明治安田欧州株式ファンド(愛称:ファザーン)の評価・解説

明治安田欧州株式ファンド(愛称:ファザーン)は、MSCIヨーロッパ指数ベンチマークとする欧州株式アクティブファンドです。(「ファザーン」はドイツ語で鳥のキジ(雉)の意味です。)

2000年1月28日に設定された運用期間の長いファンドです。

欧州主要先進国の株式を投資対象とし、ベンチマークであるMSCIヨーロッパ指数を上回る運用成果をあげることを目標としていますが、リターンが良いわけではなく、投資価値はありません。

(2014年12月23日更新)

明治安田欧州株式ファンド(ファザーン)の特徴・評価

・購入単位:証券会社により異なりますがSBI証券では最低500円より購入可能。
信託報酬年率1.70%(税抜)
信託財産留保額:なし
・決算:年1回(1月20日)。2014年1月に分配金50円を出しています。
・資産配分比率:
組入上位5ヶ国の構成比率は以下(2014年11月28日時点)

投資国 比率
イギリス  25.5%
ドイツ  18.5%
スイス  18.2%
フランス  8.7%
ノルウェー  5.2%


組入上位10銘柄と構成比率は以下の通りです。

銘柄 業種  比率
ロシュ・ホールディング スイス 医薬品  5.17%
ネスレ スイス  食品・飲料・タバコ  5.17%
ノバルティス スイス 医薬品  4.75%
バイエル ドイツ 医薬品  3.83%
ロイヤル・ダッチ/シェル イギリス エネルギー   3.81%
ビベンディ フランス 電気通信サービス  3.42%
リード・エルセビア PLC イギリス メディア  3.27%
プルデンシャル イギリス 保険  3.24%
ノキア フィンランド テクノロジー  3.21%
ボーダフォン・グループ イギリス 電気通信サービス  3.19%


・償還日:無期限
・運用:明治安田アセットマネジメント株式会社
・為替ヘッジ:なし


 


明治安田欧州株式ファンド(ファザーン)・管理人の感想

ヨーロッパ主要国の株式に投資するアクティブファンドとして信託報酬1.70%(税抜)は高すぎます。

欧州株式ファンドとしては、i-mizuho欧州株式インデックス欧州株式指数ファンドなど、信託報酬年0.6%前後のインデックスファンドが存在する中、アクティブファンドであることを考えてもかなりの高コストです。

また、以下が運用報告書記載の費用明細です。

明治安田欧州株式ファンド(ファザーン) 運用報告書記載の費用明細


これより、実質コストは 信託報酬1.70%×(273円/183円)=約2.54%(税抜)ととんでもない高コストファンドであることがわかります。

売買高比率が3.45と、1年に保有全銘柄額が3.45回入れ替わる頻度で取引されており、売買手数料や有価証券取引税がかさんでいる影響です。

1年に2.54%も資産から引かれる超高コストファンドであり、決して購入してはいけないファンドです。

設定来のリターンは、下の図のように一見、ベンチマーク(オレンジ線)をわずかに上回っているように見えます。

明治安田欧州株式ファンド(愛称:ファザーン) 設定来の基準価額とベンチマーク、純資産総額の推移(2014年11月末時点)


ただし、ベンチマークのMSCIヨーロッパ指数は配当分を含んでいないため、本来はMSCIヨーロッパ指数(配当込み)と成績を比較する必要があります。

ベンチマークの配当落ちを考慮すると、本ファンドのリターンは優秀でなく、むしろ悪いと言える成績です。これでは高い信託報酬を払う必要はなく、普通にインデックスファンドで十分です。

先進国株式に投資したい場合は、MSCIコクサイインデックスをベンチマークとする

SMT グローバル株式インデックス・オープン
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド


などの低コストインデックスファンドを利用すれば基本的には十分です。

ヨーロッパ各国の株式投資比率をもう少し増やしたい場合は、当ファンドでなく、コストの低いi-mizuho欧州株式インデックス欧州株式指数ファンドをサテライト的に購入し、お好みの配分比率にすれば良いでしょう。


 


明治安田欧州株式ファンド(ファザーン)の購入先

明治安田欧州株式ファンド(ファザーン)をノーロードで購入できる銀行・証券会社は以下の通りです。

フィデリティ証券SBI証券楽天証券SMBC日興証券オンライントレード岩井コスモ証券

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管理人的には、 SBI証券 の利用がコストを徹底的に抑えられるのでベストだと思います。

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