ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(愛称:ワールド・プロフェッショナルズ)の評価・・・リターンが悪いダメアクティブファンド

ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(愛称:ワールド・プロフェッショナルズ)は、MSCI KOKUSAI(配当込み)ベンチマークとする先進国株式アクティブファンドです。2016年6月13日より運用が開始されました。

一般向け販売されるまでの約10年間、確定拠出年金向けラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)としての運用歴が12年あります。

ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(愛称:ワールド・プロフェッショナルズ)
(プロフェッショナルズ、なんてネーミングがすでに自信過剰な気もするが・・・)


ラッセル 外国株式マザーファンドは、「複数の優れた運用会社を厳選し、それらをバランスよく組み合わせるとともに、必要に応じて入替え等を行う」ことで、長期的に安定してベンチマークを上回ることを狙っています。

ただし、非常に残念なことに、設定来、過去6ヵ月、過去1年のどの期間リターンもベンチマークに劣るダメファンドです。

本ページでは、ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)も含めて、2つのファンドは同一のものとして評価解説します。


(2018年9月12日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。


 


ラッセル・インベストメント外国株式ファンドの基本的情報

このファンドの基本情報

購入単位SBI証券楽天証券で100円より購入可能。確定拠出年金口座向けとしては1円以上で買い付け可能。
信託報酬年率1.10%(税抜)、ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)の信託報酬は1.35%となり、一般向けのほうがコストが低いという珍しい状態。

信託財産留保額:なし
決算:年1回(4月18日)
償還日:無期限
運用会社:ラッセル・インベストメント
為替ヘッジ:なし


このファンドのポートフォリオなど

「ラッセル 外国株式マザーファンド」が採用している運用会社の構成は以下のとおりです。運用会社や目標配分割合は随時変更されます。(2018年7月末時点)

運用スタイルが「成長型」、「割安型」、「市場型」、「補強型」と、異なる計5つの運用会社に運用させています。

「ラッセル 外国株式マザーファンド」が採用している運用会社と構成比率


その結果、日本を除く海外先進国の株式計558銘柄に投資しています。組入上位5ヶ国、上位5業種の構成比率はそれぞれ以下の通りです。

ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(愛称:ワールド・プロフェッショナルズ) 組入上位5ヶ国、上位5業種の構成比率


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(愛称:ワールド・プロフェッショナルズ) 組入上位10銘柄の構成比率


「ラッセル・インベストメント 外国株式マザーファンド」に、ファミリーファンド形式にて投資しています。

ラッセル・インベストメント外国株式ファンド ファミリーファンド方式構造


ラッセル・インベストメント外国株式ファンド、管理人の感想や評価

複数の運用会社に運用させることが特徴のアクティブファンド

ベンチマークを上回るリターンを出すことを目標に、複数の運用会社に運用させるマザーファンドに投資するアクティブファンドであることが特徴です。具体的には、下記のように運用するとの事です。

・世界中から優れた運用会社を厳選。
・選ばれた運用会社をバランスよく組み合わせ。
・運用会社を入替え、ファンドを常に最適な状態に。


ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(ワールド・プロフェッショナルズ) 運用方法


つまり、優れた成績を上げることが期待される運用会社を入れ替え、ベンチマークより高いリターンをめざす手法です。ただし、過去いくら良い成績を出していたファンドや運用会社だからといって、将来も良いリターンを出せるかは全く無関係です。


肝心のリターンがベンチマークに常に負けているダメアクティブファンド

ましてや、ラッセル・インベストメントが事前に良いリターンを上げる運用会社を選ぶ能力があるなんて、どうやったら私たちに判断できるのでしょうか? ということで、実際にリターンを確認したところ、以下のようにむごいことになっていました。

ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(ワールド・プロフェッショナルズ) ファンドとベンチマークの騰落率比較


本ファンドのリターンは、ベンチマークのMSCI KOKUSAI(配当込み)に、設定来(約2年)はもちろん、過去1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、1年でも全ての期間で劣っています。

アクティブファンドの存在価値は何といってもベンチマークを上回ることですから、ベンチマークに劣るリターンしか出せないのに信託報酬が1.10%もかかる本ファンドには、投資価値は全くありません。

また、本ファンドと超低コストの<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬0.109%)の過去1年のリターンを比較したグラフが以下になります。

ラッセル・インベストメント外国株式ファンドと<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドとの過去1年のリターン比較


<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの過去1年のリターンが+14.83%であるのに対し、ラッセル・インベストメント外国株式ファンドのリターンは+12.09%とインデックスファンドに惨敗しています。

ただ、ベンチマークや参考指数を明示しない「ずるがしこいアクティブファンド」が多い中、ラッセル・インベストメント外国株式ファンドは、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み)をベンチマークと明記している点は、評価できます。

が、見事にベンチマークに劣るリターンしか出せないのでは意味がありません。インデックスファンドよりリターンが低い本ファンドを見る限り、運用会社を入れ替える投資戦略がうまくいっていないのは明らかです。

同じ資産クラス(本ファンドの場合は先進国株式クラス)の「複数のアクティブファンドを購入すると、そのリターンは高コストのインデックスファンドと同じ」と昔から言われていることを本ファンドがまさに再現してしまっている皮肉な結果となっています。

基本的には、アセットアロケーションのメインとなる先進国株式部分は、お勧めのインデックスファンドにあるような低コストのインデックスファンドをメインとするシンプルな戦略で十分でしょう。



ラッセル・インベストメント外国株式ファンドの購入先

ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(愛称:ワールド・プロフェッショナルズ)は、以下証券会社にてノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券マネックス証券

証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)



管理人おススメの確定拠出年金口座(個人型のiDeCo口座)

個人型の確定拠出年金、iDeCo口座に関しては、ファンドラインナップや口座管理手数料を考えると、次の4社がベストです。ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)に関しては、SBI、楽天、マネックス証券の3社で購入可能です。

SBI証券楽天証券マネックス証券イオン銀行(銀行を使いたい人はここ)

iDeCo・個人型確定拠出年金


 


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