ブラックロック・つみたて・グローバルバランスファンドは使いにくい

ブラックロック・つみたて・グローバルバランスファンドは、日本、先進国の株式/債券と、新興国の株式、先進国のリートの計6資産に投資する、バランス型インデックスファンドです。

一般口座の他、つみたてNISAでも購入できるファンドとして2018年1月10日より運用が始まりました。6資産の各ベンチマークの合成指数をベンチマークとしています。

ブラックロック・つみたて・グローバルバランスファンド


ファンドオブファンズ形式のために信託報酬が2重にかかり、信託報酬が高めとなっています。また、年に一度、資産配分比率が見直されるという事もあり、どうも使いにくい投資信託だなと感じます。


(2019年2月24日追加)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。


 


ブラックロック・つみたて・グローバルバランスファンドの基本的情報

このファンドの基本情報

項目 内容
購入単位 証券会社により異なりますが、楽天証券SBI証券など主要ネット証券では100円より購入可能。
信託報酬 年率0.60%(税抜)(信託報酬0.3643%(税抜)+投資対象ファンドの信託報酬0.2357%程度))
信託財産留保額 なし
運用期間 無期限
決算 年1回(8月2日)
運用会社 ブラックロック・ジャパン株式会社
為替ヘッジ なし

日本、先進国、新興国株式3資産については、投資対象ETFにファンドオブファンズ形式、日本、先進国の債券、海外リートの3資産についてはマザーファンドファミリーファンド方式で投資しています。

ブラックロック・つみたて・グローバルバランスファンド ファンドオブファンズ形式構造


基本投資割合は以下の通りです。

資産クラス 投資対象ファンド  ベンチマーク  基本投資割合
国内債券 国内債券インデックス・マザーファンド NOMURA-BPI総合 20.0%
国内株式 iシェアーズ TOPIX ETF(1475)(信託報酬0.06%) TOPIX(東証株価指数) 25.9%
先進国債券 先進国債券インデックス・マザーファンド FTSE世界国債インデックス(除く日本)(国内投信用円ベース) 10.0%
先進国株式 iシェアーズ MSCIコクサイ ETF(信託報酬0.25%) MSCI コクサイ指数  30.0%
新興国株式 iシェアーズ MSCIエマージング・マーケットETF(信託報酬0.67%) MSCI エマージング・マーケッツ・インデックス  7.1%
先進国リート 先進国リート・インデックス・マザーファンド S&P先進国REIT指数(除く日本)(税引後配当込み)  7.0%


このファンドのポートフォリオなど

2019年1月31日時点での組入資産別の構成比率は以下の通りです。株式62.7%、債券29.3%、リート7.1%となっています。
ブラックロック・つみたて・グローバルバランスファンド 組入資産別の構成比率



ブラックロック・つみたて・グローバルバランスファンド、管理人の感想と評価は?

ファンドオブファンズ形式のため、信託報酬が高いのが残念

ブラックロックが設定したつみたてNISAでも購入できるバランスファンドであり、2018年1月10日より運用されています。

日本、先進国、新興国の株式、日本と先進国の債券、海外リートの6資産に投資するバランスファンドとしては初となります。(<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)のような6資産均等型ファンドはありますが。)

ただ、なぜか株式クラス3資産については、同じブラックロックが運用するETFにファンドオブファンズ形式で投資しており、信託報酬が2重にかかり、ファンドのトータルの信託報酬が年0.60%(税抜)と高めになってしまっています。


資産配分比率が年1回見直され、使いにくいバランスファンド

このファンドの最大の特徴は、基本資産配分比率が毎年1回見直される事です。6資産の基本投資割合は、各資産についてブラックロックが推計する長期のリターン、リスクの水準をもとに、「想定リスクが目標水準程度であり、期待リターンは高くなるよう」に設定されます。

ブラックロック・つみたて・グローバルバランスファンド 運用プロセス


しかし、想定リスクを目標水準にするバランスファンドは、これまでにもeMAXIS 最適化バランスの5つのファンドや、マネックス資産設計ファンドがあるものの、いずれも結果的には裏目の資産配分変更になることが多く、特に魅力はありません。

しかも、本ファンドは「想定リスクが目標水準程度に設定する」運用方針を掲げながら、その目標水準が何なのか、具体的な数値は目論見書、月報、運用報告書のいずれにも記載がありません。

また、これでは、ご自分のアセットアロケーションを決めた後に本ファンドに投資してしまった場合には、年1回、ご自身の資産配分そのものが変化してしまうので、大変に厄介です。

かと言って、この投資信託1本でご自身の投資を完結しようとする人は、この配分比率や高めのコストから考えて、まずいないと思います。使い勝手がよくなく、これからも地味な存在のファンドにとどまると思われます。

いったいどうやってこのファンドを選べば良いのか、当サイト管理人としては、買う意味が非常に分からないというのが率直な感想です。

しかしながら、メガバンクの三井住友銀行ではブラックロック・つみたて・グローバルバランスファンドが販売件数ランキングの上位に入ってきており、店頭で推奨でもされているのでしょうか。

三井住友銀行での売れ筋であるブラックロック・つみたて・グローバルバランスファンド


なお、本ファンドは三井住友銀行ではつみたてNISA専用ファンド扱いです。そして純資産総額の増え方を見てみると、定期的に安定的に資産が流入している事が見て取れます。

ブラックロック・つみたて・グローバルバランスファンドの純資産総額の推移


金融機関にとって、つみたてNISA制度は上手に利用すれば綺麗な形で資産が増えてゆくものであり、だとしたら、顧客と共に歩んでほしい制度でありますから、もう少々、マトモな投資信託をセレクトして頂きたいなと思いますね。

少なくとも、資産配分比率を変更するようなファンドは、数年間は上手く機能しているのかを運用報告書なりで確認して、それから投資の是非を検討するくらいのスタンスが望ましいと思います。



ブラックロック・つみたて・グローバルバランスファンドの購入先

ブラックロック・つみたて・グローバルバランスファンドは以下証券会社、銀行にてノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券カブドットコム証券マネックス証券松井証券、三井住友銀行

証券口座選びに迷った場合は、 管理人神推しの証券口座のページ を参考にして下さい。
管理人的には、ポイント利用でコストを徹底的に削減する効果のある、SBI証券楽天証券の利用がベストだと思います。(どちらでもお好みのところを利用ください。)


 


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