ユニオンファンドの評価・解説

ユニオンファンドは、国内外の株式を投資対象とする複数のアクティブファンドファンドオブファンズ形式で投資するアクティブ型の世界株式バランスファンドです。

エプソンの労働組合が設立した直販投信であるユニオン投信が設定する唯一のファンドです。

『はたらく仲間と家族”(未来の子どもや孫たちも含めて)の財産づくりを支援し、明るい未来・希望ある社会づくりに貢献しよう』と耳触りの良いことがサイトに書かれている割には、 信託報酬年1.90%±0.3%という驚きの高コストファンドです

ユニオンファンド


この段階でユニオン投信が唱えている「長期投資」もなにもありません。コストが高すぎ、資産形成に全く不向きと言えます。

(2015年6月13日更新)

ユニオンファンドの特徴・評価

・購入単位:1万円以上1円単位
信託報酬年率1.90%±0.3%(税込)
信託財産留保額:なし
・決算:年1回(9月30日)。
・資産配分比率: 以下の資産配分比率です。(2015年5月29日時点)

組入ファンド 投資対象 比率 基本資産配分比率 
さわかみファンド 日本株式  9.9%  10%
キャピタル・インターナショナル グローバル・エクイティ・ファンド クラスA 欧米株式  13.3%  18%
ALAMCO ハリス グローバル バリュー株ファンド2007 欧米株式  14.8%  23%
ニッポンコムジェスト・エマージングマーケッツ・ファンドSA 新興国株式  32.1%  49%
キャッシュ  -  29.9%  -

・償還日:無期限
・運用:ユニオン投信
・為替ヘッジ:なし

 


ユニオンファンド・管理人の感想

信託報酬が年1.90%前後という段階で、長期投資もバイアンドホールドもへったくれもありません。これ、ボッタクリ毎月分配型投資信託並みの、超絶に高いコストです。

日本株式と新興国株式に重点的に投資するというスタンスですが、新興国株式の目標配分比率が49%と国際分散投資にしては時価総額比に比べ偏りすぎです。

割高、割安の判断でキャッシュ比率を変えるなど、できもしないことを言っている段階でお話になりません。(ほとんどのファンドは、これができなくて市場平均に負けます)

キャッシュを約30%も持っていますが、この部分にも信託報酬がかかることを理解しておく必要があります。現金は投資家ご自身が手元に持ち、投資すべき資金のみをリスク資産に回すべきですね。ファンド側で調整してもらおうと考えるのは、避けた方が賢明です。

アクティブファンドにも関わらず、ユニオンファンドはベンチマーク参考指数もない時点でかなりの欠陥商品です。

日本を含む先進国、新興国の株式に投資するのなら、ベンチマークは例えばMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)とし、その配当込指数とリターンを比較すべきでしょう。

直販投信押しのブロガーがユニオンファンドをベタほめしている記事が検索でひっかかりますが、なぜなのか全く意味不明です。理念は分かりますが、理念がしっかりしていればコストがべらぼうに高くても良いのか?という事です。

セミナーを定期的に開催して受益者や信者を集めているようですが、いくらセミナーに足しげく通っても、残念ながら基準価額は1円も上がりません。

「労働組合が作ったファンド」、「長期投資が重要」、「社会貢献」など耳触りの良い言葉に惑わされず、高い信託報酬をぼったくられないようにするべきでしょう。

労働組合が作るファンドであれば本来、投資家のための低コストファンドを率先して作るべきですが、実体は真逆という残念なファンドです。

ファンド1本で国際分散投資を実現したければ、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 世界経済インデックスファンド等のずっと低コストで分散の効いたファンドで簡単に実現可能です。
 
「投資の目的がセミナーでお友達を作ること」であれば本ファンドの購入止めはしませんが、投資はご自分の資産形成のために行うものです。

地味でも、できるだけ低コストで徹底的な分散投資を行うべきでしょう。

⇒参考: 高コストの直販型投資信託ってどうなの??


 


ユニオンファンドの購入先

ユニオンファンドは、ユニオン投信にてノーロードで購入できます。が、わざわざ買う必要は全くないでしょう。


 


★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします

ページトップへ戻る