投資価値はありません。純粋に、スイスが好きだと言うだけの単純な動機以外、特に買うべき理由は見当たりません。

(2015年7月25日更新)



UBSスイス株式オープンの概要

・購入単位:楽天証券SBI証券ではわずか100円より積立購入が可能です。
・販売手数料:2.0%(税抜) (ノーロードではありません)
信託報酬年率1.565%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
・決算:年2回(2月5日、8月5日)。2014年8月に250円、2015年2月に1000円と1年で分配金を1250円も吐き出す非効率なファンドです。

・資産配分比率: スイス株式29銘柄に投資 (2015年6月30日時点)

業種別構成比率は以下の通りです。

UBSスイス株式オープン 業種別構成比率


組入全29銘柄のうち、組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

UBSスイス株式オープン 組入上位10銘柄の構成比率


ノバルティス、ネスレ、ロシュと上位には食品、医薬品関連会社が並びます。

・償還日:2024年2月5日
・運用:UBSグローバル・アセット・マネジメント株式会社
・為替ヘッジ:なし

 

UBSスイス株式オープン・管理人の感想

スイス株式のみに投資するファンドは少なく、その意味では貴重なファンドです。ただ、ノーロードではなく販売手数料がかかるうえ、信託報酬も年1.565%(税抜)と高すぎるのが問題です。

UBSスイス株式オープン 運用報告書記載の費用明細


上記が運用報告書記載の1万口あたりの費用明細です。半年分の実質コストが1.068%なので、実質コストは1.068%×2 = 年2.14%(税抜)もかかります。

たしかにスイスにはネスレやロシュなど世界的企業がありますが、スイス株式限定で投資するにはこの高コストは許容範囲を超えています。

またアクティブファンドにも関わらず、ベンチマークや参考指数がなく、運用のうまい、下手を判断しようがないのも問題です。本来であれば例えば、スイス株式指数であるSPIインデックスの配当込み指数をベンチマークにすべきでしょう。

実際に、月報ではSPIインデックスの動きも載せていますが、ファンドの基準価額の推移とは別の図に載せており、ベンチマークがないアクティブファンドは、成績が悪いことを隠すためとしか思えません。

スイスフランは「金(ゴールド)よりも固い」と言われるほどの信用度の高い通貨ですが、スイスフランと円の為替レートがどうなるかは誰にもわかりません。(つい先日も、スイスショックが走って、一時的に世界の通貨が相当動揺しましたしね)

アセットアロケーションの先進国株式部分には、スイス株式限定ではなく、スイスを含む先進国株式全体に低コストで分散投資できる、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬0.39%)等の低コストインデックスファンドをメインに、ポートフォリオを組むべきです。



UBSスイス株式オープンの購入先

UBSスイス株式オープンは、下記の金融機関で購入可能です。
(販売手数料が最低2.0%(税抜)かかります)

SBI証券
マネックス証券楽天証券千葉銀行

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