明治安田欧州株式ファンド(愛称:ファザーン)は平凡以下の成績だ

明治安田欧州株式ファンド(愛称:ファザーン)は、MSCIヨーロッパ指数ベンチマークとする欧州株式アクティブファンドです。(「ファザーン」はドイツ語で鳥のキジ(雉)の意味です。) 2000年1月28日に設定された、運用期間の長いファンドです。

運用プロセスは、「欧州株式市場の中から、各産業ごとに専任で調査するリサーチアナリストと欧州株式運用チームにより、持続的な競争優位性を有する銘柄を厳選し、分散投資に配慮しつつ総合的にポートフォリオを構築する」とごくごく普通のアクティブファンドが取る手法です。

明治安田欧州株式ファンド(愛称:ファザーン) 運用プロセス


この運用プロセスにより、「ベンチマークを中・長期的に上回る運用成果をあげることを目指す」としていますが、リターンが良いわけではなく、投資価値はありません。



(2018年6月26日更新)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


明治安田欧州株式ファンド(ファザーン)の基本的情報

このファンドの基本情報

購入単位:証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券では100円より購入可能。
信託報酬年率1.70%(税抜)
信託財産留保額:なし
決算:年1回(1月20日)。2018年1月に分配金200円を出すなど、税金がかかる分無駄なことを行っています。
償還日:無期限
運用:明治安田アセットマネジメント株式会社
為替ヘッジ:なし


このファンドのポートフォリオなど

ヨーロッパ株式計42銘柄に投資(2018年5月31日時点)

組入上位5ヶ国、組入上位通貨、組入上位10業種のそれぞれの比率は以下の通りです。国別構成としては、イギリスの約37%を筆頭にドイツ、フランス、スイス、アイルランドと続きます。


明治安田欧州株式ファンド(ファザーン) 組入上位5ヶ国、組入上位通貨、組入上位10業種


組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。

明治安田欧州株式ファンド(ファザーン) 組入上位10銘柄の構成比率


明治安田欧州株式マザーファンドファミリーファンド形式で投資してします。

明治安田欧州株式ファンド(ファザーン) ファミリーファンド方式構造



明治安田欧州株式ファンド(ファザーン)、管理人の感想と評価

リターンは配当込みのベンチマークを下回る残念なファンド

本ファンドは、ベンチマークであるMSCIヨーロッパ指数を中・長期的に上回る運用成果をあげることを目的とする欧州株式アクティブファンドです。

ただ、ベンチマークは配当抜き指数なのに、本ファンド自体のリターンは投資対象銘柄の配当を含んでいます。そのため、実際には、MSCIヨーロッパ指数(配当込み)とリターンを比較し、運用手腕を判断する必要があります。

以下が本ファンド(分配金再投資)とMSCIヨーロッパ指数(配当込み)の過去3年のリターン比較です。

明治安田欧州株式ファンド(ファザーン)(分配金再投資)とMSCIヨーロッパ指数(配当込み)の過去3年のリターン比較


明治安田欧州株式ファンド(ファザーン)(図のオレンジ色線)は過去3年のリターンが-8.22%であるのに対し、MSCIヨーロッパ指数(配当込み)(図の赤色線)の同リターンは-2.18%です。

アクティブファンドの存在価値は、ベンチマークよりリターンが良いことの1点のみです。高コストな分、リターンが悪いようでは、同一ベンチマークのインデックスファンドを購入したほうがよほどましと言うことになります。その意味では本ファンドは存在価値のないダメアクティブファンドと言えます。


自らの高コストさが、リターンの悪化に直結

欧州株式ファンドとしては、(ベンチマークは本ファンドと異なりますが)欧州株式指数ファンド(信託報酬0.66%)などよほど低コストのインデックスファンドがあります。本ファンドのように、信託報酬1.70%の高コストファンドを買う必要は全くありません。

また、以下が運用報告書記載の1万口あたりの費用明細です。

明治安田欧州株式ファンド(ファザーン) 運用報告書記載の費用明細


これより、実質コストは2.44%(税込)ととんでもない高コストファンドであることがわかります。このペースで行くと10年で24%以上の資産が削られることになり、決して購入してはいけないファンドです。

販売会社からも見放されているせいか、ファンドの純資産総額も過去2015年ごろは約55億円あったのですが、今は約4.7億円と急減しているのが気になります。あまりにも人気のないファンドは繰上償還の可能性もあり、今から購入する必要は全くありません。

アセットアロケーションを決定後、その先進国株式部分には、本ファンドのような高コストかつ地域限定版ファンドではなく、日本を除く主要先進国に幅広く投資し、かつ、超低コストのお勧めの先進国株式インデックスファンドをメインに選択するべきです。

ヨーロッパ各国の株式投資比率をもう少し増やしたい場合は、当ファンドでなく、コストの低い欧州株式指数ファンドをサテライト的に購入し、お好みのアセットアロケーションの配分微調整用に使うのはありでしょう。



明治安田欧州株式ファンド(ファザーン)の購入先

明治安田欧州株式ファンド(ファザーン)をノーロードで購入できる証券会社・銀行は以下の通りです。

フィデリティ証券SBI証券楽天証券SMBC日興証券(ダイレクトコース)岩井コスモ証券


証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 

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