ブラックロック・インド株ファンドなど、全く検討の余地も無し

インドの株式に投資をするブラックロック・インド株ファンドは、もう10年にもなる古いファンドなのですが、最近も安定的に100億~200億円程度の純資産を保有する、比較的人気の高い投資信託です。

ブラックロック・インド株ファンド


確かに人口や成長性を考えると、うっかり気を抜くとつい魅力的に映って、資金を投入したくなります。ですが、少し冷静になって商品を再チェックしてみる事が非常に重要です。人気のある金融商品は基本的に高コストですから、投資価値が本当にあるのか、しっかりと見極めましょう。


(2019年1月17日追加)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


ブラックロック・インド株ファンドの基本情報

このファンドの基本的な情報

購入手数料3.0%(ノーロード投資信託ではありません)
信託報酬年率1.79%(税抜き)
信託財産留保額:なし
運用期間:無期限(設定日:2005年12月13日)
決算:年1回(毎年12月10日)
運用会社:ブラックロック ・ジャパン株式会
販売大和証券のみ


このファンドのポートフォリオ

銀行業を中心に、インドの52銘柄に集中投資しています。

ブラックロック・インド株ファンドのポートフォリオ



ブラックロック・インド株ファンドに対する管理人の感想と評価

ブラックロック・インド株ファンドのは、イーストスプリング・インド株式オープンのような他のインド株式アクティブファンド同様、インドと言う国の成長性を前面に押し出す事で、いかにも将来大きく儲かりそうな雰囲気を感じます。

しかし、儲かりそうだからと言ってファンドの運用が上手なのかというと、それらは全く関係が有りません。事実、ブラックロック・インド株ファンドの運用は、超絶に下手です

ブラックロック・インド株ファンドは、運用目標として、参考指数を「S&P IFCエマージング・マーケッツ・インべスタブル・インディア(円換算ベース)」と、「MSCI Daily TR Gross エマージング・マーケッツ・インディア (円ベース)」の2つに設定しています。

これを上回るリターンを上げて初めて、この投資信託は「良いファンドだ」と言えるのですけれども、実際の成績は下記の通り、極めて下手くそな運用をしています。緑色の運用目標を、ほとんど常に下回る最悪の投資信託です。

ブラックロック・インド株ファンドの運用成績


設定来から比較してみると、参考指標1に対しては、なんと▲81%もの負けっぷりです。呆れるくらいの高コストをかけてこの投資信託を購入して結果にも呆れるという、投資家にとっては己の運命を呪いたくなるような、二重の意味で悲しいファンドです。

これほどまでに酷いリターンなのに、月報や運用報告書ではこの原因と対策に関してのきちんとした説明はなされておらず、投資家を小馬鹿にしたような投資信託です。このようなファンドは、決して買ってはいけません。

どうしてもインドへの集中投資を行いたい場合は、ベンチマークがやや異なるので正式な対比にはなりませんが、インデックスファンドでもある上場投資信託(ETF)のNEXT FUNDSインド株式指数上場投信(信託報酬0.95%)を買うと良いでしょう。

ブラックロック・インド株ファンドとETFの比較


インド単独に集中投資をしなくてはならない特別な理由がない限り、投資の基本とも言える分散投資を志向するほうが、長期的には賢明な判断となる事でしょう。長期で分散投資をする場合、超低コストの、以下のようなインデックスファンドが選択肢の最右翼となります。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス(信託報酬0.189%)
<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド(同0.189%)


【併せてご覧ください・似たような投資信託を評価】

野村インド株投資
ダイワ・ダイナミック・インド株ファンド
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