バンガード・インベストメンツ・ジャパン社を取材!

2009年6月17日、低コストの海外ETF、またはセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの元になるインデックスファンドを提供する、米国・バンガードの日本法人、バンガード・インベストメンツ・ジャパンさんを訪問する機会が得られました。お話は多岐にわたりましたが、その抜粋を次の通り記しておきたいと思います。

(バンガード・インベストメンツ・ジャパンのHP、7月1日以降、リニューアルを予定しています)

数々のお話をさせて頂いたた中で、管理人が最も感銘を受けたのが、やはりバンガードとその社員さんに流れている、「文化」であり、「精神性」の高さ。

そのあたりを感じ取っていただければ、幸いです。



バンガードジャパン・加藤さんの事

質問:加藤さんは一時、金融ビジネスから距離を置いて、全く異なった分野で活動されていたと伺っていますが、具体的にどのような事をなさっておられたのですか?

加藤さん:2005年の4月に、私はここ(バンガード)に来たのですが、2003年の1月から2005年の3月までフリーだったのです。敢えて金融界から離れまして。

何をやりたかったかと言うと、一般的な言葉で言うとスローライフの促進のような事、私流に言うと、日本的な循環型の生活スタイルのようなものを、里山系と言う言葉を作りまして、もちろん里山という言葉はあるわけですが、「系」をつけまして、いわゆる人間以外の生態系ではなくて、人間がその生態系に入っていって、新たな生態系を作るというのが里山系であるという理屈で。そういう考え方の普及みたいなことをやっていたのです。

その後、その里山系で得た考え方、パッシブという考え方が、やはりインデックスファンド、パッシブ運用というものに通じるのですね。だから、ある意味スローライフはまさにパッシブだと思うのです。ある意味、先端を行っているのですけれども、ある意味、非常に、20世紀型の文明に対するアンチテーゼみたいなところがあると思うのです。

質問:自然に身をゆだねて、コントロールしないという事でしょうか?

加藤さん:アクティブの考え方というのは、自分が考えてどうにかすれば、必ず人よりもいい成績が取れるという考え方なのです。これは、まさに僕が言う20世紀型の文明の思想で。

そうではなくて、一般的な言葉で言えば、共生とか、循環とかそういうものです。それを、市場というか、投資に当てはめると、まさにインデックスファンドになるわけです

いわば、その生態系にあたるものが市場であって、市場というのは神の手で運営されているわけです。誰か特定の人とか集団が操作しているものではなくて。

その中で、結局、最適なものが決まっていくわけです。その中に任せて運用すれば、結局は一番抵抗が無いのだ、ということがインデックスファンドの思想です。

それは、まさにエコロジカルな自然との共生の考え方と同じ。だから、何でも自分が頑張れば、絶対に人に勝てるという考え方ではないのです。(以前のアメリカ式の考え方では)もう欧米の知識人はほとんど、そういう考え方がまずいということは分かっていますね。


 

加藤さんの資産運用の事

質問:先般のマルキールセミナーでは、ご自身のアセットアロケーションと言いますか、資産運用も話されていましたよね? 長期性資金の大半は、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドで保有されていると言う。あのあたりは、先のお話(上記の話)の延長にありますね。

加藤さん:あのファンドは、よく説明として初心者向けだ、と言う人もいます。ある意味そうで、それも間違いではないですが、逆に行き着くところなのです

よく、ある程度、分かった方がする質問というのが、アセットアロケーションの合理性は何なのだと。なぜ50:50で、あるいは、なぜマーケットキャップがいいのだと言うのですが、そんなものは答えがあるわけないのです。

何らかの合理的な、あるいは科学的な分析をした結果、51パーセント対49がいいとか、あるいは、30何対何がいいとか、そういうことが出るものならば、それはそういう議論が成り立つわけですが、それはあり得ないわけです。

では、その個人に全部任せて、自分で判断しなさいと言われても、それは難しいので、50:50などというのは丁度いいところなのですね。私自身も、丁度いいところです。だから、あれを持っているわけです。

質問:インデックス投資を実践する人は、自分も含めて、退屈との闘いですよね?

加藤さん:そうですよね。バートン・マルキール教授も言っていましたね。コアサテライト戦術の事。ではなぜアクティブファンドを持っているかというと、それは、やはり1つの楽しみであり、娯楽なのです。

投資で遊ぼうと思えば、それこそ本当に一部、どんなに怪我してもいいようなものでやるかですね。(生活に)影響が無いような範囲で。

でも、そうではなくて、あまり投資で遊ぼうと思わないと言うか、他に遊びたいことがいっぱいあれば、投資で遊ぶ必要はないわけです。僕なんかもやりたいことばかりですから。(笑い)

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