CAMインドシナ5カ国ファンド(愛称:インドシナ)・とても買うに値せず

ベトナム、カンボジア、ラオス、タイ、ミャンマーの、インドシナ半島の5か国に投資をしたい場合に選択肢となるのが、CAMインドシナ5カ国ファンド(愛称:インドシナ)です。2013年4月5日に運用が開始されています。

この地域に集中投資をしたいと思っても、代わりになるノーロード投資信託は無く、インドシナに興味がある人にとっては検討の対象になるアクティブファンドです。

CAMインドシナ5カ国ファンド(愛称:インドシナ)の評価


しかしながら、ベンチマークが無いので投資判断がしづらく、なおかつ当サイトで評価解説している新興国株式のノーロード投資信託の中では最もコストが高く、普通に考えると、ごく一般の人が購入するようなファンドとは言えません。



(2018年3月28日追加)・・・本ページの情報の更新を希望される方は、Q&Aページより管理人までお知らせください。すぐに対応したいと思います。



 


CAMインドシナ5カ国ファンド(愛称:インドシナ)の基本的情報

コストも含めた基本的情報

購入単位:最低100円より積立購入可能。
信託報酬年2.06%(税抜) 
信託財産留保額:なし
決算:年2回(4月5日、10月5日)
償還日:無期限
運用:キャピタルアセットマネジメント株式会社
為替ヘッジ:なし


このファンドのポートフォリオなど

2018年2月28日時点での、CAMインドシナ5カ国ファンド(愛称:インドシナ)のポートフォリオは以下の通りです。5か国に投資と謳いながら事実上は2か国のみであり、更には26銘柄にしか投資できておらず、分散が効いていない問題もあります。


CAMインドシナ5カ国ファンド(愛称:インドシナ)のポートフォリオ



CAMインドシナ5カ国ファンド(愛称:インドシナ)、管理人の感想と評価

猛烈にコストが高いのは明らかに不利なファンド

まず真っ先に指摘しておきたいのが、猛烈な高コストです。信託報酬が2.06%(税抜き)もかかるのは、数ある投資信託の中でもぶっちぎりレベルで高いです。

このレベルだと、本ファンドを10年間保有するだけで、元本の2割がコストで消え失せる勘定になり、これをカバーして更に高い運用成果を出さなければ基準価額が上昇しない事になりますから、運用のハードルは高くなります。

このような高コストを負担してでも、インドシナ5か国に投資しなくてはならない特別の理由がない限り、手出し無用と言って良いでしょう。


ベトナムとタイに投資したいなら別の選択肢を

ポートフォリオを見て頂くと分かる通り、インドシナ5か国に投資すると言っておきながら、現実にはベトナムとタイの2か国にしか投資できていない実態があります。だったら尚更、高いコストを支払って本ファンドに投資する理由は希薄になります。

どうしてもこれら2か国に投資したいと強く希望する場合は、上場投資信託(ETF)を利用するのがベターです。はるかに低コストで、これら2か国に投資ができます。ただしベトナムETFは香港市場上場ですから、やや取り扱いの難易度が高くなります。

・db x トラッカーズFTSE ベトナムUCITS ETF(信託報酬0.85%)
NEXT FUNDSタイ株式SET50指数連動型上場投信 (信託報酬0.55%)


特定の国を狙って、より高いリターンを獲得しようと思っても、そんな事はよほどの腕前の投資家でない限り、実現するのは難しいと思います。

下記、本ファンドと、似たように東南アジアに集中投資するアクティブファンドのアセアン成長国株ファンド(信託報酬1.73%)、及び新興国全体に広く分散投資するeMAXIS 新興国株式インデックス(同0.6%)のリターンを比較したものです。

CAMインドシナ5カ国ファンド(愛称:インドシナ)と他のファンドとのリターンを比較


アセアン諸国の、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピンの5ヶ国に投資すると、新興国全体に投資するよりもボロ負け状態になるのは、事前に予測する事など不可能です。

これと同じで、インドシナ5か国に投資したところで、新興国全体よりも高いリターンを得られるなどと予測するのも、実にバカげています。

そのような予測不能なものに2%以上もの腰を抜かすようなコストをかけるのは到底理にかないませんので、新興国全体に投資するという選択肢を検討すべきでしょう。

今ならば、信託報酬がわずか0.19%という超低コストのeMAXIS Slim 新興国株式インデックスが存在する時代です。何らかの相場観がある人を除いては、ごく普通のインデックスファンドを選択するほうが、長期的に見て報われる投資になる可能性が高いです。


あまりの不人気で、純資産総額がわずか1億円台

以上に記したことを反映しているのか、あるいはその他に理由があるのか知りませんが、集まった資金、純資産総額は現在のところはわずかに1億4900万円と超低空飛行です。

東南アジアのシンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピンの主要5ヶ国に投資するi-mizuho 東南アジア株式インデックスというファンドがあり、これなどは9億円の純資産がありながら、運用継続を断念して、繰り上げ償還が決まっています。

CAMインドシナ5カ国ファンド(愛称:インドシナ)も、今のレベルでは継続できるとはとても思えません。下手に投資をして途中で繰り上げ償還されては、ご自身の投資の計画にも支障をきたしかねません。不人気すぎるファンドは、選ばないほうが無難です。



CAMインドシナ5カ国ファンド(愛称:インドシナ)の購入先

CAMインドシナ5カ国ファンド(愛称:インドシナ)は、以下の2つの証券会社でノーロードで購入できます。

SBI証券楽天証券

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