モーニングスター「アメリカ株投資」セミナー動画

当サイトはインデックス投資をお勧めしているのですが、インデックス投資を実行していた人の中には、国際分散投資ではなくて、アメリカ株投資に軸足を移す人がちらほら見られます。そもそも最初からアメリカ株に的を絞って投資している人もおられると思います。

あるいは、国際分散投資をしながらも、資産配分比率をアメリカ株に偏重させている人もいらっしゃるかもしれません。

アメリカ株投資


そんな人たち、あるいは今後、米国株の比率を増やしたいと考えている人にとって、その想いを理論的に補強するようなセミナーが、岡三オンライン証券主催で開催され、その時の模様が動画で公開されましたので、ご紹介しておきます。


●基調講演の模様

最初の動画は、エモリキャピタルマネジメント株式会社の代表取締役・江守 哲氏による基調講演で、これは見ていて非常に面白いですね。アメリカ株投資がどれほど有利なのか、データを用いて具体的に語られています。

それにしても、この江守氏の堂々として自信あふれる態度は、凄いですね。江守氏のメルマガを取ると、価格は月に4500円です。それだけの情報があるという自負のようなものを感じます。投資に慣れていない人は、一発でアメリカ株投資信者になってしまいそうです。




アメリカ株投資をすると、「どんな時に投資をしても、仮に何かのバブルのピークのような時に投資をしても、10年経過すれば必ず儲かる」という事が分かります。

・・・ま、これって、モーニングスターのiDeCoセミナーのページを見て頂くと分かる通り、国際分散投資をしていても同じような事なんですけどね。アメリカ株投資のほうが、儲かる度合いが大きいという事なのかもしれませんが。


●パネルディスカッションの模様

こちらは、モーニングスターのファンド分析部マネージャーさんが司会をして、お二人にアメリカ株投資の見通しや運用戦略、どんな投資信託を買えばよいのかなどを聞いていきます。発言するのは、次のお二人です。

・イーストスプリング・インベストメンツ株式会社、投信営業部長・嶋田 雄二氏
・岡三アセットマネジメント、シニアストラテジスト・前野 達志氏





しかしながら、紹介された投資信託は、クズファンドでした・涙。岡三アセットマネジメントが推奨した米国株投資信託は、米国連続増配成長株オープン「愛称:女神さま・オープン」です。聞いた瞬間に、何とも言えないアホくささを感じました。

実際にチェックしてみると、参考指数であるS&P500に対して、以下のようなボロカスな運用成績しか出せていません。何考えてこんなものを説明するのでしょうか。。。販売手数料がネット証券でも3%取れて、信託報酬が1.4%超の、ボッタクリファンドだからですかね。

米国連続増配成長株オープン「愛称:女神さま・オープン」と参考指数との対比、i-mizuho米国株式インデックスとのリターン比較


S&P500指数をベンチマークとする投資信託に投資したければ、下らないアクティブファンドを買うのではなくて、素直に上記のようなインデックスファンド、i-mizuho米国株式インデックスでも買っておけば良いだけですね。

その次に紹介されたイーストスプリング米国小型厳選バリュー株ファンドは、もっとスゴイです。何が凄いかと言うと、販売手数料が税抜きで3.5%!信託報酬が1.85%の、「お前ら、どんだけカモから金をむしり取りたいのか?」と詰問したくなるような高コストです。

想像通り、ベンチマークなどは設定されていません。おまけに運用開始1か月のファンドであり、良いのか悪いのか、何を信用してこんなものを買わねばならないのか、全く意味不明の推奨になっています。

それにしても、モーニングスターが司会を務めながら、しかも常日頃からファンドを詳細に分析しているであろうファンド分析部のマネージャーが、よくもまあこのような不誠実なファンドに、援護射撃のようなコメントをするなと、呆れますね。

以上のように、こういったセミナーに出た場合は、基調講演はしっかりと聞きながらも、もしも個別のファンドの紹介などをやり出したら、全て疑ってかかる事を強くお勧めします。

アメリカの株に投資をする場合も、当サイトがいつもお勧めしているようなインデックスファンドのほうが断然良いと思いますし、分析能力が有って株式投資そのものが大好きな人は、米国個別株投資をしても良いでしょう。

(私は投資は好きでも株式投資が特に好きなわけではなく、株価の分析などは完全に興味の対象外ですので、紙の資産への投資は、全てインデックスファンドを利用しています)


 


★この記事が参考になりましたら、ブックマークもしくはシェアをお願いいたします

ページトップへ戻る